県中東部

2023年3月 3日 (金)

竹原城山 小早川神社~大福地 ④

 それでもやがて、若干勾配はユルみはしますが、今度はガレ坂。上りでもかなり歩き辛いんじゃが、下りではなおさら。「ヒトの口車とDscf3721、浮石には乗るな」と言うても、ガレばっかりなんじゃ。ま、多少ユックリしても、時間は大丈夫じゃろという確信。下山口近くまであったガレに悩まされながらも、ようやくたどり着きました。

 よし、バス停へ向かわむ。すると、民家で作業していた女性。すぐ家の中に入ったので、あいさつもできんのぉと思うとったら、別のところから出てきたのは、その「天童よしみ」女史。「山に上って来たん?」と聞かれたので、「そう。じゃけど、小早川神社のところから歩いてきた」と言うと、「そりゃぁ、結構あったじゃろ」との感想。「そうなんですよ」と返します。

 何となく心温まる、ちょっとした「ふれあい」。さてと、大福地バス停に着いたのは、13時40分。バス発車の14時22分まで40分余り。Dscf3717まぁ、それは覚悟の上。寒風に晒していると、身体は冷えて来るけど、しばしの間。カゼは寒いからじゃのうて、ウイルスでかかるんじゃ。そんなことを思いながら、ベンチで山歩きデータを書き出します。

 そして、やって来た温かいバスに乗ってからも、続きを書いて、何とか、山陽道の途中で、終了。よし、調子エエぞ。さてと、この城山縦走、これでおしまいとするか。じゃがまだ、もう一度、城山から木村城跡へと歩いてみるというテーマはあるにはあるけど…。それに成功してこそ、このコースを陥落したことになるかもしれんが、ちょっと、ヤネコイの。

♉ :(了)

2023年3月 2日 (木)

竹原城山 小早川神社~大福地 ③

 いったいどこで、どう間違えたんかの。枝尾根に入ったのは間違いないんじゃが、それがどこなんか、ハッキリせんのじゃ。さて、そDscf3699こからいくつかのコブがありました。それでも、その先には高みがあるので、迷わず。コンパスチェックもしながら進んで行きます。じゃが、稜線ひとつ手前のコブへの尾根すじ合流点では、かなりの急勾配。

 ここを下りむとして、「無ゥ~理ィ~」と諦めたんかもしれんの。そんなことを思わせる急降(登)。こからは、左の高みへと向かう。すると、この先、結構ヤブっぽくて、カン木掴みが必要な急坂。何とか乗りきてようやく、見覚えのある城山稜線に乗り上げます。さて、歩きながら、下りルートの取付きをチェック。

 この前置いたポリ袋は、もう無うなっとる。乾燥して、風にでもとばされたんかの。よし、このまま山頂じゃ。稜線は割とユルやか。Dscf3709一旦下って、ヌタ場を通りすぎて、ようやく山頂じゃ。気温6.6℃、湿度36%と、結構寒いけどそれでも、何年か前の堂床山のような、3℃よりは過ごしやすい。定岩の上に座って、オムスビとユデ卵。

 鳥インフルエンザの影響で、ユデ卵は1個ずつしか売っとらんのじゃ。それにしても、寒うてあまり長居はできんの。到着は12時13分で、計画どおりの時刻なんじゃが、これがエエような、そうてもないような。帰りの大福地バス停に、あまり早う着くと、バス便まで長い時間待たにゃぁならんからの。じゃが、後は下りじゃけぇ、結構速うなるかもしれんの。

 山頂からの唯一の展望。よう見ると、契島が見えるの。それなら、その向こうは大三島じゃろうか。あの二段になった山は、安神山とDscf3713鷲ヶ頭かもしれんの。地図で確かめとらんから、確証はないが…。さて、下山じゃ。ユル稜線を戻って、コブを過ぎたところで、下山ルートの取付き。この前もその急降さには、たじろいだけど、今日はこれをまともに下りんといけん。

