東広島・熊野

2024年11月14日 (木)

籐ノ木山 ④

 やっぱり、こっちが正解じゃったんじゃの。そう思いおもい、ユル坂を下っていくと、崩落した土砂の溜まった河原に出てきました。はてDscf8576、どっちに行ったらエエんじゃろ。ここで、コンパスチェックしてみます。すると、どうも北方向は左。まともなルートは見当たりませんが、そちらへと歩き進めてみます。するとやがて、埋まった砂防堰堤。

 左右どっちかには、山道があるかもしれんの。そう思うて、まず、左へ行ってみます。トゲのある草がジャマをしますが、かき分けて進みます。じゃが、左岸にはそれらしい道のようなものは、見当たらんの。せうがない。右側か。さっきのトゲ草がじゃま。じゃが、何とかそれを踏みつけて乗りこえ。右の段差を上りあげてみます。

 山際まで行ってみると、ありました。道のようなもの。これなら行ける。途中かなり、草っぽいところもあったけど、何とか山道が続いとDscf8567るで。そして、右側にあった道路へ乗り上げます。ふり返ってみるけど、入口はさっぱり分からんで。ま、今日のところは、とにかく下山。途中にあった次の砂防ダムんらしきところで、休息。

 靴に溜まったゴミを出して、クマ鈴もしまいます。そこから、左右にポツポツとある墓苑やりすごしつつ、ズンズン下りていくと、藤ノ木山登山口が、左に見えてきました。さぁ、往路に入るで。大回りしたりせんよう、コースを確かめながら歩を進めます。長い距離じゃったがやがて、熊野役場前バス停にたどりついたのが、14時28分。

 時刻表をチェックすると、次のバスは14時55分。よし、今日はゆったり、山歩きデータの書き出しをせむ。ところが途中、通りすがりのオDscf8507バぁが、ジャマをする。まぁ、どういうこたぁなかったの。彼女が持っていた花束の、小さな一輪を落としていったけど、こちらもそれを拾うこともなく。やがて、やって来た田舎時間のバスに乗って、地方「都市」へと戻ります。

♑ :(了)

2024年11月13日 (水)

籐ノ木山 ③

 このあたり、ルート地図では等高線が詰んで、かなりの急登のようになっとるけど、実際にはそうでもないで。ま、そうは言うても、三Dscf8539点キープせにゃぁ登れん岩場もあるんじゃ。さて、このルート。登山口11時20分の通過で、藤ノ木山山頂には、すぐの11時53分到着という計画。じゃが、歩き進めていくと、「山の向こうはぁ山なのかぁ~♬」。

 『石北垰 』の歌詞のように、次から次へと新しい盛り上がりが出てくるんじゃ。しかも、ルートはあるものの、鬱蒼として湿ったシダ藪。そしてときおり、サルトリイバラ。これには触れんように気をつけますが、二重三重に進路を妨げられると、如何にせむ。前腕に切り傷を作りながら…。「このくらい」とは思うものの、痛いで。

 それにしても、行けどもいけども、たどり着かんのじゃ。かなりの時間を費やしたような気分。それでもようやく、三角点のある山頂にDscf8547到達。藤ノ木山の山頂標示は見当たりませんが、この先には、これ以上高いところはなさそう。よし、ここで昼メシじゃ。時刻は11時59分。ほぼ時速1.73㎞/hで計画しとった時刻じゃの。あんまり速うは、歩いとらんで。

 気温21.4℃、湿度49%で、風は穏やか。じゃがそれにしても、ここは林に囲まれとって、ほとんど風景は見えんが…。ま、それはそれじゃ。ゆったり休憩。さて、後半コース。結構、急な下り坂じゃが、幸いなことに下草は少なめ。もちろん、サルトリイバラも、ほとんどないの。じゃが、この先、気をつけんといけんらしい。

 ネット情報によると、スポーツセンターとやらへの紛らわしい下山道があるとのこと。そんなことを考えながら、歩を進めていくと、危Dscf8549うく直進しかけましたが、戻ってみると左側ににぎやかなテーピング。「たぶん、こっちなんじゃろのぉ」と、半信半疑ながら、そっちへ下りてみます。すると、下へ向けてテーピングが続いとる。

