県中東部

2023年9月28日 (木)

高山 反時計回り ④

 そしてそこからの下りが、結構な急勾配の岩場。滑らんよう、足元に気をつけながら歩を進めます。情報子の言うように、安直なルートじDscf5601ゃないのぉ。ま、それでもやがて、さっきの分岐ルートとの合流点。ここからは、比較的ユル道なんじゃ。そして、そこからはアッと言う間に、草茫々の下山口。今日は住宅地を横切って下りることにしとるんじゃ。

 間違わんよう、曲がり角に気をつけて慎重に下りて行きます。それにしても、結構急じゃの。やがて、本郷小学校を左に見ながら踏切に。さらに東に戻って、本郷駅南口に到着したのは、12時43分。次の列車は13時07分。今日は散々、迷走したにもかかわらす、ゆったり間に合うたの。めでたし、めでたし。

♎ :(了)

2023年9月27日 (水)

高山 反時計回り ③

 すると、グルっと回って…。とはいうものの途中、結構な段差や斜めに進路を塞ぐ木など、歩きにくいところもありましたが何とか、Dscf5582さっきの分岐近くに戻ってきました。さて、そこから先へ進みます。左にも道はありましたが、まっすぐ乗り上げて、「本丸跡」。さすがに、さっきよりもっと広い平地から「二の丸」。さてこれは、どこへ向こうたらエエんかの。

 地図をチェックしてみると、北東の端を通って、左に折れることになっとる。現在位置がいまひとつハッキリせんけど、その通りに進んでみよう。そう思って歩を進めていくと、鞍部。そしてその先に、道は続いとるで。まっすぐ行ってみよう。下りて上ると、「北ノ丸」とやら。さらに、先の方まで回ってみますが、足元は急斜面。まともな下り道はなさそう。

 尾根の先端から、下り道を探しさがし、少し戻ってみます。結局、さっきの鞍部に帰ってきてしもうた。この先、どこから進むべきかDscf5587。あたりをチェックしてみます。すると、その鞍部から南へ向かう道のようなもの…。これかの。ま、とにかく、歩けそうなところを進んでみようと、若干戻って、それをたどってみることにしました。

 かなりヤブっぽいけど、道のようなもんは続いとるんじゃ。ところが、浅い谷に入ると、「〇〇〇」の標示板あるところ。じゃが、それらしい広場もないで。この辺から「道のようなもの」は、「踏み跡」に変わってきました。じゃが、それもやがて、「ようなもの」になり、ついに高きをめざして、斜面の攀じ登りに。

 とにかく、上の空けたところをめざします。そんなところが、2~3段あって、やがて何とか登り着いた広場らしきところ。先を見るとDscf5592、確か「イワオ丸」の岩場。ここか…。ルートが違うとったんかの。もはや、まともな道は消失しとるんかもしらんが、ま、とにかく、ここにたどり着いたのは、11時47分。

 ここでメシにして、下山するかとも思うたけど、やっぱり、ピークまでは行かむ。そう思って、西へ進んでみます。そして、高山山頂190.2三角点「高の丸」。さらに、あの幟柱の「太鼓丸」まで行ってみることに。じゃが今日は、あの幟旗は、はためいとらんかったの。引き返して、再び山頂。木陰もあるし、ここで昼メシ。

 若干ササっぽい、木陰の岩に座って、オムスビとユデ卵を食べます。気温31.7℃、湿度41%、そよ風が吹いて心地よし。「北の丸」あたDscf5594りを眺めながら…。さて、下山にかかるぞ。イワオ丸を通って、歩を進めていくと、例の三分岐。今日は計画どおり、この前上ってきた直進ルートをたどります。尾根先で折れますが、地図での予測より幾分早めじゃったの。

♎ つづき:高山 反時計回り ④

2023年9月26日 (火)

高山 反時計回り ②

 さて、何ごともなく淡々と本郷駅で列車を降りて、出発したのは9時59分。西へ向かい、図書館前の踏切を渡ります。そして、すぐ東Dscf5555へ。左への分岐に気をつけて進む。再び本郷駅に近づいたところ、何と北口があるじゃないか。知とったら、こっちを通るんじゃったの。もはや、後悔先に立たず。そのすぐ手前に交差点があった。

 「おりゃ、ここかの」と、左へ曲がります。地図では山の合間を縫うようになっとるから、ちょっと険しい道かのと思うとったけど、住宅地を通るユルやかな坂。じゃが途中、分岐があって、選択を迫られるところも…。それを何とかやり過ごして、仏通寺川沿いの県道に下り立ちます。ここからも勾配はユルめですが、延々と続く。