 カン木を掴みつかみ、慎重に歩を進めて行きます。ときおりテープがあるので、大丈夫じゃのと安心しつつ…。それでもやがて、坂はユルみ、若干上って、296コブ。ここからも、若干の展望あって楽しむ。じゃがこの先、ちょっとばかり急なんじゃ。それが、落ち葉がいっぱいで滑るんじゃ。それでも、ロープが張ってあるので助かる。

 ロープの役割は、上りよりも下り…。そして、ややユルんで九十九折れになりますが、ここからもずっと落ち葉。下りじゃから言うてDscf3715、サラサラ歩けんのじゃ。慎重に足を踏みしめながら歩かんと。油断したら滑る。いつまでも、身体が温うならんで。それにしてもこの城山。350mにしては、ハード。三滝山356mと同じくらいの標高なんじゃがの。

♉ つづき:竹原城山 小早川神社~大福地 ④

2023年3月 1日 (水)

竹原城山 小早川神社~大福地 ②

 ま、上れたんじゃから、下りることもできようて。「何とかなる」じゃ。さて、バスセンターから「かぐや姫号」、小早川神社バス停Dscf3691で下車して、出発したのが10時17分。ちょっとバスが遅れ気味、乗降者は少なかったけど、道路状況かの…。だいたい、勝手の分かる道を東へ上っていきます。結構な勾配じゃの。

 やがて、木村城跡の案内板。これを右に入ります。小川を渡ると、山道。片側が崩れているとの注意書きがありますが、大したこたぁない。グルっと回る手前で、尾根すじへ上る坂。ちょっと分かりにくいけど、案内板があるので、助かります。広場に上ってみると、突き出した岩場。じゃが、木に遮られて展望は、いまひとつじゃの。さらに巻いて、高みが「木村城跡」。

 ひと息ついて、さて、城山へ向かわむと意気込みますが、どうも、この台から直接のルートはなさそう。そこで、一段下りて、探しDscf3694てみます。じゃがどこにも、山道らしきもんは見当たらんの。右・中・左に、何となく尾根すじらしきものはある。左は、あまりにも急落。右も急なうえに、密集した森。まん中だけ、その下に白い道のようなものがありそう。

 方角は、ちょっとズレとるけど、これを下りてみよう。違やあ、右へ移るじゃ。そう思って、カン木を掴みつかみ下りてみますが、どうもまともなルートになりそうもないの。そう思うて、いつもまにか右にせりだしてきていた高みを見上げると、どうも尾根すじ。その上は歩けそうな感じがします。「あれじゃの」と、滑り落ちそうな斜面を伝って移動。

 乗り上げてみると、何とか歩けそう。そして、ふり返ってみると、やっぱり鬱蒼とした森になっとる。さっきの右の尾根すじじゃ。こDscf3696っちがルートなんじゃろの。「城」じゃけぇ、どこからでも簡単に上れるようなところじゃいけんかったんかの。南へと進んで行くと、一応、山道のようなもの。やっぱりこっちで良かったんじゃ。

 そう思いながら、尾根すじを上って行きます。ふり返ってみると、かなりの急勾配。この前はこれを見て、「道が途絶えとる」と錯覚したんかの。それからようやく、例の堀切に。左は、あの到竹の散乱場所。右は広い谷。これが既踏ルートの証明じゃ。ここをまっすぐ進みます。結構な坂。はてこの先、どうじゃったかいの。

 確か、広い鞍部があったような覚えがあるんじゃが…。そう思いおもい歩を進めていくけど、ずっと稜線続きで、それらしいもんがなDscf3697いの。ま、あのときは、わけ分からん状態じゃったから、当てにはならんかの。まぁ、エエわい。とにかく、この主尾根すじをたどって行こう。やがて途中には、迷って這い上がってきたような覚えのする谷も…。

♉ つづき:竹原城山 小早川神社~大福地 ③

2023年2月28日 (火)

竹原城山 小早川神社~大福地 ①

2023年2月15日
天気:曇り一時うす晴れ
気温:6.5~22.2℃
湿度:30~37%
風速:1.0~4.0m/s(竹原)

