三篠川流域

2023年6月 2日 (金)

白木山 椿谷・滝~正面コース ⑤

 さぁ、下りるぞ。いったんトラバースになったけど、その先から、再び急坂。途中には何箇所か模木階段も。そうそう、上ってくる2人ほDscf4340どの男性ハイカーとすれ違ったりしながら…。やがて、五合目538m。それにしても長いの。脚の調子は、さほど悪くなありませんが、やや疲れ気味。ま、サポーターを着けるまでには至らんが…。

 そんな思いで下りて行きます。確か三合目あたりに、こちらを睨みつける馬頭…「観音」?じゃったかの。さてと、それでもようやく、下山口の石段にたどり着きました。下りていると、ひとつ右側のルートを上ってきた、白い生脚。どうも男のような感じがしたので、ゲロゲロ。二度見はせんかった。あいさつの声をかけたけど、返りはいまひとつ。

 ま、そんなことは、どうでもエエこと。そう言やぁ、帰りの列車。どうも平日は、15時01分発しかないんじゃ。最初に5月14日で検索しDscf4343たときは、14時29分があったんじゃが、10日で再チェックしてみたらこの時刻。あれでも、検索ミスということもあるかもしれんと、駅へちょっとだけ急いでみました。

 そして何とか、14時12分に到着。白木山駅の時刻表をチェックしてみるとやっぱり、14時29分は土日タイムじゃった。せうがない。ベンチで、ハイキングバージョンを解除。15時01分まで、50分ほどの待ち時間、ゆったりと、山歩きデータを書き出すことにしました。今日は働肝日なので、完歩祝いもしながら…。

♈ :(了)

2023年6月 1日 (木)

白木山 椿谷・滝~正面コース ④

 やっぱり、ややユル勾配。しかも、まともに歩けそうな感じ。木々の間を縫って進んで行きます。大岩のあるところで、ちょっと休憩Dscf4320。ひと息ついて、上って行くと、テープ発見。さらに稜線あたりにも、何本かの木々にテーピング。よし、結局、軌道は修正したんじゃの。そう思いつつ、稜線に乗り上げてみましたが、ネット情報にあった、上り口の赤いリボンは、発見できず。

 まぁ、とにかくここで、ひと息。方角をチェックして、白木山山頂をめざします。まだここから、1km余。甘うはないで。そう、自らを律して、歩を進めていきます。いきなり、急坂じゃったが、それからはトラバースと尾根を左に巻く側道行を繰り返します。じゃが、あの鉄塔のあるところへは、尾根を歩きたいもの。

 そう思っていると、「山頂10分」の標示。ここじゃの。10分は結構あるか…。じゃが、後ひと踏ん張りじゃと、上って行きます。ま、Dscf4321そうは言うても、結構な上り坂。岩階段はあるし…。それでも、心にムチ打って上ていくとやがて、そびえる鉄塔が見えてきました。これが、武田山から望める白木山の象徴じゃの。もうすぐじゃと、拍車をかけて上ります。

 たどり着いた電波塔ビルから、後ろをふり返ってみると、展望良好。宮島まで見えるの。さて山頂はと、行先を見通してみると、ほぼトラバース。後は安楽じゃ。そしてすぐに、山頂。展望台の周囲には、男性ハイカー3人。あいさつの声をかけますが、誰からも返事なし。グルっと回って、こちらを振り向いたハイカーに、もう一度、顔を見ながら声をかけると、返ってきました。

 山頂標示柱をタイムチェック12時20分。今日は、西側の景色がよく見えるところに座って昼食。オムスビとユデ卵を食べながら、広島Dscf4327南アルプス、阿武山から螺山、水越山とその横に突き出た森山、さらに堂床山から備前防山などを同定してみます。ネット情報によると、あの白いところが、南原ダムらしい。ロックフィルダムとか…。

 そんなことを思いながら食べ終えて、再度、展望台の方へ行ってみますが、どうもふれあえそうな感じがしないので、下山することにします。その前に、東方向を眺めてみます。大山はたぶん、あの雲の向こうのシルエットか。そして、南側に目を転じて、石鎚山は…。はるかな海の向こうに、ややハッキリとした姿でそびえているように見えます。

