東広島・呉・熊野

2023年9月14日 (木)

石嶽山 反時計回り ④

 バスセンターまで行く直近のバスは、12時43分発。はて、間に合うかの。その後は、紙屋町バス停止まりの12時53分と13時53分。そしDscf5481てバスセンターまで行く14時03分があるから、多少のことは何とかなるんじゃが、それでも、間に合うんなら、12時43分に間に合わせたいと思いつつ、マイペース+αで歩を進めます。

 そしてようやく、県道に出て、熊野保育所前バス停にたどり着いたのは、12時38分。すぐに時刻表をチェックしてみましたが、大丈夫。ハイキングバージョンを解除して、温湿計もチェックしてバスを待ちます。やがてやって来たバスに乗り込んで、しばしの休憩のつもりじゃったが、今日は、山歩きデータを書き出す意欲が、なかなか湧いてこんで…。

 結局、まだ時間はあったにもかかわらずその機を逃してしまい、立ち直れず。まぁ、エエわいとバスセンターまで、ずっと休憩することにDscf5482なってしまいました。「全てか無か」は、もうとっくに卒業したはずなんじゃが…。時と場合によっては、こういうこともあらむ。それ以上、気分をへこませるようなことなく、帰ってからの仕度じゃて。

♌ :(了)

追伸:「土岐城山」の呼び方について

 問い合わせた熊野町役場の産業観光課から、なかなか返事がなかったので、次のこの記事「石嶽山 反時計回り ①~②」で、「非情な仕打ち」と非難。
 ところがその後、9月15日の日付で、担当者の方からメールが届いていました。どうも、地元の方々に、この「土岐城山」の呼び方について、聞き取りしてもらっていたらしい。産業観光課の方に、お詫びとともに感謝申し上げます。
 山名は、トノジョウヤマ、トノジョウヤマいずれもあるらしいけど、後者の方が多数と言うことでした。

2023年9月13日 (水)

石嶽山 反時計回り ③

 西から南へと山々を眺めて、さらに上っていくと、呉地ダムへの分岐。左が石嶽山になっとるから、ここが折り返し地点じゃろぉの。そDscf5468う思って、コンパスチェック。たぶんこれで間違いなかろう。そこからしばし上ったところに、文字がスッカリ消え失せて、解読不能な黒い標示板。いったい何じゃろうと思いつつ、先へ歩を進めていきます。

 すると、ルートは下りだす。おかしいの。この先、ピークらしいものは見当たらんで。そう思いつつも進んでみると岩場。しかも、先が切れ落ちとる。ひょっとしたら、ここが石嶽山展望岩かの。おそらく、そうに違いない。よし! 時刻は11時21分。計画どおり、ここで昼メシじゃ。気温26.2℃、湿度59%で風は穏やか。

 岩の上に座って、オムスビとユデ卵を食べます。大きなアリが数匹、ウロチョロして目に障りますが無視。さてと、安芸アルプスの山Dscf5474々がよう見えるの。鐘ヶ燈籠山下の打ちっ放しゴルフ場も…。さてと、16分間休憩したから、下山にかかろうて。それにしても、下り口はどこにあるんかの。探しさがし、たぶん、あの「黒板」標示のあったところじゃろ。

 そう思いつつも、帰りルートでは、それが見あたらんかった。しばらく歩くと、道が下りだしてしもうた。こりゃぁ、行きすぎじゃろ。そう思って、戻ってみます。すると、CDのような丸い標示板発見。やっぱり地図どおり、石嶽山山頂から西へ下山ルートが出ているらしい。さらに戻ってみると、あの「黒板」を再確認。

 そして、左を見おろしてみると、テーピング。ここじゃの。等高線が詰んどる、予想どおりの急勾配。滑らんよう、足元に注意しながDscf5475ら下りて行きます。それにしても、下草生え放題の荒れ道で、しかも岩が苔むしとるんじゃ。ところどころ、荒れた祠がある。以前は、参道じゃったんじゃろぉの。そんなことを思いながら、下りて行きます。