小早川神社バス停10:17-木村城跡10:44-城山12:13~12:30(昼食17分間)-城山下山口13:35-大福地バス停13:40

 月間計画で、入れ替え差し替えして結局、竹原城山にしとったが、いまひとつ乗り気になっとらんかったんじゃ。距離は短いのに、Dscf3724ルートのハッキリせん、難儀コース。それが直前まで、いろいろ考えたけど、やっぱり、今日はこのコースしかないの。そう諦観して、地図、コースのチェック、そしてバス時刻も…。

 前回は、2.3㎞/hで計算しとったんじゃが、道迷いで結構時間がかかったんじゃ。そこで、そのときの経過時間で時速を割り出してみる。すると、1.24㎞/h、ほぼ半分じゃ。これで所要時間を計算してみると、広島バスセンターを9時00分出発、小早川神社バス停に10時04分着で、帰りは大福地バス停14時22分発。

 ひょっとしたら、早めに終えてバス時刻まで時間をもてあますかもしれんけど、そのときはそのときじゃ。それよりも今回の逆コース、まともに歩けるかの。上りじゃけぇ、尾根すじを枝尾根へ外すことはないと思うけど、そこは慎重に行かむ。何しろ、まともな山道じゃなかったからの。それに、城山からの下山ルートも、かなりの急勾配。

♉ つづき:竹原城山 小早川神社~大福地 ②

2023年1月17日 (火)

与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ④

 下にも横抉れの溝があったりするので、慎重さ必要になりますが、まだ何とかなりそう。そんなことを思っていると、左に地図にあるDscf3353池。これじゃ。やっぱり、このルートで間違いないの。ところがその先に、詰まったシダヤブ。そこで、半分ほど乾いていた小池の砂地を歩いて、ヤブを回避。そこからは、確かにヤブっぽいけど、明らかな踏み跡があります。

 それからもしばらく、難儀なルートですが、それでも何とか、明るくなっているところへと、乗り下ることができました。おっ、右先に池のようなものが見えるで。たぶんこれが、与茂九郎池じゃろ。この上り口を見失わないよう、しっかりと記憶とカメラにとどめておきます。時刻は12時28分。計画では13時41分にしていたので、1時間17分以上早い。

 この調子なら、これからはほとんど下り坂じゃし、帰りのバスは14時24分発で行けるかも…。さてと、池の畔に下りて、予定どおりグDscf3354ルリと回ってみよう。その半ばほどで、昼メシ。気温17.6℃、湿度29%、風は穏やか。池の水面を眺めながら、オムスビとユデ卵を食べます。魚は見えんけど、ユルユル泳ぐカモが一羽。

 さて、これから周回して、帰途につこう。おりよく南側にも、畔のそばを行く道があったので、こちらを歩きます。さて、グルっと回って、さっきの荒れ山道入口。見失わないよう、よくよくチェックしてたので大丈夫。下りの方がルートを見つけやすいんじゃ。そう思って下りて行きましたが、最後の沢渡りで、不覚にも足を滑らせて転倒。

 お蔭で、尻と手袋を濡らしてしまいました。軍手は即交換。尻は、首巻きタオルでササッと吹いて、後は自然乾燥にまかせよう。しばDscf3361らく冷たいけど…。タオルは新しいものと交換です。岩の上じゃったけど、幸いなことにケガはなし。さてと、道路に下り立って進んで行きます。立派な舗装がされているところもありますが、谷沿いにあるのは、廃田じゃろうか。

 そんなことを思いおもい、坂を下りて行きます。この前、木村城址に挑戦したルートへ下りむとしますが、どうも、それらしき橋がないんじゃ。大雨で流されたままなんかの。そんなことで、とにかく前へ進むしかない。そのうち道は大きく左にカーブしながら、幅広の大きな道路に。このまま進んでも、小早川神社バス停に着くはず。