 前方の岩山、交差点や新幹線の鉄橋などで、自らの現在位置をチェックします。やがて、左に分岐しつつも、県道沿いに上る坂。これDscf5558かの。それにしても、地図には、この分岐道は書かれとらんで。右下に広がる平地と、そこを走っている道路の様子から推し量ってみるます。たぶん、ここらじゃろ。一応、坂の先まで下りてみましたが、そこには分岐なし。

 戻って、そんならここじゃろうと、上に通じている道。先の曲がり角には、祠もあるから、大丈夫じゃろ。途中に分岐、あまり参考にならん地図と、山勘に頼って進みます。すぐその上にも分岐。左奥には草茫々な山道のようなもの。右の道の方がハッキリしとるけど、こっちは右側の低い尾根に進む林道に通じとるよう。

 ここは左じゃの。だいたい、何ひとつの案内もないんじゃ。進んだ荒れ山道、おまけに結構な急勾配。そしてもはや、ヤブ状態のとこDscf5571ろも…。それでも何とか、下草の陰に見える道のようなものをたどって上ると、急に整備されているようなキレイな山道に乗り上げました。地図をチェックして、ルートに乗っていることを確認。

 折り返しながら、見晴らしの良い尾根に乗り上げてふり返ると、仏通寺川沿いに歩いているとき見上げた岩山。ここから見ると、異様に突き出しとる。後から調べてみると、新幹線トンネルが貫く「毘沙門山」というらしい。177mの標高とか。さて、ここまで快調に上っていきましたが、今度はササヤブになってきました。

 それでも、山道らしきものをたどることはできます。やがて、分岐。左にコブに上がる道。とにかく、高いところへ上がってみようとDscf5576、乗り上げてみると、「扇の丸」。広場にはなっとるが、どこから下りたらエエんかの。いざとなれば、上ってきた道じゃが、まず、周囲を探索してみよう。すると、ほぼ対極に下り口があったので、そこをたどってみます。

♎ つづき:高山 反時計回り ③

2023年9月25日 (月)

高山 反時計回り ①

2023年9月17日
天気:うす曇りのち晴れ
気温:25.9~36.8℃
湿度:38~59%
風速:2.1~4.6m/s(本郷)

本郷駅9:59-三尺道登山口10:40-扇の丸跡11:10-本丸跡11:15-二の丸跡11:20-北の丸跡11:22-イワオ丸11:47-高の丸11:50-幟11:51-高の丸11:52~12:08(昼食16分間)-イワオ丸12:11-三分岐12:16-合流点12:22-塔の丘下山口12:36-本郷駅12:43

 今日は調整日、当初は虚空蔵山から南条山への反時計回りを計画していました。並滝寺池の工事、まだやっとるかどうか知らんが、日Dscf5556曜日なら休みじゃろという予断。じゃが前にも判明しとったんじゃが、八本松駅からのバスが、日曜日は工場が休みのため、八本松病院までしか行かんことを再確認。1.3㎞ほど余分に歩くことになるんじゃった。

 時計回りなら、はじめに急峻な山があって、後は林道歩きとなるんじゃが、その逆となると先楽後優。それなりの覚悟が必要になるのぉ。9月中盤とはいえまだ、32~33℃の最高気温の日々。やっぱり、この度も見送ることにせむ。そこで、思いついたのが、この前歩いた本郷の高山・新高山。これを逆コースで行ってみるか。

 じゃが、同ルートじゃ面白うないの…。そうじゃ。高山に大回りのコースがあったはず。それをネット検索してみると、東側からの搦手道を通るコースを発見。よし、これを歩いてみよう。総距離5㎞弱。標高は200m弱で、物足りんような気がするけど、じゃが、ま、このところの猛残暑の合間の調整日。脚の調子もいまひとつじゃし、無理はすまぁ。これでよしとしよう。

♎ つづき:高山 反時計回り ②

2023年8月17日 (木)

高山・新高山縦走 ④

 ここに、新高山197mの山頂標示板がありました。さてと、下山にかかるか。分岐のようなものがところどころあるので、ルートを確かめDscf5318ながら下りて行きます。はじめの急坂を凌ぐと、やがてユルんだ道に。そしてようやく、下山口。暑さもあって、疲労感はありますが、本郷駅までは心して歩く、長い道程。