 沢を渡ると、勾配がユルむとか…。ネット情報にあったので、それを期待して、難路を凌ぎます。そしてようやく、ユル道にたどり着いて、山歩き情報で見た覚えのある片側が土砂で埋まった砂防堰堤の上を進むことに。そこから、しばし進んでいくと、今度は新しい砂防ダム。その側道を通って下りて行きます。

 かなり下りてきた気分になりましたが、地図をチェックしてみると、まだ復路の3分の1ほど。ここで気を緩めてはならんと、引き締めDscf5477て歩を進めていきます。そうはいうても、かなり勾配は小さくなってきて、歩きやすい。やがて右に熊野東中学校が見えてきたのが、12時22分。さて、ここからは、道迷いせんように、あのバス停をチェックしながら…。

♌ つづき:石嶽山 反時計回り ④

2023年9月12日 (火)

石嶽山 反時計回り ②

 その非情な仕打ちに耐えて、再び熊野町の山に挑戦じゃ。さて、ナビタイムでは標記がなかったけど、バスセンターでチェックして、Dscf54485番乗り場。いつものように早めに到着していたので、昔なじみの清掃員のYRZ氏と、しばし情報交換。所用を済ませたりした後、やがてやってきた、宮迫団地入口行の広電バス。

 乗り際に、バス横に待機するクルマ椅子の女性。何か手伝うことはなかろうかと、目線を合せますが、それらしき反応もないので、スルーしてそのままバスに乗り込みます。バスセンターを出発して、熊野営業所で下車。ここから熊野保育所前バス停へ向かうバスに乗換えにゃぁいけんのじゃが、乗り場はどこになるんかの。待合室の窓口は空いとらんで。

 そこで、外に出て事務所のドアを開け、カウンターの前に立っとった運転手に聞いてみました。すると、3番乗り場とのこと。早速、Dscf5458発車時刻をチェックしてみると、9時34分になっとるで。ナビタイムでは、9時25分になっとったんじゃが、よう時刻表を見ると、それは土日祝タイム。しかも、平日の今日は9時04分発もあったらしい。

 こちらの到着時刻は確か、9時03分のはずじゃったから、前もって知とったら、それに乗れたかもしれんの。じゃが、後悔先に立たずじゃ。それにしても、計画より9分の遅れか…。せうがないの。まぁ、何とかなろう。そう楽観して、やがてやって来たバスに乗り込みます。熊野保育所前バス停で降りて、出発したのが9時42分。

 山歩き記録をチェックすると、どうも登山口までのルートが分かりづらいらしい。そこで事前に、いくつかのポイントを、メモしておDscf5461いたんじゃ。それに忠実に歩を進めていきます。東中入口バス停を右、四差路のカーブミラーから豊岡商店バス停を直進。そして、広南工作所を左に折れて、さらに右。そしてタンクから墓地の脇を上っていく。

 その通りに進んで、鬱蒼とした山道へと入っていきます。覚悟していた、標高差100m弱の急坂。何とか、稜線に乗り上げると、天狗平への分岐標示は少し右側に。この方向へと、若干下りてみます。すると、左(西)に空けたところ、発見。そこへ下りてみると、段差のある小さな岩場。これかのと思いつつ、そこからの風景を眺めます。

 さて、上り返してみると、その北側の下り坂にもテープ。この先がありそうじゃの。じゃが、今日はここまででエかろ。出発で、すでDscf5467に遅れとるんじゃ。そう判断して、石嶽山方面へと上っていきます。林の中を進む道。しばし、ユル勾配じゃったけど、やがて急坂に。かなり上ったところで、右に開けたところ。展望岩か。

♌ つづき:石嶽山 反時計回り ③

2023年9月11日 (月)

石嶽山 反時計回り ①

2023年9月6日
天気:曇りのち晴れ
気温:26.1~34.1℃
湿度:36~67%
風速:2.0~4.0m/s(広島)

熊野保育所前バス停9:42-長尾配水池登山口10:07-天狗平付近10:30-535北西展望岩11:06-呉地ダム分岐(535)11:10-石嶽山11:18-北展望岩11:21~11:37(昼食16分間)-円盤標示11:44-山頂下り取付き11:45-砂防ダム下山口12:13-熊野保育所前バス停12:38

