東広島・熊野

2024年8月25日 (日)

女生城山 ④

 そんなことで、かん木ヤブを凌がざるを得んようになってしもうた。じゃが北側に、おそらく生城山とおぼしき高峰が見える、あの方向にDscf7946下りたら何とかなろうと、確信して歩を進めていきます。そして、しばし難儀はしましたが、その思惑どおり前方下に道を発見。そこへ下りてみて、左右を見渡すと、左側が明るい。たぶん、さっきの垰分岐。

 念のため、コンパスチェックしてみますが、たぶん、間違いなかろう。そう確信して、右へと折れます。やがて、右上方に覚えのあるゴルフ場のものらしきフェンス。さらに、落竹の散乱する左からの谷と合流。大丈夫、まさにこの道じゃて。そう思いながら歩を進めていくと、南下山口の林道に到達。さぁ、ここからは荒れ気味の遊歩道。

 一応、クマ鈴はつけたまま…。気楽に下りていきます。枯れ「金玉水」や、小滝をチェック。上流に、ため池があるせいか、川床は黒っぽDscf7947くて薄汚れた感じがするのぉ。そんなことを思いつつ、名免羅川砂防堰堤。よし、ここから先は、舗装道。途中にあったコンクリ段差で、靴の中に入っていたゴミを取り除いたり、水分補給したりしての休憩。

 時刻は13時30分あたり。さて、次のバスは14時18分発なんじゃ。だいぶ時間があるの。屋内で休憩したいけど、汗びっしょり。全身が濡れとるから、あの古民家カフェとやらへ寄るのは、止めとこ。迷惑になっちゃ、いけん。そこで、炎天下じゃが、いつものように六日市バス停のそばに座って、30分余り待機することに。

 アスファルトの黒い縁石に座ると、めちゃくちゃ熱い。長うは、おれんで。そこですぐ外側にあるコンクリの白い縁石。尻と置いてみるとDscf7948、ここなら大丈夫そう。何、それに、ときおり風が吹いてきて、結構涼しいんじゃ。完歩祝いもチビチビしつつ、山歩きデータの書き出しが進みます。やがて、少し遅れてやって来たバスに乗り込んで、八本松駅へ。

♉ :(了)

2024年8月24日 (土)

女生城山 ③

 そこで、岩のそばにあった草の上に座ることにしました。おお、これなら何とかいけそう。ここに落ち着いて、オムスビと半熟タマゴをDscf7928食べます。それにしても半熟は食べにくいのぉ。このところ、これしか売っとらんのじゃ。自分で茹でた方がエエかの…。そうじゃ、前の日に茹でて、冷やしておきゃぁエかろう。

 食後に周囲の風景を堪能して、下山にかからむとします。下り口は確か、左手にあったはずなんじゃが、こうカヤが茂りあげとったんじゃ、分けわからんの。あちこち探しまくって、やうやう階段道を発見。ロープを手繰りながら下りていきます。こっちも山頂直近は急坂なんじゃ。やがて、亀石。これを下から見ると、どうなっとるんか。

 今日は方向を変えて、ようよう眺めてみます。なるほど、こっちから見ると、亀頭とは無関係なんじゃの。それからしばし。やがて、勾Dscf7932配はユルみ、まもなく、「子生城山」485コブへ。ちょっと、この木陰でひと息。生城山ピークでは、何となく落ちつかんかったからのぉ。さて、南前方に見える高みが、女生城山じゃろ。そう思いながら、足を踏みだします。

 やがて、垰分岐にさしかかります。ここに、子生城山への案内はありますが、女生城山のことは、何もないで…。じゃが、この先であることは間違いない。この小コブのヤブを乗りこえて下りたところに、テーピングのあるルートらしきもの。ここが、女生城山ルートの起点なんかの。そう思いつつ、右にあった踏み跡をたどってみることに。

 じゃがその先ほぼ、かん木ヤブ。それでも、テープのようなものがチラホラあるので、それをたどりつつ。やがて乗り上げた尾根すじ。Dscf7933どうやら右側に、まだ先がありそう。こりゃぁ、突きつめてみにゃぁなるまい。そう思って、歩を進めていきます。ときおり、道のようなものがあったり、プラポールがあったりするので、それを頼りに…。

