十方山 瀬戸の滝口からピストン ④
じゃが、5合目標識まで近づいたり離れたりしとったけど、それ以降、声が聞こえんようになった。「あそこで、休憩したんじゃろ」という相棒の推理。「そうかもしれん」と相槌を打ちます。それにしても、5合目から先も、長かったの。谷すじの危ないルートも何とか凌いで、「やっぱり次回孫Rを連れてくるのは、ちょっと危ないかの」などと話しながら…。
なかなか下山口にたどり着かんで。それでも、瀬戸の滝の音が聞こえてきました。もうすぐじゃ。上ってきたときよりも、急に感じる下り坂を何とか制して、やうやう下山口。14時32分。計画では14時31分じゃったから、ほぼ予定どおり。そして、駐車場には、少し離れて右側に、もう一台クルマがありました。後追しとったグループのもんかの。
あの老々男女とは、別じゃったんかも…。とすると、「群衆」は別ルートで下山したんかの…。そんなことを話しながら早々に帰り支度をして、クルマに乗り込み出発。すると、キャンプ場への分岐を過ぎあたりで、何と対向車の大型バン。離合場所に近いのはこっちか。そう判断して、バックしていると、危うく左の側溝に脱輪しそうに…。
すると、向うが運転席の高みから判断したらしく、こっちの右側にクルマの鼻先を突っ込んできて、無事離合に成功。じゃが、その運転手からは、何の合図もなかったの…。向こうも、すれ違うのに必死じゃったんかもしれん。そんなことを思いながら、ようやく一本道を抜けだして、やがて、吉和インターから高速に。これからは、走りやすい。
♒ :(了)
最近のコメント