 このところ、病み上がりならぬ「傷み上がり」の日々。実際には、ほんの少ししか「上がっちゃぁ」おらんのじゃが…。そんなことでDscf5441今日は、距離の短い大竹黒滝山(総距離4.06㎞)の反時計回りにせむと計画しとったんじゃ。バッテン、昨日は、おそらく台風12号くずれの熱帯低気圧による予想外の結構な雨。48㎜を越えたとのこと。

 黒滝山は確か、ロープ伝いで垂直に近い岩場をやり過ごすところもあったで。雨に濡れとったら、危なかろう。そこで、行先を変更して、先週歩いたばかりの熊野へ。とはいうても、土岐城山より長い、総距離5.58mの石嶽山に挑戦することにしました。この山、カケサンと呼ぶらしい。同じ熊野町じゃが、まぁ、エかろ。

 それにしても、熊野町の産業観光課に、土岐城山の呼び方を問い合わせとったんじゃが、音沙汰なし。山歩き情報では、「トギノジョウヤマ」「トキノジョウヤマ」とかいろいろあったんじゃ。「観光課」の頭に「産業」が付いとったから、ゼニにならんことはやらんのかの…。エエい。そういうことなら、今後は、単純に「トキシロヤマ」じゃ。

♌ つづき:石嶽山 反時計回り ②

2023年9月 7日 (木)

土岐城山 ④

 やがて前方に見えてきた、ちょっとした高み。あれがたぶん、350ピークじゃろ…。歩を進めていくと、その推測にたがわず。ここで、整Dscf5422形で処方された、食後のクスリを飲んでおきます。さっきは忘れとったんじゃ。さて、そこからもユル坂が続きます。途中2~3個所、ちょっと分かりにくい分岐があったけど、テープを探し、それに山勘をプラス。

 何とか、正ルートを下りることができました。駐車場裏の下山口。ちょっと分かりにくいところじゃの。さて、直近のバスは、12時40分発。もし余裕があったら、往路で見つけたセブンイレブンで、今日は糖質オフの麦飲料でも飲まむと思いつつ、団地を下りて行きますが、スーパー藤三前に出たのは、12時29分。

 一応、道路の右側に渡って、セブンの前に来たけど、ここで体幹冷却をすると、急いでもギリギリになりそう。そう判断して、今日は諦めDscf5425ることに。一気に、熊野消防署前バス停をめざします。たどり着いたのは、12時35分。「エエ時刻じゃの」と思うたけど、田舎のバスは遅れ気味。発車時刻を過ぎてしばらく…。やうやう、やって来たバスに乗りこみます。

 揺れるバスのなかでもたっぷり、山歩きデータを書き出すことができました。ま、今日の歩きは安楽じゃったけぇの。左脚もほぼ、大丈夫。軟骨の磨滅も、さほど神経質になることもないかの。たまたま、調子がエかっただけかもしれん。痛いときは脚が曲がらんようになるけんの。あまり楽観はせんとこ。右肩は、いまでも痛いんじゃ。

♌ :(了)

2023年9月 6日 (水)

土岐城山 ③

 ダムすぐ左の上り坂らしきものは草茫々。上れんことはなかろうが、まともな山道じゃないの。ここは引き返そう。ロスタイム、7分Dscf5406間じゃ。大きな民家の前に戻って、右へ曲がる上り道をたどってみよう。すると、地図ルートと一致する住宅街への下り坂の手前に、階段。その上に、土岐城山登山口の標示柱。ここじゃったんかぁ。

 上っていくと、やや勾配の坂。これをしばらく進みます。すると、分岐標示が。「山頂まで、古井戸コース約530m 石段コース410m」とのこと。時間はあると思いこんでいるので、「ちょっと大回りになるけど、古井戸コースとやらを歩いてみよう」。そう決断します。斜面の左側をトラバースするルート。それが結構、続くんじゃ。

