2024年10月 9日 (水)

つばくろ山 ③

 そんなことを考えながらやうやう、そのフェンスの北端にたどり着きます。すると何と、サイレンの音。おりゃ、その覚えはないけど、何Dscf8262やらアラームに引っかかんたんかの。「それならそれ、覚悟はしとるぞ」と構えますが、「休憩、5分前」のアナウンス。若干気がぬけるのぉ…。そうかぁやっぱり、別にどういうこたぁなかったんじゃの。

 そう思いつつ、そこから尾根すじ沿いにさらに北へ。これからは何もないのと思いつつ、歩を進めていきます。勾配はユルいけど、ずっと続く上り道。やがて現れた、大岩をやり過ごしていくとやうやう、山頂らしきところに。山歩き情報にあったとおり、林の中にある岩場。まったく展望はないけど、予定どおりここで昼食。

 突き出した岩の上に腰を落として、定番のオムスビとユデ卵を食べます。気温29.8℃、湿度43%で、風はユルいけど、顔の周りを飛びまDscf8271わる小ムシがうるさいのぉ~。さてと、下山にかかるか。先の岩の左側に道のようなもんが見えるけど、これかの?…。じゃがよう、地図をチェックしてみると、下山路は三角点から折れて、東へ向かうようになっとるで。

 「この尾根すじルートは違うの」、そう判断。三角点に戻って、ルートを探してみます。すると、テープ発見。やっぱり、こっちじゃの。それをたどって下りていきます。何とかまともな、山道があるで。やがて、墓地を過ぎて、モルタル道に。やがて、道路に合流。そこからは、ルート図をたよりに、低きへと向かいます。

 やがて、県道に入り、ここからはまっすぐ、吉浦駅へ。到着したのは、13時16分。次の広島駅行快速を待って、ゆったり乗り込みます。Dscf8279後から、トンネル越えのルートをチェックしてみると、どうも、あの遊歩道を下りてたところから、斜面の荒れルートを登っていくと、あの尾根すじにたどり着くらしい。早々にリベンジしてみるかの。

♎ :(了)

2024年10月 8日 (火)

つばくろ山 ②

 そんな優柔不断な思い…。そんなことを考えながら、初めての「かるが浜駅」で、下車することに。特に問題とすることもなく、国道3Dscf82161号を渡って、浜への入口。何やら門柱に書かれとるけど、特に進入を止める風でもなし。そう判断して進みます。どっかの保育園じゃろうか。数十人の児童と保育士の姿。いっぱいおるのぉ…。

 この暑さ、まだ泳げんこたぁなかろうが、とは思いつつも…、そういうことはチェックせず通りすます。こっちは今のところ、登山口がどこにあるんかということに集中。すると、遊歩道のようなものが左に下りてきとる。「これじゃろの」と判断して、歩を進めていきますが、これがずんずん南へ上って行くんじゃ。

 果たして、これでエエんかのと思いつつも一本道。ずっと進んで、折り返します。この調子じゃぁ、尾根すじまで当分じゃのと思いつつDscf8226、見上げてみると尾根すじに建屋のようなもの。あそこじゃのと思いつつ、歩を進めていきます。東屋を過ぎてまもなく、分岐標示柱。左への下りルートの先は、「アスレチック」になっとるのぉ…。

 通りすぎながら、よう考えてみたら、下のルート口に「アスレチック」分岐があったんじゃ。ここにつながっとったんかぁ。もはや、それはどうでもエエこと。そう感じながら、先へと進んでみますが、この道、どんどん下に向かっとるで。こりゃぁ違うんじゃないか…。そう判断して、さっきの分岐点、さらに東屋に戻ってみます。

 すると、上に続く斜面に、踏み跡のようなもの。たぶん、これじゃろ。そう思って、攀じ登ってみると、フェンスにたどり着きましたDscf8230。じゃが、それにしてもこりゃぁ、まともな登山ルートじゃないのぉ。フェンスは、こっち側に若干傾いとるんじゃ。しかも、その下にも別のフェンス。さらに上には、グルグル巻きの有刺鉄線。

 その内側には、舗装された道路が見えるけど、入ることができん。こりゃぁおかしいのぉ、ひょっとしたら軍事施設なんかもしれんで…。そんな思いを抱きながら、下る鞍部を2度ほど。そして、急な上り坂を登ることになってしもうた。そのとき見えたのは、「防エイ庁」の石柱。そうか…、呉じゃけんの。それにしても、「衛」の字が略字になっとるで。

 こっちの山行をジャマするのはやっぱり、「親方日の丸」なんじゃろの。地形図には何の印もないで。トンネル越えルートの山歩き情報Dscf8251にも、何の注意書きもないし…。まさか地図から消された、毒ガス製造工場のあった大久野島のような扱いじゃぁなかろうの。戦争を放棄した日本。一切の武力をもたず、争いを解決する手段は外交のみになっとるはずなんじゃ。

♎ つづき:つばくろ山 ③

2024年10月 7日 (月)

つばくろ山 ①

2024年9月25日
天気:曇り
気温:27.3~30.6℃
湿度:41~52%
風速:2.0~4.1m/s(呉)

かるが浜駅10:25ー遊歩道口10:39ー折り返して東屋11:18ーフェンス到達11:25ーフェンス北端11:59ー三角点12:16ーつばくろ山12:17~12:38(昼食21分間)ー三角点12:40ー岩神下山口12:56ー吉浦駅13:16

 今回当初の月間計画では、生口島観音山にしとったんじゃ。じゃがこれが、瀬戸田港から歩くとなると、かなりの距離。15㎞余になるDscf8284んじゃ。この前の秋分の日以来、「暑さ寒さも彼岸まで」の言いつたえどおり、これまでの猛残暑も終わって、朝晩結構涼しうなってきとるんじゃが、まだ日中の最高気温は30℃を越える日々。

 今日は幸いなことに、最高気温も30℃を切りそうな塩梅なんじゃが、この距離を歩く気にはなれんの。そう思いつつ、コースを決めにゃぁならんのじゃが、なかなか、所要時間と気分が合わず…。そんなことで、昨日の夜からようやく、新しい未踏コースをチェックしてみようかという気分になってきました。

 「やまぼうし」のページなどをチェックしていると、吉浦の「つばくろ山」がヒット。この山、これまで耳にしたことがないのぉ。そう思いつつ、コースを調べてみると、そこから「志蕗山」への縦走の記録がありました。総距離は9㎞余り。気温も低うなっとるようじゃし、行けんこともないの。じゃがそうは言うても、未だ残暑の中、この未踏コース歩きかぁ…。

♎ つづき:つばくろ山 ②