 はて、駅のあたりに、体幹を冷やす麦飲料を売っとるコンビニのようなものはありはせんかと探しますが、それらしきものはなし。本郷駅に着いたのは、13時22分。次の広島方面行は14時07分。待ち時間が長いの。待合室でハイキングバージョンを解除して、温湿計チェックを済ませますが、いまひとつ、山歩きデータを書き出す気力なし。

 結局、列車に乗りこんでからも満席に近い状態。隣には大男が座っとるので窮屈な感じ、何か、その気にならんかったんじゃ。それでも、Dscf5320広島に近くなってようやく、少しでも先鞭をつけておくかという気持ちになって、書きはじめます。その後、前の席が空いたので、斜め向かいに移動して続けます。そして、こちらの右奥の席に入ってきたノースリーブ女性。

 西広島近くなって、列車の揺れで、意図せず肩が少し触れると、嫌味っぽく肩を引く。「無礼者! お前がスレーブレスのワシの横に、後から入ってきたんじゃろうが」との怒りは抑えて、口にも態度にも出さず、到着した西広島駅で降りる。じゃが、ああいう場合は、「すみません」と先手で謝罪をした方が、後々気分が良かったかもしれんの。

♊ :(了)

2023年8月16日 (水)

高山・新高山縦走 ③

 そこからは、岩場がむき出しになった新高山がよう見える。足下には新幹線も…。さて、下りるぞ。途中、上りルートで危うく乗り上Dscf5290げそうになった尾根すじへの上り口をチェック。地籍調査のピンクテープが目立ちます。ここは下りでもスルーして、さらに急坂。そしてやうやう、あの三分岐に。今度は、これを右へ、折れてみよう。

 斜面沿いの道から、やや急な下り坂を経ると、勾配がユルみだします。そして、あの緑色の標示板のある下の分岐点で合流。上りと下りとでは感じ方が違うじゃろうけど、どっちも結構キツイの。さて、ここからは比較的ユル坂。そして、草茫々の下山口に。住宅地から墓地を抜けて、例の道路に下り立ちます。さぁ、今度は新高山。

 暑いけど、沼田川に出ると、吹く風が気持ちいい。よし、今日は、川沿いの道を進んでみよう。クルマも通らんし、風があって、いくDscf5307ぶんかでも涼しかろ。それでもやがて、道は左に折れて川沿いを離れ、橘神社の前から北へ。そしてまもなく、「新高山城跡大手道入口」の案内板。ここから、山へ入っていきます。

 さっきから、ときおり目にしていた新高山の山容。尖っているので、相当な難路を覚悟して、歩を進めていきます。じゃが、はじめのうちは、割と歩きやすい道。そして、「鐘の段」分岐。ここは行ってみようて。計画ルートに入れとったんじゃ。少しばかり距離はあるものの、ほぼトラバース。それでもやがて、沼田川を展望できる小高い丘に乗り上げます。

 さて、分岐点に引き返して、勾配が増した坂を先へと進んでいると、下りてくる無口な男性ハイカー。あいさつを交わして、すれ違いDscf5310ます。そして、匡真寺跡。さらに上っていくと、広いところ。本丸跡の案内板があります。はて、ここが山頂なんじゃろうかと、あたりを見渡してみると、右の方に小高いところ。地図をみると、東端へのルートが。よし、行ってみよう。

 すると、突き出した岩場。気温32.5℃、湿度45%で、やや風強し。木陰はないけど、木製ベンチに座って昼食タイム。三原の街並みがよく見えます。ちょうど手前に「音声説明機」とやらがあったので、ボタンを押して説明を聞きながら、オムスビとユデ卵を食べます。なるほど、毛利元就の息子隆景が竹原小早川の養子に入って、その後、三原本家の当主になったんか。

 毛利は、武田を滅ぼした宿敵なんじゃ。ま、自分が安芸武田氏とつながりがあるんかどうか、定かには分からんし、500年も前のことDscf5317。敵愾心を燃やしても、せうがないの。そんなことを思いつつ、何とか全部食べることができたで。脱水症にはなっとらんの。そう確信してふり返ってみると、両側に磨崖仏。ちょっと、険しい表情。

♊ つづき:高山・新高山縦走 ④

2023年8月15日 (火)