 そう思いながら進んでいくと、次の分岐、まっすぐ行く道と右上を指す「山頂まで250m」の標示板。言わずもがな、右へ折れて上っDscf5411てきます。やっぱり、それなりの勾配。汗して息を切らせながら進むと、その「古井戸」を過ぎて二股分岐。上の様子をチェックして、より高みの右へ行くことに。模木階段のルート。これを上って、短い稜線にたどり着きます。

 さっきの左ルートは、左の小コブを通るらしい。さてと、ここから山頂らしきところまで、まだしばし急坂。いくつかの木製ベンチが配置された、祠のある尾根肩広場。そこから急坂を上り、やうやう山頂に乗り上げます。これまでマトワリついていた蚊のような虫類は、やや強めの風に吹き飛ばされて、身体とその周囲は快適に。

 時刻は、11時37分。気温28.5℃、湿度50%。よし、計画どおり、ここで昼メシにしよう。この山頂広場にもベンチ。素晴らしい展望Dscf5412。北側をちょっと高い木々が遮っているから、330度くらいか。なるほど、ここに山城を置くだけの価値はあるの。誰の城じゃったんかの。そんなことを考えながらゆっくり、オムスビとユデ卵を食べます。

 じゃが、真下の工場から何やら大きな物音が聞こえてくる。ちょっとばかり、自然派の興が削がれる感じ。やれ、下山にかかるか。11時53分。ありゃ、待てよ。メモをよう見ると、計画では山頂には、11時15分の到着になっとるの。55分じゃないで。読み違いしとったのぉ。ま、昼食時間をプラスしたら、出発予定は11時35分じゃけぇ、18分遅れかぁ。

 ちいとも早いこたぁなかったんじゃぁ。そう、自らに言いきかせ、下り口を探して、急坂をたどっていきます。山頂コブからだけでなDscf5415く、その先もしばし、下り急勾配。じゃがまもなく、歩きやすいユル坂に。それが延々続いて、気持ち良か。セミの声を聞きながら、歩を進めていきます。いく度か、コブのユル盛り上がりも…。

♌ つづき:土岐城山 ④

2023年9月 5日 (火)

土岐城山 ②

 まだ半分なので、も少し様子を見よう。改めて、軟骨損壊は一方通行で、修復せんことを医師から聞かされました。さてと、そんなこDscf5392とがあって、今日の定例日。天気は当初、曇りの予報じゃったが、午後から雨が降るらしい。ま、その前に今回は、脚のこともあるし、昼過ぎには終わるショートコースにせむと計画します。

 いろいろ探して今回、熊野の未踏、土岐城山に挑戦することにしました。総距離3.74㎞、2.3㎞/hのマイペースで歩くと、2時間足らず。まだまだ今日も、35℃越えの猛暑日予報になっとるけん、「病み上がり」の身体には、これでエかろ。標高418mで、ちょうど武田山くらいじゃ。しかも、出発点が220mくらいじゃけぇ、もっと安楽で。

 さてと、熊野消防署前バス停で降車。帰りの時刻をチェックしておこうと、バス停を探さむとしますが、対側にはないで。あたりを見Dscf5400まわしてみると、少し戻ったところにそれらしきもの。そこまで足を運んで時刻表確認。ナビタイムと間違いないの。それにしても、熊野消防署とやらは、どこにあるんかのと、あたりを見渡してみます。

 バッテン、どうもそれらしき建物がなか。おかしいのぉ。ま、昔この辺にあったことの名残りかもしれんのと、それ以上の追求を止めます。さて、信号を越えて右カーブ。向こうに、スーパー藤三が見えます。あのあたりに、土岐城山への進入路があるはずなんじゃがと、地図をチェックしながら、右側を探しさがし進みます。すると、それらしき道路。

 これは、下山ルートにしとるんじゃ。この次じゃのと、さらに歩を進めていくと、それらしき交差。ここかのぉ…。いまひとつ確信はDscf5403持てませんが、ひとまず、行ってみよう。大きな池があるはずなんじゃが、そう思いつつ見上げてみると、堰のようなものが横に広がっています。池はこの上じゃの。そう判断して、その左を巻く道を進んでみます。