 斜めになっている、枝の突き出した大きな枯れ倒木。「これを覚えとこ」と思いながら、上っていきます。なかなか着かんのと、思いおもい…。ようやくたどり着いたピークらしき岩場。標示らしきもんは何もないで。これじゃぁ、苦心惨憺して上ってきた甲斐がないのぉ。ネット情報に「女生城山」の言葉はあるんじゃが、上ったというレポがほとんどないんじゃ。

 ま、今度ここに上るとしても、時計回りでの記録をつくるためだけじゃの。面白味はないで…。さて、そんなことを思いおもい下りていDscf7943きます。あの枝倒木をチェックしたりして、順調に復路を戻っとったんじゃが。おそらく、寸前の尾根で右にカジを切ってしもうたんじゃ。あったはずのテープは見当たらんかったの。

♉ つづき:女生城山 ④

2024年8月23日 (金)

女生城山 ②

 そんな話を短い時間でやり取りして、バスは出発します。やがて、六日市バス停に到着。足を踏みだしたのは10時43分。今日は、古民Dscf7913家カフェが開いとるようじゃが、寄るかどうかは帰りに判断しよ。そんなことを考えながら、光源寺の前に。今日は東側のルートを歩いてみよう。ほんの少し、距離短縮じゃ。道幅はあるけど、民家の前を巻く無舗装道。

 通り抜けることができるんかと恐るおそる歩を進めてみたが、大丈夫じゃった。ちゃんと、見覚えある寺の前の坂に乗り上げました。そこから右の山側へ向かい、クルマの後ろにある坂を上っていきます。しばらく進んでいくと、「登山道入口」標示のある坂。そこを上ると、左右分岐。確かこの前は右を上ったの。確か、上で合流しとったはず。

 よし、今日は左を上ってみよう。こっちの方が、ちゃんと踏み固められとるんじゃ。そう思うて上ってみると、墓苑じゃった。なるほどDscf7916。そこを踏み分けて行くと、さっきの右からの道と合流。こっちの方に赤テープがあったで。まぁ、エかろ。とにかく、上へじゃ。それからしばし、ユル坂が続きます。赤テープのカン木や二重岩などがあったりして、「さぁ、ここからじゃ」。

 何度か気負いこみますが、まだまだ…。歩いていると、左で何やら動く音。目をやると、ハッキリとはしませんが、何やら走るヤマドリのような姿。やがてようやく、右の斜面に向けたロープ。これじゃ、ここから急登になるで。いよいよ覚悟して、歩を進めていきます。さて、予想どおり、斜面の急登に入ります。

 案内テープは、定かでなかったような気がしますが、とにかく踏み跡をたどります。かなりハードなんじゃが、そう長うは続かんのじゃDscf7922。まもなく、ロープの張られた急坂。これをよじ登っていきます。右側に薄暗い道のようなものはありますが、左上へ。じゃが、すぐその先にも分岐。右は薄暗い陰のルート。左は尾根へ乗り上げるらしい。

 よし今度は、右へ行ってみむ。じゃが、足元のスッキリせん、斜面トラバース。転げ落ちんよう、カン木をつかみながら何とかのりきります。乗り上げてみると、覚えのある尾根。どっちを通ったら、エかったかんのと思いつつ、先へと進みます。そして、最後の急登り。ロープをつかんでようやく、山頂広場に乗り上げます。

 5月末からしばらく来んうちに、草茫々に戻っとるの。この上り口も、下りるときには、ようよう観察せんと、どこにあるんか分からんDscf7924で。カヤに覆われているので、歩くのもたいへん。気温30.3℃、湿度59%なんじゃが、コンクリ丸太のイスは熱うて座れんで。岩の上もそうじゃ。痔疾にはエエかもしれんが、長うは座っとれんのぉ。

♉ つづき:女生城山 ③

2024年8月22日 (木)

女生城山 ①

2024年8月18日
天気:晴れ
気温:26.3~44.3℃
湿度:37~64%
風速:0.9~2.1m/s

六日市バス停10:43ー東登山口10:53ー急坂へ11:17ー生城山11:30~11:53(昼食23分間)ー子生城山12:16ー分岐垰12:21ー女生城山12:34ールート復帰12:54ー南下山口13:03ー名免羅川砂防堰堤13:15ー休憩13:22~(推定10分程度)ー六日市バス停13:43