 下りていくと、鉄塔。その先にも道が続いとる。これは、補修ルートなんじゃろの。そんなことを思いながら、やがて左右二分岐。どっちに行きゃぁエエんじゃろか。計画ルートからしたら、左じゃの。そう判断して、進みます。この道、どうも藤ノ木山の東裾をたどっとる様子。急坂を下りて沢を渡り、急斜面をたどる。それを繰り返すこと、5~6回。

 そして、鉄塔から先の道探しに難儀します。それをのりこえてしばらく進むと、また左右分岐。左は相変わらず、斜面伝いのように見えDscf8551ます。右は尾根伝いに、たぶん、予定している谷すじへと向かうような感じ。よし、ここで右へ、ルート変更じゃの。コンパスチェックしてみると、何と、北へ向こうとるで。

♑ つづき:籐ノ木山 ④

2024年11月12日 (火)

籐ノ木山 ②

 新札がかなり普及しとるのに、困ったことじゃの。儲けが優先かぁ。使うとるのは、利益の大元の利用者なんじゃがのぅ。「民に使わせDscf8510 てやっとる」感覚か…。勘違いも甚だしいで。さて、バスセンターには、清掃会社が変わると言うとったYRZさんの姿は見えず。そういうことかと思うとったが、ちょっと寂しい気分。ま、明日は我が身かもしれんの。

 さてと、熊野萩原車庫行のバスに乗って出発します。しばらくは、見慣れた広島市街の風景なのでその間、山歩きデータの前書き。途中ウツラウツラしながらもやがて、熊野に上がったあたりで覚醒。「熊野町役場前」で、バスを降ります。まだ、切羽詰まっていたわけではありませんが、バス停そばにあるのを目につけていた交番。使えるかどうか分からんけど、声をかけてみます。

 すると、OKとのこと…。身も心もスッキリさせて、足を踏みだします。行きは町民会館の東側を通るルート。この道、だんだん狭うなDscf8516ってきていったん、山道のように…。じゃがそれでも、再び民家が現れてくると、広がってきました。このあたりからは、石嶽山行でたどったことのあるルート。キーポイントの建屋の名称に覚えがあります。

 そして、その先はこの前、下山ルートを違えたがえて歩いたあたりじゃの。そんなことを思いながら進む今日のルート。ため池などチェックしながら、確かめたしかめ、歩を進めていきます。特に案内板があるわけでもないので、「ここでエエんかのぉ…」というところもあったけど大丈夫じゃった。三差路の左に入る細い路地へ入ると、あとは一本道。

 じゃが、しばらく進んだところで、道は山側に向かう。従ってみると、その先は行き止まり。こりゃぁ、違うの。引き返して、さっき分Dscf8526岐の前方にあった、まっすぐ続く細い道を進んでみます。はじめは、それでもエかったんじゃが、だんだん、畦のような道に…。こりゃぁ、違うんじゃなかろかと思いつつも、とにかく行けるところまで行ってみよ。

 まさに、雑草の生い茂った曖昧な畦道に至る。何とか、踏みかえながらも、歩を進めていくと、下前方に道路が見えてきました。これが計画しとったルートなんか、よう分からんけど、とにかくまともな道に復帰できたよう。となると、やっぱり前方の山が、籐ノ木山なんじゃろうの。地図をチェックして、山裾を大きく右へ迂回する道を進んでみます。

 グルっとまわって、突き当りには、墓地とプレハブ小屋。「はてと、このあたりに登山口があるはずなんじゃ」と思いつつ、見渡してみDscf8532ると左側に、山道が開けていました。少し入ったところに、「藤ノ木山 三角点 登山口」と読める木札。間違いなかろう。そう判断して上って行きます。擦れとる数字はたぶん標高じゃろうけど、よう分からんで…。

♑ つづき:籐ノ木山 ③

2024年11月11日 (月)

籐ノ木山 ①

2024年10月30日
天気:快晴
気温:21.0~34.0℃
湿度:35~60%
風速:4.1~5.1m/s(広島)

熊野役場前バス停10:00ー籐ノ木山登山口11:12ー三角点11:59~12:16(昼食17分間)ー南峰12:28ー左下り口12:33ー土砂堆積河原13:21ー下り取付き13:31ー熊野町役場前バス停14:28