 たぶん、間違いなかろうて。そんなことを感じながら、下りて行きます。かなり進んだところで、上三田ルート分岐。こっちは、そのうDscf4337ちまたじゃ。それから、足の置き場をチェックしながらズンズン。そして、しばらくすると、水場に。今日は水は飲みませんでしたが、あの上りの泥で汚れたシューズに、水をかけておきます。

♈ つづき:白木山 椿谷・滝~正面コース ⑤

2023年5月31日 (水)

白木山 椿谷・滝~正面コース ③

 じゃが、かなり先の方まで、その「道のようなもの」が続いとるように見えるのは、右。よし、こっちへ行ってみよう。すると、結Dscf4305構歩ける。やがて、沢をまたぐ細倒木に、テープ。これで間違いないんじゃの。じゃが、ここはどう進むんじゃろうか。その上で、沢を渡り、左岸を歩いてしばらく…。ときおり、小さな滝々。

 それらを見ながら、道のようなものや踏み跡を探しさがし上って行きます。ネット情報にあったような、滝名標示板は見あたらんかったで。見過ごしたんかの。そんなことを考えつつ、滝横の急登を乗りこえて行きます。「左側」という言葉が、印象に残とったんで、左側をチェック。すると、何とか登れそうな岩場が…。そんなケースがいくつか。

 大きめの滝。その左の岩場を上ってみると相当な勾配です。ネット情報には、「とても下りることができそうにない」という話がありDscf4309 ました。「そうは言うても、下りれんこたぁなかろう」と思っていましたが、ここの岩場、相当な覚悟で臨まんと下りるのは大変。ロープなしでは無理じゃの。これまで、自ら取付けたこたぁないが…。

 右岸では、コケで湿った岩場にはりついて歩くことしばし。これもズリ落ちることなく、何とか乗りこえて、たどり着いた先には、ちょっと大きめの滝。「時雨の滝」の標示板がありました。はじめて見つけた「板」。確か、ネット情報では、この滝が一番最後じゃったんじゃが…。はて、ここからの行く先、何の案内もないの。

 右にも左にも、「道のようなもの」に限りなく近い斜面があります。どっちかの。そう思いつつ、滝の両側を見ると、左側に、その上Dscf4313に行けそうなところ。これかのと、そこを登ってみます。まぁ、まともな道とは言えんの。やがて、わけ分からん状態になってきたで。どうも、沢の先には、ルートらしきもんが見あたらんのじゃ。

 ルート図ではやがて、右の尾根すじへ行くことになっとるから、そうなんじゃろ。そう判断して右へ。しばらくすると、沢はもうひとつ左側に入ったので、ちょっと戻って、その傍の尾根すじを上ってみます。じゃが、これも結構な急勾配なんじゃ。息が切れる。しばらく、わけ分からん状態じゃったが、テープひとつ、発見。

 こっちで、エかったんじゃの。そう思って、この尾根すじを上って行きますが、いや、どうもやっぱり、キツ過ぎるで。カン木や木のDscf4315根を掴みつかみの登り。まともなルートじゃないのぉ。そんな思いで、右を見ると、ユルい谷すじ。こっちの方が歩きやすそうじゃ。どっちにしても、いずれ稜線にたどり着くじゃろ。そう判断して、そっちへ移動します。

♈ つづき:白木山 椿谷・滝~正面コース ④

2023年5月30日 (火)

白木山 椿谷・滝~正面コース ②

 効果が出るまでには、時が必要じゃけんの。そんなことを即座に済ませて、登山口へと向かいます。確か、上の道じゃったよのと、確Dscf4285かめながら…。ま、これに乗り上げたら、大丈夫。まもなく、背後に男性ハイカー。「越さばこせ」じゃが、しばらくついて来る様子。女性ハイカー2人は、ゆったりと出発したよう。

 やがて、御木戸登山口。ここは通過とふり返ると、男性ハイカーと女性ハイカー2人は、どうもここから入山するらしい。それはそれで、好都合じゃの。そんなことを思いながら、進んでいると、ケモノ避けフェンス。チューブフックを外して、入ります。もちろん、その後すぐに、復旧。さてと、ここを歩くのは、久しぶり。山道が整備されて、歩きやすうなっとるような感じ。