 この前の定例日に、雲月山を歩いたばかり。たまたま仕事の塩梅で、調整日として活用できるようになった今日、まだ猛暑が続いて、熱Dscf7911中症アラートも出ている中、できるだけ安楽なコースをと考えてみます。そこでこの前、JRの遅れでバスに乗り継ぐことができなんだ、女生城山行の雪辱を果たすことにしました。

 今回、JRは定刻運行で八本松駅に到着。バス乗り場まで、6分はかからなんだの。それでも駅舎の階段を下りると、同時にバスが入ってきました。そして、定位置らしきところまでバックして待機。すぐに乗り込んでパスピィ・チャージ。そして、運転手に、どのくらい遅れることがあるのか尋ねてみました。

 すると、西条駅から来るので、せいぜい3~4分くらいとのこと。「この前、6分遅れてたどり着いたとき、バスの気配がなかったから、すぐに引き返したんじゃが、もう少し待っとった方がエかったんかの」と問いかけてみます。すると、「10分近くも遅れるこたぁないですよ」との返事。そうかぁ、やっぱり引き返して正解じゃったんじゃの。

♉ つづき:女生城山 ②

2024年8月 8日 (木)

女生城山行 断念

2024年8月7日
天気:快晴
気温:32.6℃
湿度:38%
風速:2m/s

八本松駅バス乗り場10:31

 このところの猛暑。前回定例日は、最高気温が37℃越えるという予報。仕事のときの暑さから慮ってみて、こりゃぁいかにいうても、山は歩かん方がエかろうと判断。そんなことで、この日の山行は休んだんじゃが、実際の気温は35℃台じゃったんじゃ。「クソったれ、畜生!!」という、下品な本性が現れてしまう気分。

 じゃがそれでもおそらく結構、暑かったに違いない。そして、今日も予想最高気温36℃の「熱中症アラート」。どうかのと思いおもい朝、買い出しに出てみると、風が吹いていて結構涼しいで。しかも、東広島は1℃ほど気温が低いんじゃ。こりゃぁ、行かん手はあるまいて。そう判断して、西広島発9時39分の糸崎行列車に乗らむと、ホームで待つ。

 すると、何があったんか、いつものように何の説明もないが、6分遅れとの駅アナウンス。待てよ。バスへの乗り継ぎ時間が6分間なんじゃ。こりゃぁ危ないの。ま、それでも、途中で遅れを回復するかもしれんし、ひょっとしたらバスも若干の待機はしてくれるかもしれんという、カスのような甘い期待。まぁ、ダメならダメで、短い列車行を楽しむとしよう。

 ホームで待つ女性に、「こっちの開発が進んどるけど、アストラムラインの駅はどこらに造るつもりですかね」などと話しかけつつ、「列車遅れでバスに乗れんようになるかも」と窮状を訴える。やがてやって来た列車に乗り込みますが、遅れの回復どころか、海田市駅あたりでは遅れは8分に。何で、余分に遅れが重なるんかのぉ。

 もはや、半ば諦観してたどり着いた八本松駅じゃが、それでも急いで下りたバス乗り場。やっぱり、10時31分にはバスはおらんかったの。いざとなったらタクシーでもと思よったが、待合所の受付女性からはツッケンドンな対応。ま、高額な料金を払うてまで利用するこたぁなかろうと、スッパリ諦めて、JRで帰途につくことに。また、今度じゃ。

♈ :(了)

《追伸》
 じゃが、夜になって枕の上でふと思いつき。考えてみれば田舎のバス、10時25分の出発予定に対して、バス停には31分の到着。バスが遅れとった可能性もあったかもしれんで。あと5分ほどでも待った方が良かったかも。この前も確か、若干遅く入ってきたような覚えが…。考えてみれば、待合所の電話中の女性係員が手を挙げたのは、これから来るバスの方角を指し示しとったんかもしれんの。このときは、到着時点で遅れてしもうとるから、バスの遅れまでは勘定に入っとらんかったんじゃ。もはや、後悔先に立たず。ま、もちろん定刻に出とった可能性もあるがの…。

2024年8月 7日 (水)