 今回の定例日、次の調整日に安神山・鷲ヶ頭縦走を予定しとるんで、若干ユルコースをと思よったんじゃ。ところが、月間計画では籐ノDscf8587木山。ここも総距離10㎞足らずなんじゃが、そうはいうても未踏コース。しかも、ネット情報をチェックすると、後半コースは、山道がわけ分らんことになっとるところもあるらしい。

 地図をプリントしつつ、ひょっとしたら西側へ下りて、道路をまっすぐ歩けんかの。そんなことを考えてみたけど、印刷機から出てきた地図をみるとどうも、歩く距離が相当長うそう。よし、左様ならば、当初の計画どおりにせむ。そう、覚悟して「難儀」に挑むことにしました。昨日までの天気は、グズついたとったけど、今日はエエで。

 買い出しのときはちょっと寒めじゃったけど、半袖で出発。さて、バスセンターに着いて、まだこっちの方が使い勝手が良さそうなパスピーを、チャージせむとす。ところが、この機械、旧札オンリーとのこと。どうなっとるんじゃ。大都会の真ん中で、まだ新札が使えんとは…。ははぁ、パスピーはいずれ利用停止になるから、いらん金を使わんようにしたんじゃの。

♑ つづき:籐ノ木山 ②

2024年8月25日 (日)

女生城山 ④

 そんなことで、かん木ヤブを凌がざるを得んようになってしもうた。じゃが北側に、おそらく生城山とおぼしき高峰が見える、あの方向にDscf7946下りたら何とかなろうと、確信して歩を進めていきます。そして、しばし難儀はしましたが、その思惑どおり前方下に道を発見。そこへ下りてみて、左右を見渡すと、左側が明るい。たぶん、さっきの垰分岐。

 念のため、コンパスチェックしてみますが、たぶん、間違いなかろう。そう確信して、右へと折れます。やがて、右上方に覚えのあるゴルフ場のものらしきフェンス。さらに、落竹の散乱する左からの谷と合流。大丈夫、まさにこの道じゃて。そう思いながら歩を進めていくと、南下山口の林道に到達。さぁ、ここからは荒れ気味の遊歩道。

 一応、クマ鈴はつけたまま…。気楽に下りていきます。枯れ「金玉水」や、小滝をチェック。上流に、ため池があるせいか、川床は黒っぽDscf7947くて薄汚れた感じがするのぉ。そんなことを思いつつ、名免羅川砂防堰堤。よし、ここから先は、舗装道。途中にあったコンクリ段差で、靴の中に入っていたゴミを取り除いたり、水分補給したりしての休憩。

 時刻は13時30分あたり。さて、次のバスは14時18分発なんじゃ。だいぶ時間があるの。屋内で休憩したいけど、汗びっしょり。全身が濡れとるから、あの古民家カフェとやらへ寄るのは、止めとこ。迷惑になっちゃ、いけん。そこで、炎天下じゃが、いつものように六日市バス停のそばに座って、30分余り待機することに。

 アスファルトの黒い縁石に座ると、めちゃくちゃ熱い。長うは、おれんで。そこですぐ外側にあるコンクリの白い縁石。尻と置いてみるとDscf7948、ここなら大丈夫そう。何、それに、ときおり風が吹いてきて、結構涼しいんじゃ。完歩祝いもチビチビしつつ、山歩きデータの書き出しが進みます。やがて、少し遅れてやって来たバスに乗り込んで、八本松駅へ。

♉ :(了)

2024年8月24日 (土)

女生城山 ③

 そこで、岩のそばにあった草の上に座ることにしました。おお、これなら何とかいけそう。ここに落ち着いて、オムスビと半熟タマゴをDscf7928食べます。それにしても半熟は食べにくいのぉ。このところ、これしか売っとらんのじゃ。自分で茹でた方がエエかの…。そうじゃ、前の日に茹でて、冷やしておきゃぁエかろう。

 食後に周囲の風景を堪能して、下山にかからむとします。下り口は確か、左手にあったはずなんじゃが、こうカヤが茂りあげとったんじゃ、分けわからんの。あちこち探しまくって、やうやう階段道を発見。ロープを手繰りながら下りていきます。こっちも山頂直近は急坂なんじゃ。やがて、亀石。これを下から見ると、どうなっとるんか。