 やがて、下りてきた男性ハイカー。あいさつを交わして、どのコースを通ってきたんか、たずねてみます。すると、正面コースから上Dscf4295って、バリェーションコースを下りてきたとのこと。落ち葉が取り払われて、歩きやすかったらしい。そこで、こちらは、椿谷・谷ルートに挑戦するつもりと話します。じゃが、滝ルートをそのものを、よう知らんようじゃ。まぁ、そんなもんか…。

 さて、問題はそこからじゃった。沢は、土日に降った雨で結構な水量。しばらく進んで行くと、山道は上下に分岐。ここは上じゃろ、そう思いこんで辿ってみましたが、道は先細り。行く先が曖昧になってきた。この右上の尾根に上がるようなルートも見あたりません。少し引き返してみたけど、未だ進路が判然とせんで。よし、「賢者の選択」。大返しをしてみよう。

 「いまひとつ、よう分からんの」と思いつつ、さっきの上下分岐まで戻ってきました。こうなったら、下の道を進んでみるか。するとDscf4297ルートが続いとるで。こっちじゃったんじゃの。そう安心して、歩を進めていきます。じゃがそこから、沢渡りあり、段差の小滝の横を上る急坂ありで、ひょっとして、もう滝ルートに入っとんじゃなかろうかという錯覚。

 しばしの試練を乗り越えて、たどり着いた「椿 ケンカ別れ 広場」。ここが、「ひのき尾根」、「バリェーション」、「椿谷」各コースの分岐点になっとるようじゃ。いったん、少しだけ戻って、椿谷ルートへ。やがてこれも、よう分からんルートに…。ときおりあるテープをチェックしつつ、沢の岩場などをたどって行きます。

 こここそ、もう滝ルートに入っとるんじゃなかろうか。そんなことを思いながらも上って行くと、ようやく、例の「滝ルート」の標示Dscf4301板。これか。ここからが、まさに本格的な、滝ルートなんじゃの。じゃがこの先、このまま沢の右側か、それとも渡って左側か。どちらにも「道のようなもの」が見えるけど、テーピングはいずれにも見あたらんで。

♈ つづき:白木山 椿谷・滝~正面コース ③

2023年5月29日 (月)

白木山 椿谷・滝~正面コース ①

2023年5月10日
天気:快晴
気温:17.6~29.7℃
湿度:25~68%
風速:0.9~3.8m/s(三入)

白木山駅8:40-フェンス登山口8:52-椿谷コース分岐9:36-滝ルート分岐10:07-時雨ノ滝11:09-稜線乗り上げ11:57-白木山12:20~12:39(昼食休憩19分)-五合目13:20-御木戸下山口14:05-白木山駅14:12

 当初は定例日の今日、竹原大乗の前平家山・平家山の反時計回り縦走を。そして、調整日として有休をとっていた14日に、白木山行をDscf4283計画していました。ところが天気予報では、この週末、雨の予報。白木山は、椿谷の滝ルートからの上りに挑戦するつもりじゃったが、もし天気が回復したとしても、かなりの急登があるらしく、雨後の岩場は滑りやすうなるかも。

 そう予測して、両者を入れ替えることにしました。歩行距離やこれまで準備してきた気分を考えると、あまり具合はエエことないんじゃがの…。ま、せうがなかろ。ということで、今日は白木山椿谷・滝ルートに挑戦。広島駅で、何やら心地よからぬ臭いのする芸備線に乗り換えて、白木山駅へ。確か、イコカは使えんかったはずと、西広島駅で切符を購入しとったんじゃ。

 それでも、刷新されとるかもしれんという懸念。じゃがそれは見事に外れて、到着したのは、昔ながらの懐かしい白木山駅じゃった。ここで降りたのは、こちら以外に、ハイキングスタイルが3人。ひと足先に歩きだします。左脚の違和感、まだ、さほどでもないけど、若干、レベルが進んでいるような感じがするので、躊躇せずに痛み止めを飲んでおきます。