石嶽山~石岳山方面への縦走 ③

 それにしても、なかなかそこにたどり着かんのぉ。確かどこやらに、分岐標示の柱があったんじゃ。それに従って進んどるんじゃが、あDscf7846れから上り坂をふたつまでカウントしたけど、何かおかしいで。エライ予想外に、上り時間がかかるんじゃ。ひょっとして、いきなり石岳山ピークに乗り上げるんじゃなかろうの。

 そんな夢想に取りつかれながらも、上っていきます。じゃがいつのまにか、進路の尾根すじは左に曲がってきたで。「おかしいの」と思いつつも、それからしばし歩を進めてきたけど、こりゃぁルートを外れとるの。これまであった、導きの赤テープも見当たらんようになった。この先にはまともなルートはなさそうじゃ。もはや、これまでか…。

 いつのまにか、右の尾根が低うなってきたから、あれに乗り上げてみむ。そう思って右へ。じゃが、結構な段差もあったりする、難儀Dscf7848な上り坂。いや、ムテンなもんじゃのうなってきた。直近の尾根まで乗り上げてみたけど、山道もない。じゃが、どうやらまだこの先には、ピークらしきもの。よし、あそこまで行かむ。

 まともな道じゃないで。カッパは着とるけど、身体は汗でびしょ濡れ。ま、とにかく上へじゃ。それしかないんじゃ。そう思って、よじ登っていきます。ようやくたどり着いたピークでは、左右に走る道に交差。ひとまず安堵じゃが、コンパスチェックしても、これがいったいどこになるんか、よう分からんの。テーピングはあるんじゃが?

 とりあえず、右へ歩を進めてみるか。こっちが確か、石岳山方面なんじゃが、どうも進路に確信が持てんの。そこで、引き返すことに。Dscf7852とはいうても未だに、よう分からん状態…。ま、山道はスッキリしとるんじゃ。しばらく進むと、尾根左側を行く広い道。そこをそのまま下りていくと、何となく見覚えのある道…。あの荒れ山道か。

 そうじゃ、たぶん石岳山からの下り道。進むにつれ、だんだん確信に。後から考えたら、引き返せば計画ルートをたどることができたじゃが、もう今日は、このまま下りむ。もはやこの時点では、帰ることしか、頭になし。途中の大倒木を跨ぎ越えしたり、「ムダに長い」道程を歩いてやうやう、電柱下山口。ここにストックを置きます。

 時刻は、13時55分。そこからは、道路歩きなので、勾配は小さいものの、引き続き長いながい道程を歩いて、熊野馬場バス停にたどりDscf7853着いたのが、14時25分。次のバスは14時51分なので、それまでの時間に、近くの「行きつけ」スーパーへ寄って、冷たい麦飲料を飲み干すことに。リベンジのことは、まだとても考える気分じゃないの。

♓ :(了)

2024年8月 6日 (火)

石嶽山~石岳山方面への縦走 ②

 そんなことを考えながら、5番乗り場から萩原車庫行のバスに乗り込みます。さて今日、自らの信条とはちょっと違うけど、この盛夏のDscf7829山歩き。できるだけ短いコースを計画。上りは石嶽山の東コースをたどることにしました。さて、熊野保育所前停留所でバスを降りて、勝手知ったるルートをたどり、東中学校へと向かいます。

 そして、今日はまだ閉鎖しとる、例の資材置場。その横を上っていくとまもなく、砂防ダム下の登山口に。今回も、並べてあるストックを貸してもらいます。脚の調子も、さほど良好とは言えんが、それよりも、蒸し暑いで…。そんなことを感じながら上っていきます。埋まった砂防堰堤を横切っていくと、枯れ沢。

 これを越えて、今度は水が流れてはいるものの小さな沢を渡ってからが、急坂。ここからがキツイんじゃと、心して歩を進めていきますDscf7831。そして、しばらくすると、例の右への分岐。ここは何度か試され済みなんじゃと、間違うことなく進みます。そこからも、急坂じゃ。そしてやうやう、例のご神水。今日もあのフタを開けてみる余裕はないので、スルー。

 そこからすぐに、身代大師と破れ祠。これは一応、チェック。それからも、さらに急勾配なんじゃが、何とか乗り切ってやうやう、石嶽山ピーク標示板。さすが真夏、ここまで相応の汗をかいて、結構な疲労感。よし!、熱中症予防じゃ。計画外になるけど、臨機応変。この先の定番、展望岩で早めの昼食休憩にしよ。11時11分じゃけぇ、エかろ。