 今日は方向を変えて、ようよう眺めてみます。なるほど、こっちから見ると、亀頭とは無関係なんじゃの。それからしばし。やがて、勾Dscf7932配はユルみ、まもなく、「子生城山」485コブへ。ちょっと、この木陰でひと息。生城山ピークでは、何となく落ちつかんかったからのぉ。さて、南前方に見える高みが、女生城山じゃろ。そう思いながら、足を踏みだします。

 やがて、垰分岐にさしかかります。ここに、子生城山への案内はありますが、女生城山のことは、何もないで…。じゃが、この先であることは間違いない。この小コブのヤブを乗りこえて下りたところに、テーピングのあるルートらしきもの。ここが、女生城山ルートの起点なんかの。そう思いつつ、右にあった踏み跡をたどってみることに。

 じゃがその先ほぼ、かん木ヤブ。それでも、テープのようなものがチラホラあるので、それをたどりつつ。やがて乗り上げた尾根すじ。Dscf7933どうやら右側に、まだ先がありそう。こりゃぁ、突きつめてみにゃぁなるまい。そう思って、歩を進めていきます。ときおり、道のようなものがあったり、プラポールがあったりするので、それを頼りに…。

 斜めになっている、枝の突き出した大きな枯れ倒木。「これを覚えとこ」と思いながら、上っていきます。なかなか着かんのと、思いおもい…。ようやくたどり着いたピークらしき岩場。標示らしきもんは何もないで。これじゃぁ、苦心惨憺して上ってきた甲斐がないのぉ。ネット情報に「女生城山」の言葉はあるんじゃが、上ったというレポがほとんどないんじゃ。

 ま、今度ここに上るとしても、時計回りでの記録をつくるためだけじゃの。面白味はないで…。さて、そんなことを思いおもい下りていDscf7943きます。あの枝倒木をチェックしたりして、順調に復路を戻っとったんじゃが。おそらく、寸前の尾根で右にカジを切ってしもうたんじゃ。あったはずのテープは見当たらんかったの。

♉ つづき:女生城山 ④

2024年8月23日 (金)

女生城山 ②

 そんな話を短い時間でやり取りして、バスは出発します。やがて、六日市バス停に到着。足を踏みだしたのは10時43分。今日は、古民Dscf7913家カフェが開いとるようじゃが、寄るかどうかは帰りに判断しよ。そんなことを考えながら、光源寺の前に。今日は東側のルートを歩いてみよう。ほんの少し、距離短縮じゃ。道幅はあるけど、民家の前を巻く無舗装道。

 通り抜けることができるんかと恐るおそる歩を進めてみたが、大丈夫じゃった。ちゃんと、見覚えある寺の前の坂に乗り上げました。そこから右の山側へ向かい、クルマの後ろにある坂を上っていきます。しばらく進んでいくと、「登山道入口」標示のある坂。そこを上ると、左右分岐。確かこの前は右を上ったの。確か、上で合流しとったはず。

 よし、今日は左を上ってみよう。こっちの方が、ちゃんと踏み固められとるんじゃ。そう思うて上ってみると、墓苑じゃった。なるほどDscf7916。そこを踏み分けて行くと、さっきの右からの道と合流。こっちの方に赤テープがあったで。まぁ、エかろ。とにかく、上へじゃ。それからしばし、ユル坂が続きます。赤テープのカン木や二重岩などがあったりして、「さぁ、ここからじゃ」。

 何度か気負いこみますが、まだまだ…。歩いていると、左で何やら動く音。目をやると、ハッキリとはしませんが、何やら走るヤマドリのような姿。やがてようやく、右の斜面に向けたロープ。これじゃ、ここから急登になるで。いよいよ覚悟して、歩を進めていきます。さて、予想どおり、斜面の急登に入ります。

 案内テープは、定かでなかったような気がしますが、とにかく踏み跡をたどります。かなりハードなんじゃが、そう長うは続かんのじゃDscf7922。まもなく、ロープの張られた急坂。これをよじ登っていきます。右側に薄暗い道のようなものはありますが、左上へ。じゃが、すぐその先にも分岐。右は薄暗い陰のルート。左は尾根へ乗り上げるらしい。