 歩きながらルート図をチェックしてみると、どうも、あの木村城址入口あるところとは、谷がひとつ違うとったんじゃの。勘違いしとDscf3364ったんか。ま、このまま進んでも、同じバス停。到着したのは、14時03分。定刻までの18分と+α、しばし、待ちますが、さほど寒さは感じません。じゃがバス停に立つと、風がまともに当たるの。

♎ :(了)

2023年1月16日 (月)

与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ③

 はて、どっちじゃろうか。さっき位置確認した地図で考えると、右なんじゃが…。左分岐は坂になっていて、すぐ上ったところに祠とDscf3332石碑のようなもんがあるんじゃ。それに、その進行方向が西方向になっとるかどうか確認するために。ちょっと行ってみよう。石碑には「畜魂碑」と刻まれていました。このあたりに、屠畜場でもあったんかの。

 さらに、祠の北側にあった説明板。「十八原穀神社」というらしい。「牛の神としても崇敬されていた」とのこと。なるほどね。それにしてもさっきから、ヒトらしき気配を感じるんじゃが、どうも、その姿は見あたらんで。気のせいかの。そんなことを思いつつ下りて、右の分岐を進みます。すると突然、機械の音。ふり返ってみると、木を切る男性が…。

 もはや、結構離れているので、このまま進みます。そこからは、若干勾配の大きめの下り坂道。道のそばに並ぶ、いくつかのため池。Dscf3337やがて、はるか前方に、ゴルフ場と大規模な太陽光パネル群が見えてきました。このあたりは、さっきの神社名にもあった、十八原(とよはら)というところらしい。こちらにも、大きな百姓家が点在しています。

 但し、あくまで相対的にですが、ちょっと小さめの家も。地主だけではなく、水呑百姓や小作人もおったはずなんじゃが…。もはや、ずっと前から、時代は変わっとるじゃろうの。小梨もそうじゃったんかの。そんなことに思いをはせながら、坂道をどんどん下りていきます。やがて、ゴルフ場が眼下に見えるようになりました。何やら、話し声が聞こえてきます。ゴルフに興じる人たち。

 この寒いのに、1月2日からようやるのぉと思いつつ、さて、ここからめいっぱい西へ回って、ジグザグカーブを経たところで、与茂九Dscf3344郎池へのルート分岐があるはずなんじゃ。これまでず~と、道路歩きじゃったから、この道もそうに違いないという、もはや固定した先入観。そんな気持ちで、歩いて行きますが、それにしては、なかなか到達せんの。

 ところが、道路が谷で右に湾曲したところ。その谷のすぐ向こうに民家の屋根。確か地図では、民家の前あたりから入ることになっとったで。そう思って、右の奥を見ると、何やら山道の入口らしきもの。何の案内もテープもありませんが、この両側の尾根の間を縫う谷と沢すじの塩梅を見ると、ここかもしれんで。

 ま、行けるところまで行ってみよう。ちょっと荒れ気味じゃが、何とか道すじはありそう。すぐに小さな沢渡り。これは乗りこえて、Dscf3348進んで行きます。すると、横に張られたヒモ。こりゃぁ、「通れません」ということなんかの。じゃが道らしきものは続いとるので、とにかく進んでみます。じゃが、だんだんヤブっぽさが深まってきました。

♎ つづき:与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ④

2023年1月15日 (日)

与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ②

 案内板を見ると、斎場はこの右の坂を上ったところにあるらしい。そのまま直進。ときおり、クルマの通る道を淡々と上っていきますDscf3323。すると、左の谷に町並み。これは、どうも見たことのある風景。正面には朝日山が…。その麓にはおそらく、「盲腸」の切除手術をした安田病院。地図をチェックすると、「宮原」となっとる。

 はぁ、小梨に行く道が、こんなところを通っとったんか。知らんかったの。東の山の奥かと思よった。それにしても、ずっと上りっ放しじゃ。なかなか峠にならんの。送電鉄塔を見て、地図上の位置を確認しながら進みます。そうこうしているうちにようやく、峠のピーク。左にはちょっと読み取りにくい文字で書かれた大きな石碑。