高山・新高山縦走 ②

 結局その遅れ、回復したんじゃろうか。本郷駅への到着予定は9時54分。実際の出発が10時03分じゃったから、若干遅れたんじゃろうDscf5268な。ま、多少はどういうこたぁないんじゃ。今日は、JR山陽本線。さてと、まず高山か。駅舎を下りて線路沿いに西へ進んでいくと、すでに暑いの。図書館の前を右へ折れて、踏切を渡ります。

 そこから左へ折れることになっとるんじゃが、すぐにあった交差点は、ちょっと距離が短いような感じ。左に見えている尾根の張り出し具合からしたら、この道なんじゃがと思いつつ、もひとつまっすぐ上ってみよう…。じゃがそれらしい路地はないの。戻って、さっきの道を行ってみることに。何の標示もないんじゃ。

 その道をたどって、上り路地を探していると、後から来たクルマが、道路交通法違反のクラクション。「やかましい!」と呟きながらDscf5279、そのクルマの前を横切って、ちょうど右に見えた進入路へ入っていきます。すると、左右に墓地が続く急な坂。地図を読み取ると、このルートで間違いなかろう。そう思いながら、歩を進めます。やがて、住宅地を抜ける道。

 大丈夫じゃのとの確信。さらに点在する民家を右を縫って、ようやく、高山登山口の標示板。その先は草茫々になっとるで。じゃが、そこを切り抜けると、まともな山道になってきました。上っていくと、左右分岐らしきもの。ここは、右の予定と、そちらを選んで進むと、その上にもう一度分岐。こっちなんじゃの。ちゃんと、緑の標示板があります。

 但し、どっちも同じ「高山城跡登山口」。おっ、矢印の方向が違うか。ま、ここは右へ行ってみよう。左の方がユル道のように見えDscf5283たけど…。この右ルートも、さほど安楽とは言えんの…。そんなことを思いながら、やがて、分岐点に。左分岐の標示が折れとるの。下に半分埋もれたもの。続けて読むと、「本郷小学校・本郷駅(途中で合流)」となっとるで。

 はぁ、これが西ルートなんじゃの。よし、山頂までもう少しじゃ。そう自らを励まして、上っていく急坂。そしてようやく、岩場の高み。これがたぶん、イワオ丸跡なんじゃろうが、何の標示もないの。あたりを見渡しても、いちばん高そう。はて、これで終わりかの。じゃが、地図をチェックしてみると、ピークは190.2三角点になっとるで。

 あたりを見渡してみます。すると、ブランコ広場の向こうに、ルートがありそう。よし、行ってみよう。いったん小下りして乗り上げDscf5286たところに、三角点らしきもの発見。「隆景」と書かれた板に隠れとる。ふと、金属音がしたので、さらに西へ歩を進めてみます。そこには、「三原・・・」と書かれたノボリ。その留め金が、鉄柱にぶつかる音じゃった。

♊ つづき:高山・新高山縦走 ③

2023年8月14日 (月)

高山・新高山縦走 ①

2023年8月9日
天気:晴れ
気温:26.2~36.4℃
湿度:39~68%
風速:6.8~8.1m/s(本郷)

本郷駅10:03-中岡登山口10:21-下分岐点10:26-イワオ丸跡10:39-高山10:44-上分岐点10:56-中岡下山口11:04-新高山大手道入口11:39-鐘の段11:58-新高山12:15~12:34(昼食19分間)-大手道下山口12:58-本郷駅13:22

 月間計画では盛夏の中、距離の短めなところをと、本郷の高山・新高山縦走に挑戦することにしとったんじゃ。じゃが、台風6号が近Dscf5265づいとるとのこと。ちょうど、9日・10日あたりで最接近するらしい。そんなことで、天気によっては、山歩きを止めてしまうか、片方の山だけにするか、あるいは、広島近郊の山をサッと歩くだけにするか、いろいろ考えとったんじゃ。

 じゃが、迷走台風6号は、北に進路を変えた後、九州の西沖を通過することになったらしい。広島には、暴風圏さえもかからんよう。今日も一日中、曇りの予報。風も強いときで8m/sとのこと。これなら行けよぉ。広島市の予想最高気温は35℃になっとるが、三原市は34℃。大して違いはせんが、少しはましかも。それに、昼過ぎに歩き終えるから、大丈夫じゃろ。

 そんなことで、西広島駅8時36分発の列車。乗客は多いけど、車両中程におりよく空いていた席に座ることができました。ところが、横川駅で発車を待っていると、「非常ボタンが押された」とのことで待機。そして、「急病者が出たので対応する」とのこと。その後、長い信号待ちをしたりで、結局6分間遅れの出発に。ま、急病は明日のわが身、お互い様じゃ。