 展望岩まで歩を進めて、ここで昼メシに。11時14分~32分まで、18分間休憩。気温27.6℃、湿度52%、風は穏やかで心地よし。そうDscf7841は言ういても、さすがに遠景は雲がかりじゃの。そんな眺望を楽しみながら、オムスビと今日は厚焼きタマゴを食べていると、雷らしき音がゴロゴロ。近くに落ちるような気配はありませんが、雨もパラパラ。早めに切り上げよう。

 「さて、これからが今日のテーマなんじゃ」。そうフンドシを絞めなおして、石嶽山ピークへ戻ります。さてと、どっからじゃったかの。そう思いおもい、少し南へ戻ってみると、例のCD円盤の案内標示。この裏じゃたんじゃと思いつつ、先を見通してみると基本的に赤いテープが導いてくれる尾根すじらしきもの。

 じゃがそうは言うても、歩き進めてみると、一端そのルートは右へと外れてしまい、おかしいのと思っていると、再び戻るようなところDscf7844もあって、単純な一筋ではなさそう。それでも、基本的には尾根すじとテーピングをチェックしつつ下りていきます。おそらく、合流点の鞍部に行きつくはずなんじゃ。そう推測しつつ…。

♓ つづき:石嶽山~石岳山方面への縦走 ③

2024年8月 5日 (月)

石嶽山~石岳山方面への縦走 ①

2024年7月24日
天気:曇りのちパラ雨、そして結構な雷雨
気温:23.8~31.4℃
湿度:49~82%
風速:1.1~4.1m/s(広島)

熊野保育所前バス停9:58ー砂防ダム登山口10:33ー石嶽山11:11ー展望岩11:14~11:32(昼食18分間)ー稜線分岐11:35ー石岳山分岐標柱12:10ーコブ乗り上げ13:19ー石岳山下山ルート合流13:27ー電柱下山口13:55ー熊野馬場バス停14:25

 今日、だいたいの予定は決めとったんじゃが、このところの猛暑の日々。「どうするかの」、そう思よったんじゃ。しかも、天気予報Dscf7835を見ると、どうも、午前中に雨とのこと。現在湿度は90%。ちょっと、足が鈍るのぉ~。まぁそれでも朝起きて、準備を重ねているうちに、アドレナリンが湧いて来たのか、だんだん歩く気分になってきました。

 午前中に降るとはいえ、小雨。これさえ凌ぎゃぁ何とかなろぉ。そんなことで、しばらく前から計画しとった、石嶽山~石岳山縦走に挑戦することにしました。どちらもそれぞれ、何回か歩いて完歩した山なんじゃが、両山をつなぐルートは未踏。じゃが、地図上の推測では、尾根伝いのわずか0.4㎞余ほど。何とかなろう。

 多少雨が降っても、止めんで。そう、高ぶった気分で決定します。それでも一応、古いカッパをリュックに押し込んで、バスセンターへ。久々に出会ったYRZ氏。何と、近々清掃会社が交替して、他の現場に移るらしい。「そうか、それは寂しいですね」と、心の底から返します。じゃが、それはまぁこっちも同様じゃ。いつ何があるか分からんからのぉ。

♓ つづき:石嶽山~石岳山方面への縦走 ②

2024年7月 4日 (木)

石岳山 ラストリベンジ ④

 ふり返って、よう見ると、この方向から見たときによう分かるよう「石岳山」の案内標示がありました。やっぱり、こっちで間違いないのDscf7635。改めて、そう確信して、右へ折れていきます。ま、ここはこの前踏んだ道じゃけぇ大丈夫なんじゃ。そのとおり、ルートはまもなく北へと傾いていきます。もうすぐ亀割垰があるはすはんじゃが、これがなかなか…。

 結構な上り下りの繰り返しが、何度か。それでもやうやう、その亀割垰にたどり着きます。ここは、分かりにくい分岐なんじゃ。ひょっとしたら、いちばん最初、黒瀬へ下りてしもうたとき進んだのは、この右の谷じゃったんかもしれんのぉ。そんなことを考えながら、437.4三角点への直進するルートを避けて、覚えのとおり、垰標示の奥にある左側のルートをたどります。