 それでも何とか、「里道改修記念碑」と読み取れます。これは、何か覚えがあるの。時刻は10時53分。計画では11時26分にしとったDscf3324から、33分早いか。さて、ここから、小梨か。結構広いの。左右の高みには、大きな家々が点在しとるんじゃ。この小梨から通学しとる同級生がおったけど、こんな大百姓の子息じゃったんかも。

 そんなことを考えつつ、今度は下り。やがて、地図どおり左には、神社。「小梨亀山八幡宮」という赤い標示板。そして、その手前には、「おなし名水」とやら。ひと口ふた口飲んでみましたが、さすがに旨いの。ここの説明板によると、この奥の虚空蔵山の麓に、「大池」があるとのこと。地図でも、ひょっとしたら遠足で行ったのは、この池ではと、気にはなっていました。

 じゃが、先行きのことがハッキリせんのでスルーして、先へと進みます。その底にある小梨公民館に掲げられた、案内地図を参考に。Dscf3328さて今度は、左の斜面トラバースの道路。入ってすぐのところに大歳神社。これも地図の記載どおりなので、安心。それからも、ルート図をよく確かめながら、道なりに西へ。途中にあった分岐は、北側を選択。

 クルマで準備している若いふたりの男性と、あいさつを交わします。さらに高みへ上ると、何やら作業する人の声が聞こえる民家。果たして、その先に道が続いとるんか。建物の傍まで行かんことには分かりませんでした。尾根への突き当りからも、左に道が上っているようです。何とか、このまま行けそう。

 ルート図をプリントしたときには、このあたり山道じゃなかろうかと、気にかかっとったけど、大丈夫じゃったの。ちゃんとした道路が続Dscf3329いとるで。ここでも、進みながら鉄塔の存在で、地図上の位置を確認しながら、進みます。するとやがて、この峠のピークらしきところへ。おりゃ、左右2分岐になっとるの。

♎ つづき:与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ③

2023年1月14日 (土)

与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ①

2023年1月2日
天気:晴れたり曇ったりのち晴れ
気温:14.5~23.9℃
湿度:28~41%
風速:0.3~6.8m/s(竹原)

道の駅たけはらバス停9:44-「おなし町」分岐10:02-小梨「峠」10:53-小梨亀山八幡宮11:03-大歳神社11:13-十八原穀神社分岐11:41ー与茂九郎池分岐12:13-与茂九郎池昼食タイム12:35~12:49(14分間)-道路復帰13:18-小早川神社バス停14:03

 今日は、半世紀以上前になる、たぶん自分が小学校6年生かあるいは、中学校1年生のころ、遠足で向かったことのあるはずの竹原・与Dscf3366茂九郎池へ行ってみることに。地図で見るとかなり北の山の中。あのとき確か、池の前でみんなで昼メシを食べて帰ったけど、与茂九郎池は、もっと遠くにあるんでとか、後からそんな話が出とったような覚え。

 「竹原」の25000分の1地図で、見覚えのあるこの池を見つけて、いつかそのうち行ってみようと思うとったんじゃ。それを、この1月2日、天気も良さそうなので、挑戦してみることに。正月の特別ダイヤを往路復路ともよ~くチェックして、「かぐや姫号」で竹原へと向かいます。バス後部に、トイレがあるのをチェック。これで少し安心。

 道の駅たけはらバス停で下車。わが母校のひとつ、竹原小学校の前を通って進むと、斜め向かいにある中央幼稚園。その健在を確認しつつ、坂を上っていきます。民家が途切れて、左に分岐。「竹原市斎場」と「おなし町」への案内板。ここじゃの。そう確信して、歩を進めていきますが、さすがに結構な勾配になってきました。

♎ つづき:与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ②

2023年1月 1日 (日)