♊ つづき:高山・新高山縦走 ②

2023年7月 5日 (水)

佐木島アルペンルート 順コース ④

 そしてようやく、フェリー乗り場らしきところ。「トライアスロン界の登竜門」との標柱がありました。これじゃの。時刻は、13時37分Dscf4892、フェリーの出発時刻まで、7分前じゃ。間に合うたの。桟橋の入口で、乗船券のことを聞くと、「ここです」との返事。610円を支払って買う。よし、それまでしばし、ゆっくりと港の風景でも眺めるか。

 ふり返ってみると、サイクラ―が数人おるの。話しかける距離でもない。フェリーがやって来たので、黙って乗りこみます、そして、18分後には須波港。さてここから北へのはずじゃがと、筆影山らしき山を目じるしに、国道を北へ。途中のコンビニで、体幹を冷やすための目的も含めたアルコール飲料を購入。

 そのときに、須波駅への入り口も、教えてもらいます。実際に歩いてみるとまだ、ある程度の距離じゃったの。無人の須波駅の上りホームDscf4904に上がって、待合室で飲料を補充。やがて、やってきたアジア系外国人の若い男性ふたり。何語を話しとるんか、日常会話のペースじゃ、よう分からんの。そんなことを思いながら、到着した列車に乗りこんで、三原駅へ。

♐ :(了)

2023年7月 4日 (火)

佐木島アルペンルート 順コース ③

 そんなことで、前に見える山々の方角チェックもしたつもり。さぁ、下山にかからむと、進行方向への標示板をチェックして下りて行Dscf4874きます。ところが、これはどうも、さっき上ってきた、ロープ急坂じゃなかろうかという疑念。さっきの標示、違うとったんじゃなかろうかと、引き返してみることに。じゃが、間違いなかったの。

 それにしても、急降。まあ、標示板の指す方向が、「太平山」になっとるけん、間違いなかろ。ひょっとすると、狗山ピークでチェックした、向うの峰は、これから行く太平山じゃったんか。そうじゃろ。その思いを強くしつつ、急勾配を恐るおそる下りて行きます。それでもやがて、勾配はユルんで、何とか普通に歩けるように。ときおり草っぽいところはありますが、それでも大丈夫。

 やがて、ちょっと上りのキツいところもありはしましたが、両側の景色を楽しみながら歩く尾根すじ。そして何とか、太平山268mピDscf4878ークに乗り上げました。北には、ときどきふり返ったときに見えた岩山、狗山が見えます。確かにキツそう。時刻は、12時54分。計画の12時27分より、27分遅れに回復。予定している帰りのフェリーまで危うい時刻じゃの。

 ちょっと急いだところで、間に合うかどうか分からんけど、それでも急いでみるか。ちょっとだけ上りがあったものの、後は下り坂。但し、途中からは思いがけぬ、かなり急勾配の坂。それでも、ようやく鞍部に。ここでエエんじゃろうかのという疑念もあったけど、よう見たら分岐標示板。向田下山口への方向もあったので、これじゃの。

 はじめのうちは良かったんじゃが、途中に分岐。どっちかの。尾根すじを進んでみたけど、まもなく進路が、わけ分からん状態に。やDscf4885っぱり、左じゃったんかの、じゃが、あんまり時間はないんじゃと思いつつも、引き返してみます。そして、そのルートを下りて行くと、右の尾根と合流。あのまま下りても、エかったんかの。

 そんなこと思いつつ歩を進めますが、ちょっとヤブっぽいの。枝倒木とかあって、これでエエんじゃろうかと思わせるルート。それでもやうやう、左にレモン園のフェンスがあって、一本のテープ。これでエかったんじゃの。そう確信はするものの、その先、農道になるけど、結構分岐なんぞあったりするんじゃ。ここはとにかく、低きへと進んで行きます。

 やがて、分岐には向田港への指示板のあるところ。ここが山道の終了点か。時刻は、13時19分。フェリーは13時44分発じゃが、間にDscf4891合うかの。そんな不安を抱きながらも、これに従って進んで行きます。そしてやうやう、県道に下り立って、沿岸道との交差。もう少しじゃのと、もはや下り勾配が緩んで、勢いのつきにくくなった道を歩きます。

♐ つづき:佐木島アルペンルート 順コース ④

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