♈ つづき:白木山 椿谷・滝~正面コース ②

2021年3月31日 (水)

角山連山 井原市~志和口 ③

 岩場を経て、三つコブ山なんじゃが、うまい具合に、コブがカウントできんかったような気分で、最後のビール瓶サークルのあるコブに013_20210328151901。11時36分。エエ時間じゃ。道々考えてもいましたが、角山まで辛抱せず、ここで昼飯にしよ。気温16.0℃、湿度36%じゃが、若干風が強いので、寒い。ウィンドブレーカーをはおって、倒木に腰かけます。

 オムスビを食べること11分間。さてと、事前にチェックしておいた、マイテープのある西方向へ下りて行きます。若干の急降と、そして急登。それから、若干勾配は緩みますが、長い上り坂。やがてたどり着いたのは、590ピーク手前の分岐。大ヌタ場を右に見て、左へと進んで行きます。迷いそうなポイントには、マイテープがあるので安心。

 しばし、安楽なユル坂が続きますが、それでも、角山が近づくと急勾配も。地形図上では、等高線の間隔は広いんじゃが、実際にはか014_20210328151901なり急な角山の北斜面。最後は攀じるようなところも。何とかピークにたどり着いたのは、12時31分。計画より30分余りの遅れです。まぁ、今日は昼メシも済ませとるので、ひと息ついて下山にかかります。

 この前の間違えを、踏襲せんように気をつけて。ひとつ先の尾根すじで間違いなかろうと思いつつ、それでも慎重に下りかけると、マイテープ発見。それにリボンがところどころ。やっぱり、こっちで大丈夫じゃの。それにしても、等高線がビッシリ詰んどるんじゃ。実際にも、かなりの急坂。潅木を掴まにゃぁ、滑ってしまいそう。

 スピードは望めない。いったんユルみますが、再び急勾配に。標高差150mほどじゃけぇ、上ったら短く感じるんじゃが、下るときは016_20210328151901、何となく長く感じるのぉ。それでもやがて、鉄塔のある鞍部。ここからはグッと、ユルむんじゃ。そして、祠手前の「谷道」を下って、林道下山口に下り立ったのは、12時54分。これなら、志和口駅発14時07分の便に間に合うかも。

 ちょっと、左脚に違和感はありますが、マイペースで林道を下りて行きます。ヤブツバキやヤマザクラ、そして、里近くなると、ソメイヨシノやアセビの花が美しい。晴れてきたので、ノースリーブになって歩きます。白木中を過ぎた先にある、駅への階段道。分岐に気をつけながら下りて行きます。

 志和口駅にたどり着いたのは、13時48分と、次の列車まで十分な余裕。計画より、5分余り早いで。角山からの急降と、後は林道じゃ017_20210328151901ったけぇの。ゆったりと、ハイキングバージョンの解除など、乗車準備をして、やって来た一両編成の車両に乗り込みます。そのせいか、ちょっと乗客が多いような感じ。山歩きデータを、ウツラウツラしながら書き出します。

♌ :(了)

2021年3月30日 (火)

角山連山 井原市~志和口 ②

 井原市駅で降りたのは、自分ひとり。さてと、高山八幡宮登山口へと向かうか。車窓からチェックしそこねてしまいましたが、何とかこれまで002_20210328151901の覚えと勘で、進入路を発見。線路を渡って、急坂を上っていくと神社。左(西)側へと進むと、その奥の少し右(東)に、例の「扉」標示がありました。相変わらず、上中下の三箇所を針金で止めています。

 下まで外しても、半開きにしかならないので、強引に押し開けて入ることに。そして、当然のマナーとして、すべてを元に戻しておきます。さてと、見渡してみると、左側に踏み跡のようなもの。そして、少し上にあったマイテープに勇気づけられます。ほぼ斜面直登に近い急勾配を上っていくと、再びマイテープ。そして、コブからは稜線沿いに西へ。