 ジワジワと上って右を見ると、思っていたとおりのため池。よし、間違いないの。そう考えつつ、その道を上っていくと、やがて、「土岐城山入口⇒」の標示。よし! ここで決定的な確信に。じゃがその先、左に大きな民家。まっすぐ続く道があるにはあるが、地図のルートは右に振れているような感じがします。

 それに右には砂防ダム。ここはそっちに折れてみることに。じゃが、ダムを過ぎてもなお道は南へ。まぁ、行ってみむと先へと進んでDscf5405みます。じゃが、墓地を右に通りすぎると、通行止めの逆U字アーム。その先には次の砂防ダムが…。おりゃ、こりゃぁ違うんかの。そう思いつつ引きながらも、再度一歩踏み出してみます。

♌ つづき:土岐城山 ③

2023年9月 4日 (月)

土岐城山 ①

2023年8月30日
天気:晴れたり曇ったり
気温:24.6~42.1℃
湿度:31~62%
風速:2.0~4.0m/s(熊野)

熊野消防署前バス停10:45-ロスタイム11:05~11:12(7分間)-萩原北登山口11:15ー古井戸分岐11:19-土岐城山11:37~11:53(昼食16分間)ー350ピーク12:09-萩原南下山口12:23-熊野消防署前12:35

 先週定例日の23日、雨になったので山歩きを休むことに。そこで、このところ調子の悪い左脚と、どうも肩関節周囲炎ではなかろうかDscf5391と思われる右肩を診てもらわむと、整形外科を訪ねました。肩はともかく左脚は、仕事の終わりごろになると曲がらなくなって、ビッコを引く有様なんじゃ。そんなことでこの際、思い切って病院へ。

 じゃが、下腿や大腿の外・内側広筋をほぐすと、まともに歩けるようになるんで、膝関節に問題があるのじゃなかろうと思うとったんじゃ。バッテン、X線撮影をして、医師の説明を聞くと、左膝内側の上下の骨が引っ付いとって、半月板も軟骨ものうなっとるとのこと。さらに右肩も、肩甲骨と上腕骨との間に隙間がない。

 何でかの。山歩きで無理しとるからか。それとも、ウェイトトレーニングで、分不相応の重さを扱うとるからかの。それにしても、左脚の痛みと膝関節の変性は関係があるんかの。その辺がよう分からんが、とにかく、ロキソニンと胃薬を処方してもらって、それを2週間ほど、朝昼晩飲むことに。その後、若干調子が良いような気はしますが、少しマシな程度。

♌ つづき:土岐城山 ②

2023年6月16日 (金)

カンノ木山~鷹巣山 ④

 さてこの先は…。地図をチェックすると、大きく左へと回ることになっているので、そのとおり、道なりに進んでみます。しばらく歩Dscf4563くと、ケモノ避けフェンス。確かこれは、ネット情報の写真でみたもの。ルートは大丈夫じゃの。じゃが、左右の斜面にまで張り巡らされとって、通るのに苦労したとか言うとったの。

 はて、どうするか。よ~くチェックしてみると、左のポールには、ロープ。これじゃ。これが外せるんじゃ。そこを通り抜けて、復旧。さらに下りて行くと、フェンスがもうひとつ。今度は慌てることなく、左側のロープを外して通り抜けます。そして、本林道との合流点間近にも、ロープが張られていましたが、これは下を潜ります。

 合流したのは、12時44分。帰りのバスは14時25分発じゃが、これに間に合うかもしれんの。そう思って、風景を楽しみつつ、坂を下Dscf4567りて行きます。どのルートを下りたのか、先ほどのバイク青年が追い越して行きました。だんだん左脚が痛うなってきたので、サポーターを巻きます。朝、上ってきた斜めに走る道の分岐には気がつかんかったの。

 そのまままっすぐ、進むことにしよう。たぶん、こっちの方が、久芳バス停には近いかも…。「ケガの功名」などと考えながら、久芳バス停に着いたのは、13時52分。出発時刻まで、まだ30分以上あるの。ベンチがないので、適当に段のあるところに座って、日差しを浴びながら、山歩きデータの書き出し。