竹原城山 大福地~小早川神社 ④

 これを下方へと、たどります。はてこの道、行く先は、しかとは分かりませんが、おそらくバス通りに向かうはず。歩き進めながら前途Dscf3187を見て、そう確信。じゃが、14時24分のバス時刻まで、あんまり時間はないんじゃ。間に合うかどうか分からんけど、とにかく急げ。それでもやがて、ようやく国道が見えてきました。ここまで来れば、何とかなろう。

 小早川神社バス停に到着したのは、14時22分。バスが若干遅れるのは毎度のこと。じゃが、田舎のバスはときおり時刻どおりに来ることがあるんじゃ。そう思って、急いで温湿計をチェックして、バス乗車バージョンへの切り替え。やっぱり、2分ほどの遅れのみでやって来たバスに乗りこんで、山歩きデータの書き出しをしながら、広島へ。

 今回も結局、計画していたコースを歩き通すことはできなんだが、何とか目的地にはたどり着いたで。道標のない尾根すじを歩きとすのがDscf3189、いかに大変かよう分かったの。ネット情報では、いかにも簡単気に書いてあったけど…。初心者に毛の生えたような、たかが600日余りの山行者には4㎞弱のコースでも、荷が大きすぎたかの。それでも、よう帰りのバスに間に合うた。

♉ :(了)

2022年12月31日 (土)

竹原城山 大福地~小早川神社 ③

 いったい、どうなっとるんかの。乗り上げた尾根で、上の方をふり返ってみますが、ヤブ。その左側に巻き道のようなものが見えはしDscf3172ますが、どこから続いとるんかの。「ま、とにかく北へじゃ」と、尾根すじを下りて行きます。今度は、カン木の間を縫いぬいでも、スジが続いとるようじゃ。これじゃったんかの。

 さっぱり、ルートは分からんことになっとるの。ま、こうなったらとにかく、北へ下りるじゃ。やがて、次のコブに移行するあたりから、歩きやすい尾根すじに。「これじゃったんかの」との楽観が、頭に浮かんできます。じゃが、進んで行くうちに、それが谷すじに。何か、この前見たことがあるような、細竹が茂る風景。

 ひょっとして、大福地のあの谷に行きついたんじゃあるまいの。そんなことを思いつつ、歩を進めていきますが、ちょっと様子が違うDscf3174か…。踏み跡のようなものとか、何とか歩けそうなところを探しさがし下りて行きますが、これが、時間がかかるんじゃ。どっかまともな道はないものかと、思いながら…。

 すると、左に乗りあげる踏み跡。たどって行くと、斜面を縫う山道になってきました。このまま行ってみよう。やがて、そのルートは、尾根すじに乗り上げて、歩きやすくなってきました。しばらくすると、抉れた掘割。そう言えば、ネット情報に、左右の分岐に関与せず、まっすぐ進んだことが書かれていたような覚え。

 そこで、まっすぐ下りて、よじ上ってみます。この先が木村城址か。そう思うとったけど、進んでみるとまた、尾根すじの急落。道がDscf3180切れとるで。特に東側に注意してみますが、急斜面あるのみ。こりゃ、さっきの堀割に戻ってみよう。引き返してみると、捩らんでも良さそうな、斜面渡りの側道があったので、そこを進んでみます。

 じゃが、これが滑り落ちそうな危ない道。そして、ようやく、さっきの堀割。右側は広い鞍部じゃが、まともなルートはなさそう。左側かのと思って下りてみますが、こっちもすぐ下は、倒竹の散乱。じゃが下の方に道路のようなものが見えます。あれをめざそうと、ヤブっぽいところを下りてみます。跨いだり、潜ったりしながら、たどり着いたのは側溝。

 これが結構、幅広くて深いんじゃ。それでも、何とかヤブをかき分けて、その溝の中に下り立ってみます。そして、少しでも上りやすDscf3181そうな高さのところへと移動。ここは、石垣の突起に手をかけて攀じ登る、何とかクライミングか…。その先は農地じゃった。道路じゃなかったの。それでも、畦道を抜けて、民家のそばまで行くと道路。

♉ つづき:竹原城山 大福地~小早川神社 ④

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