 その前に、この下山ルートの取付きになりそうなあたりにテーピングをしますが、この前迷った個所がハッキリしません。後からゆっ004_20210328151901くりと地形図をチェックしてみると、どうも、276ピークから北へ向かう稜線を進んだようです。そうじゃ。ここらに頻繁にあるピンクリボン。前回は、これを無批判に信じてしもうたんじゃったの。

 その276ピークから、西へと曲がります。ややヤブっぽい尾根すじをキープして進んで行くと、ようやく、ピークの手前にある328三角点にたどり着きました。いつも、けっこう長く感じるけど、時間チェックしてみると、わずか8分間じゃった。ピンクリボンは、この前あたりまで。これから先、頼りになるのはマイテープのみ。

 いったん鞍部に下りて、しばらくすると急坂に。それを何とか乗りこえて、403ピーク。さて、この尾根すじをまっすぐ下りむとした006_20210328151901ところ、右側に尾根すじが起こっているではないか。いったん下りて、上ることもできそうですが・・・。たぶん、これまで何度か、そうしたような覚え。今日は、あの尾根まで上り返してみよう。

 戻って探してみると、左(西)側に、その尾根すじへと続く道のようなものを発見。何の標示もないので、テーピング。やや荒れ気味の稜線。少しばかり進んだところで、やがて、マイテープ発見。これまで、ここから下りたんかもしれんの。次の尾根すじへの乗換えと勘違いしとったんじゃ。今回はこれまでと違うて、地形図と照合しながら進めるで。

 これも、これまで何度かの道迷いのなせる業か。さてと、ユル稜線、鞍部からスギ林を急坂を上って、ひとつ北の稜線に乗り上げます008_20210328151901。ちょっと、地形図の等高線がいまひとつ、スッキリ腑に落ちませんが、ま、ここは、これまでの轍を踏んでおこう。先jはしばし、ユル稜線じゃが、491ピークを過ぎると急勾配に。

♌ つづき:

2021年3月29日 (月)

角山連山 井原市~志和口 ①

2021年3月24日
天気:曇りときおり晴れ間のち晴れ
気温:14.1~23.7℃
湿度:30~44%
風速:0.4~3.2m/s(三入)

井原市駅9:14-高山八幡登山口9:23-276ピーク9:59-328三角点10:07-スギ林登坂11:02-ビール瓶サークル11:36~11:47(昼食11分間)-角山12:31-林道下山口12:54-志和口駅13:48

 この前歩いたような気分じゃったが、『里山探索』をチェックしてみると、2019年11月13日じゃった。10㎞ほどのミドルコース。月022_20210328151901間計画で決めてはいたものの、その難儀さに、直前になるとイモを引く思い。確かにテーマはあるけど、もっと他に、久しぶりに、楽しめる山はなかろうかとチェックしてみますが、急な変更はなかなか難しい。

 ええぃ、今日はこれじゃ。そう観念して、少しばかり景気をつけながら、準備を続けます。それでも、定刻に西広島駅を出発して、太田川の鉄橋を渡っていると、「よし、今日はルート探索を楽しむとするか」と、気分が前向きになってきました。まぁ、何とかなろう。広島駅で芸備線に乗り換えて、沿線の山々を同定しながら・・・。後半は、昨夜(今朝)の睡眠不足を解消するためリラックス。

 ハイキングスタイルの決まった老若男女10人ほどのグループが、上三田駅で降りました。切符の扱いが不慣れな様子。無人駅初心者か。いったいどこへ行くんじゃろ。白木山駅から乗り込んだ2~3人のハイカーと合流しとったから、ひょっとしたら住吉神社からの白木連山半縦走でもするんかの。さらに志和口駅では、男女ハイカー。迎えのクルマに乗り込んだから、鎌倉寺山あたりか。

♌ つづき:角山連山 井原市~志和口 ②

2021年1月 5日 (火)

白木連山 上三田~中島 ⑤

 じゃがここは、何度も歩いたから、いまさら迷うことはない。ユルい上り下りを経て、反射板のある675.4三角点に。さてとここからが033_20201231082401、危ない急降なんじゃ。そう覚悟して、下りて行きます。ま、三点キープが必要なほどではなかったの。それにしても、勾配は大きいで。そして、水たまりのある鞍部から、小上り。