 よし今度は、右へ行ってみむ。じゃが、足元のスッキリせん、斜面トラバース。転げ落ちんよう、カン木をつかみながら何とかのりきります。乗り上げてみると、覚えのある尾根。どっちを通ったら、エかったかんのと思いつつ、先へと進みます。そして、最後の急登り。ロープをつかんでようやく、山頂広場に乗り上げます。

 5月末からしばらく来んうちに、草茫々に戻っとるの。この上り口も、下りるときには、ようよう観察せんと、どこにあるんか分からんDscf7924で。カヤに覆われているので、歩くのもたいへん。気温30.3℃、湿度59%なんじゃが、コンクリ丸太のイスは熱うて座れんで。岩の上もそうじゃ。痔疾にはエエかもしれんが、長うは座っとれんのぉ。

♉ つづき:女生城山 ③

2024年8月22日 (木)

女生城山 ①

2024年8月18日
天気:晴れ
気温:26.3~44.3℃
湿度:37~64%
風速:0.9~2.1m/s

六日市バス停10:43ー東登山口10:53ー急坂へ11:17ー生城山11:30~11:53(昼食23分間)ー子生城山12:16ー分岐垰12:21ー女生城山12:34ールート復帰12:54ー南下山口13:03ー名免羅川砂防堰堤13:15ー休憩13:22~(推定10分程度)ー六日市バス停13:43

 この前の定例日に、雲月山を歩いたばかり。たまたま仕事の塩梅で、調整日として活用できるようになった今日、まだ猛暑が続いて、熱Dscf7911中症アラートも出ている中、できるだけ安楽なコースをと考えてみます。そこでこの前、JRの遅れでバスに乗り継ぐことができなんだ、女生城山行の雪辱を果たすことにしました。

 今回、JRは定刻運行で八本松駅に到着。バス乗り場まで、6分はかからなんだの。それでも駅舎の階段を下りると、同時にバスが入ってきました。そして、定位置らしきところまでバックして待機。すぐに乗り込んでパスピィ・チャージ。そして、運転手に、どのくらい遅れることがあるのか尋ねてみました。

 すると、西条駅から来るので、せいぜい3~4分くらいとのこと。「この前、6分遅れてたどり着いたとき、バスの気配がなかったから、すぐに引き返したんじゃが、もう少し待っとった方がエかったんかの」と問いかけてみます。すると、「10分近くも遅れるこたぁないですよ」との返事。そうかぁ、やっぱり引き返して正解じゃったんじゃの。

♉ つづき:女生城山 ②

2024年8月 8日 (木)

女生城山行 断念

2024年8月7日
天気:快晴
気温:32.6℃
湿度:38%
風速:2m/s

八本松駅バス乗り場10:31

 このところの猛暑。前回定例日は、最高気温が37℃越えるという予報。仕事のときの暑さから慮ってみて、こりゃぁいかにいうても、山は歩かん方がエかろうと判断。そんなことで、この日の山行は休んだんじゃが、実際の気温は35℃台じゃったんじゃ。「クソったれ、畜生!!」という、下品な本性が現れてしまう気分。

 じゃがそれでもおそらく結構、暑かったに違いない。そして、今日も予想最高気温36℃の「熱中症アラート」。どうかのと思いおもい朝、買い出しに出てみると、風が吹いていて結構涼しいで。しかも、東広島は1℃ほど気温が低いんじゃ。こりゃぁ、行かん手はあるまいて。そう判断して、西広島発9時39分の糸崎行列車に乗らむと、ホームで待つ。

 すると、何があったんか、いつものように何の説明もないが、6分遅れとの駅アナウンス。待てよ。バスへの乗り継ぎ時間が6分間なんじゃ。こりゃぁ危ないの。ま、それでも、途中で遅れを回復するかもしれんし、ひょっとしたらバスも若干の待機はしてくれるかもしれんという、カスのような甘い期待。まぁ、ダメならダメで、短い列車行を楽しむとしよう。