 ところで、今回参考にした『バスと電車と足で行くひろしま山日記』のライターM氏のカンノ木山・鷹巣山行。休憩時間がよう分からDscf4571んけど、16.0㎞を5時間53分で歩いとるから、時速2.82㎞。一応、マイペースの2.3㎞/hで計画を立てましたが、この前の臥龍山行では、ほぼ同じ速さじゃったから、今回もM氏なみには歩けるかもしれん。

 そう期待して臨みましたが、だいたい、エエ線じゃったの。さてと、帰着した西広島駅。駅舎から下りる前に、脚に効かすようアルコール麻酔を飲みながら外を眺めていると、駐輪場出口の向こうに人だかり。警察官が這いつくばって、何やらしている様子。どうも、ヒトが倒れているらしい。やがて、救急車が…。

 集まっていたひとりが、手を振って救急車を案内しています。すぐそばの、タクシー乗り場に待機していたタクシーも移動。やがて、Dscf4575救急隊員が下りてきて、倒れていた人をタンカにのせました。やっぱり、非常事態に出くわしたら、見ず知らずでも、ヒトは助け合うんじゃな。心の底にちょっとだけ、温かいもの。

♋ :(了)

2023年6月15日 (木)

カンノ木山~鷹巣山 ③

 さて次は、鷹巣山じゃ。下りは速いで。十字分岐に戻ります。北には、向原へのルート。分岐標示の文責は、「向原町商工会」。ここDscf4545は向原町になるんかの。この疑問、後から地形図をよ~くチェックしてみると、このカンノ木山から鷹巣山のラインが「町」境になっとるようじゃ。さて、ここから鷹巣山921.8m。この分岐からの標高差は、195.8mに。

 カンノ木山より、ちょっとハードかの。そう覚悟しながら、上って行きます。こちらも、ひきつづき樹林の中を縫う道。とはいえ、さほど「難儀でたまらん」というわけでもなく、それなりの負荷を感じながら…。稜線に乗り上げてからも、南に向かってさらなる上り。それでもようやく、道の先が明るくなってきました。

 それをめざして進むと、山頂広場に到達。展望台がありますが、ネット情報のとおり、階段の崩落危険か、上には行けんことになっとDscf4548る。あそこからの方が、展望はエかろうと思うけど、今日は無理すま。その手前に斜面にあった、突き出た小岩に座って昼メシ。時刻は、11時45分。気温18.6℃、湿度38%。若干風が吹いとるが、ちょうどエエ感じ。

 景色を眺めながら、オムスビとユデ卵を、ゆったりと食べます。ダム湖がよう見える。「しゃくなげ湖」というらしい。山々のはるか向こうに霞んで見えるのは、ひょっとして、四国山脈じゃろか。雲のかたまりのような感じもするし、よう分からんで…。それでもとにかく、その手前にある瀬戸内海はハッキリ見えるんじゃ。

 さてと、下山にかかるか。下り口の案内板が、展望台の向こうにあるけど、よう見たら、「向原町保垣方面」となっとるんじゃ。こりDscf4552ゃぁ、違おう。はて、他にないんかのと探してみると、立木の左側に、山道のようなものが見える。コンパスチェックすると、東へ向こうとるよう。これかの…。確かめつつ下りてみると、ちゃんとしたルート。

 等高線の詰み具合から、かなりの急勾配かもと思よったけど、豈図らんや。割と歩きやすいで。それでも、尾根すじに乗ると、やや急。しばらく滑らんよう、側の道を歩いていると、前方からエンジン音。何じゃろうかと思っていると、駆け上がってくるバイク。それは少し上で止まって、意図してかどうかしらんが、横転。そして、警笛を鳴らす。

 すると、後続のバイクがもう一台、走り抜けます。上で何やら話していますが、何を言うとるんかは聞こえん。彼らがこの先どうするDscf4560んかは知らんが、こっちはマイペースで、下りて行きます。バイクの轍を踏みながら…。そうこうしているうちに、林道に下り着きました。「鷹巣山⇒」の案内板があります。

♋ つづき:カンノ木山~鷹巣山 ④

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