 さて、ここからは、倒木があったりする荒れた抉れ道。湿った落ち葉が積もっとるんで、滑らんように気をつけながら歩を進めます。こDscf7640れが、結構続くんじゃ。それでもやうやう、右に「瓶割川砂防堰堤」をチェックして、さらに下りたところでようやく、林道。ここが下山口じゃの。13時10分。バスの出発時刻は13時51分じゃけぇ、何とかなろう。

 そう確信しつつ、歩を進めていきます。やがて、例の作業場らしき建屋の前を左に折れてしばし。県道に出たところで、北側へ渡って歩道。そして、クルマの少ない側道へと入ります。バス通りに突き当たって左に熊野馬場バス停をチェックしたのが、13時29分。まず、ハイキングバージョンを解除、時間はあるのを確かめて、「膝麻酔」の補充にフジへ。

 再びバス停に戻り、バスを待ちます。今日は10分ほど遅れてやってきました。それに乗り込んで、それから、しばし休憩。今日も当分、Dscf7645山歩きデータを書き出す意欲が湧いてこんかったの。ひょっとしたら、麻酔の効きすぎかの。このところ、かなりのところまでハメを下げすぎとるけんのぉ。いろいろ「障害」がでとるんじゃ。それで慎むかどうかは、もうちっと考えてみようて。

♐ :(了)

2024年7月 3日 (水)

石岳山 ラストリベンジ ③

 たぶん、来し方がその方面じゃろぉということは分かっとるんじゃが、石岳山ピークへの案内はないんか。それとも「嶽」と「岳」の文Dscf7620字を間違えとるんか、よう分からんの。じゃがまぁ、ここが東端の尾根すじということは、間違いない。右へ上っていくしかなか。そう判断します。地図ではハッキリせんが、覚えにあるとおり結構な上り坂。

 これが結構、堪えるんじゃ。それでも何とか、反射板が見えてきだした。時刻は11時38分。よし、ここはまず、ピークへ。「あと、少しじゃ」と、自らを励ましながら…。ま、このあたりまで来ると、勾配はかなりユルうなっとるんじゃ。それでも、定番の細倒木を乗りこえてようやく、石岳山ピークにたどり着きました。時刻は、11時38分。

 南側にも、やや草っぽいけどルートらしきものがあるのをチェックして、すぐに引き返します。安楽道を歩いてまもなく、再び反射板。Dscf7623 時刻は11時42分。よし、ここで昼メシじゃ。北側の定位置を探します。この前は、膝痛に悩む、このあたりの山歩きの主が座っとったんじゃ。ま、今日は他に誰もおらんけぇ、エかろう。

 短く頭を突き出した石柱らしきものは、座るにはちょっと堅そうなので、すぐそのそばにあった枯れ木に座らむとします。心地はいまいちじゃが、何とかなろうと楽観してしばし…。オムスビと、今日はユデ卵が一個売りしかなかったので、チキンバーにしたんじゃ。それを食べながら、21分間の休憩。さて、下山にかかるか。

 その前に、地図にある東側ルート。反射板の南端の先に、リボンがあるのは知っとったんじゃが、今日は改めてチェックしてみるか。下Dscf7626りてみにゃぁ分かりそうにないけど、のぞいてみたところ何となくヤブっぽいで…。そんなことを思いつつ、反射板の左側を乗り上げて、復路へと向かいます。若干の下り坂を経て、さっきの稜線分岐へ。

 やっぱり、ここの案内は「適当」じゃの。地図とコンパスで改めてチェックして、北へと歩を進めていきます。ここからしばらくが、急坂なんじゃ。この前は滑って、左手首あたりに切り傷をつくったところ。今日は慎重に歩を進めていきます。それが効を奏したのか、何とか無事に、ユルみにたどり着くことができました。

 さて、ここから先が、今度は道迷いに要注意なんじゃ。そう気をつけて進むことしばし。急な坂を乗りあげたところが、453ピークかDscf7628。おっと、途中にあったはずの「道上」へ向かう左下り口を見過ごしてしもうたの。ま、それはそれ。さて、「道消失」の小さなカスレ標示板をチェックして、右への案内テープ。

♐ つづき:石岳山 ラストリベンジ ④

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