 ホームで待つ女性に、「こっちの開発が進んどるけど、アストラムラインの駅はどこらに造るつもりですかね」などと話しかけつつ、「列車遅れでバスに乗れんようになるかも」と窮状を訴える。やがてやって来た列車に乗り込みますが、遅れの回復どころか、海田市駅あたりでは遅れは8分に。何で、余分に遅れが重なるんかのぉ。

 もはや、半ば諦観してたどり着いた八本松駅じゃが、それでも急いで下りたバス乗り場。やっぱり、10時31分にはバスはおらんかったの。いざとなったらタクシーでもと思よったが、待合所の受付女性からはツッケンドンな対応。ま、高額な料金を払うてまで利用するこたぁなかろうと、スッパリ諦めて、JRで帰途につくことに。また、今度じゃ。

♈ :(了)

《追伸》
 じゃが、夜になって枕の上でふと思いつき。考えてみれば田舎のバス、10時25分の出発予定に対して、バス停には31分の到着。バスが遅れとった可能性もあったかもしれんで。あと5分ほどでも待った方が良かったかも。この前も確か、若干遅く入ってきたような覚えが…。考えてみれば、待合所の電話中の女性係員が手を挙げたのは、これから来るバスの方角を指し示しとったんかもしれんの。このときは、到着時点で遅れてしもうとるから、バスの遅れまでは勘定に入っとらんかったんじゃ。もはや、後悔先に立たず。ま、もちろん定刻に出とった可能性もあるがの…。

2024年8月 7日 (水)

石嶽山~石岳山方面への縦走 ③

 それにしても、なかなかそこにたどり着かんのぉ。確かどこやらに、分岐標示の柱があったんじゃ。それに従って進んどるんじゃが、あDscf7846れから上り坂をふたつまでカウントしたけど、何かおかしいで。エライ予想外に、上り時間がかかるんじゃ。ひょっとして、いきなり石岳山ピークに乗り上げるんじゃなかろうの。

 そんな夢想に取りつかれながらも、上っていきます。じゃがいつのまにか、進路の尾根すじは左に曲がってきたで。「おかしいの」と思いつつも、それからしばし歩を進めてきたけど、こりゃぁルートを外れとるの。これまであった、導きの赤テープも見当たらんようになった。この先にはまともなルートはなさそうじゃ。もはや、これまでか…。

 いつのまにか、右の尾根が低うなってきたから、あれに乗り上げてみむ。そう思って右へ。じゃが、結構な段差もあったりする、難儀Dscf7848な上り坂。いや、ムテンなもんじゃのうなってきた。直近の尾根まで乗り上げてみたけど、山道もない。じゃが、どうやらまだこの先には、ピークらしきもの。よし、あそこまで行かむ。

 まともな道じゃないで。カッパは着とるけど、身体は汗でびしょ濡れ。ま、とにかく上へじゃ。それしかないんじゃ。そう思って、よじ登っていきます。ようやくたどり着いたピークでは、左右に走る道に交差。ひとまず安堵じゃが、コンパスチェックしても、これがいったいどこになるんか、よう分からんの。テーピングはあるんじゃが?

 とりあえず、右へ歩を進めてみるか。こっちが確か、石岳山方面なんじゃが、どうも進路に確信が持てんの。そこで、引き返すことに。Dscf7852とはいうても未だに、よう分からん状態…。ま、山道はスッキリしとるんじゃ。しばらく進むと、尾根左側を行く広い道。そこをそのまま下りていくと、何となく見覚えのある道…。あの荒れ山道か。

 そうじゃ、たぶん石岳山からの下り道。進むにつれ、だんだん確信に。後から考えたら、引き返せば計画ルートをたどることができたじゃが、もう今日は、このまま下りむ。もはやこの時点では、帰ることしか、頭になし。途中の大倒木を跨ぎ越えしたり、「ムダに長い」道程を歩いてやうやう、電柱下山口。ここにストックを置きます。

 時刻は、13時55分。そこからは、道路歩きなので、勾配は小さいものの、引き続き長いながい道程を歩いて、熊野馬場バス停にたどりDscf7853着いたのが、14時25分。次のバスは14時51分なので、それまでの時間に、近くの「行きつけ」スーパーへ寄って、冷たい麦飲料を飲み干すことに。リベンジのことは、まだとても考える気分じゃないの。

♓ :(了)

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