安神山・鷲ヶ頭山縦走 ④
山道にかかわらず、水が流れているところがいくつか。相棒、Rに、この難儀なルートの歩き方を示しつつ、歩を進めていくとようやく、左側に小屋。「おっ、滝に着いたで」、そう告げます。さすがに、昨日までの大雨で、水量の多いこと。相棒は滑るのもいとわず、小さな流れを渡っていきます。それに続いてRも…。
こちらも、滑らんように気をつけながら、その小沢を渡ってみます。何、大したことはなかったの。それにしても、結構な水量じゃ。いつもは細い滝なんじゃが、今日は見ごたえがあるで。しばし、それぞれで写真撮影します。さてそこからの下りはじめで、Rの靴紐が解けているのを発見。も少し先の祠のところで、結び直してやりつつ、「これができんと、一人前じゃないで」と、ひと言。
「さて、ここから、もうひと息じゃが、この入日の滝駐車場から、結構長い距離があるんじゃ」と、ルート地図を示して覚悟させる。ここからの上り坂を歩いていきます。この先、崩落跡は見当たらんかったもののやっぱり、長いのぉ。なかなか下山口にたどり着かんで。道の様子から、「もう少しじゃろ」と、相棒とRに言いながらも、まだまだなんじゃ。
ま、勾配はユルんできとるけん、多少の上り下りは、さしたることはないんじゃが、長いのぉ…。それでもやうやう、上りはじめのポイントに到達。「よし、もう少しで」と告げます。そんなことで、ワクワクパーク。ところが右下の公園には、大人数のハイカーが集会の最中。おっ、あの30人じゃろ。非常識にも通り道を封鎖しとるの。
よしこっちは、この小高い公園の先へ進んでみよう。ちょっと草っぽいけど…。まもなく、相棒の発見した、左へ下りる階段を伝うことに。そこ下りて、大山祇神社へ向かいます。すると、集会を済ませたんか、あの団体さんが追うてきたんじゃ。後ろにその姿が迫ってくる。鬱陶おしいのぉ。そう思いながら、道幅の狭い神社の後ろに歩を進めます。
これで、振り切ったか。途中、対向車をやり過ごしながら、みやげもの店に寄ったりしつつやうやう、駐車場のクルマに。ハイキングバージョンを解除して、この島に住む歳の近いオジの家に向かいます。もう、10年以上会うとらんかの。結構、周辺の様子も変わとったけど、オジ夫婦と再会、旧交を温めます。物言わぬRも初対面のあいさつ。
途中のドライブインで買ったみやげを持って行ったけど、その倍くらいのみやげをもろうたのぉ。相棒は、来年もまた来たいとの感想。ま、短い時間じゃったけど、楽しかった。それにしても、今日の山行、野性味あふれて難儀じゃった分、相棒もRも喜んどったで。今度、行くとしたら、入日の滝からの逆コースじゃの。
♒ :(了)
最近のコメント