 テープに書かれた標示に気をつけながら、下りて行きます。ところが途中、危うくルート外の鉄塔下を進んでしまいそうに。というのも、その手前にあった尾根の肩で、分からんようになったんじゃ。下りていると、その鉄塔下には、模木階段がない。おかしいの。下界の川の様子をチェックしてみるけど、よう分からんで。

 さらに下りたところで、「どうも違うの」と判断。引き返します。そして、先ほどの尾根の肩を回り込んでみると、やっぱり、こっちが正ルートじゃったようじゃ。そう判断して歩き進めますが、「それにしても、鉄塔と模木階段がないのぉ・・・」。そう思っていたら、やがて、鉄塔なしの模木階段だけの急降になってきました。

 砂と落ち葉が溜まっていて、危ない。慎重に歩かにゃぁならん。しかも延々。それにしても、模木階段とは別にしても、連続する鉄塔があ034_20201231082401ったはずなんじゃが・・・。やがて、その覚えどおり、かなり下ったあたりから、三連続の送電鉄塔。そんなわけで、途中で道違いをしとったんじゃなかろうかという、疑念は払しょく。これで大丈夫じゃ。

 まもなく、下山口へと続く落ち葉山道。滑りやすいうえに、途中に崩落しかけとるところもあるから、油断は禁物。気を張り詰めたまま、ようやく、根の谷川下山口にたどり着きました。15時51分。ここで、完歩祝いをして、JR中島駅へと向かいます。駅に着いたのは、16時07分と、予定していた16時17分に近い時刻。まだまだ脚は、大丈夫じゃの。

♒ :(了)

2021年1月 4日 (月)

白木連山 上三田~中島 ④

 自分はここまで来るのに、ヘトヘト気分。もし、肩をたたかれたら、仕方なく応じたかもしれませんが、この段階では、背中に026_20201231082401声を聞きつつも、やり過ごします。すると、隣にいた先着者のひとりが、引き受けました。聞こえてくるのは、けっこう撮影のコツを心得ているらしき対応。「これで、イイのだ」。

 そんなことを思いながら、オムスビを食べていると、やがて「団体さん」が帰途に。その中には、「また来るよ」とか、山を擬人化して話しかけている人もいたり・・・。おぃ、おぃ、こっちの後半ルートと同じ方向かい。彼女らを追い抜くのはいやじゃの。残った先着者たちの話では、「桐原に下りるらしいが、林道を通るんじゃろ」との憶測。

 それから、10分くらいして、下山にかかります。「なるようになれ」とマイペースで進む。やがて、白木山登山口。そこから、林道028_20201231082401を左へ。けっこうな勾配。まぁ、林道じゃから、たいしたこたぁないんじゃが・・・。そして、確か、右上の鉄塔から林道が下りるところ。上から白いクルマが3台。送電鉄塔の補修工事かの。

 こっちに下りてきたので、立ち止まってやり過ごします。それにしても、ここでクルマとすれ違うのは、はじめてじゃの。クルマの中を、確かめても見なんだが、ひょっとしたら、山頂にいたパーティ連中かもしれん。途中、北へ下りている林道を見下ろしても、話し声も聞こえなんだし、姿も見かけなんだんじゃ。

 明確な根拠はないけど、可能性はあるで。あの集団が、それほど速いとは思えんからの。じゃが、予想外に足速じゃったことも考えられ023_20201231082401るが、まぁ、どうでも、エエことなんじゃ。そんなことを、ヒマな頭に浮かべながら、林道交差点を過ぎて、さらに西へ。それにしても、歩きにくい荒れたガレ林道。目じるしの折れカーブミラーは健在。

 ここからは、滑らぬよう注意が必要な山道。はじめとおわりがポイントなんじゃ。そして、756鉄塔からの下り道との合流点に。今日はこの先、林道を歩いてみよ。木々に無数の小さな赤テープ。いったい、何の記かの。そして、山側に生えとった大きな草が見あたらんようになっとる。やがて、展望広場。ひと息つきながら、景色を楽しみます。

 そして、崩れとらんか心配しとった、山道との合流点。その小坂は無事じゃった。これを上って、山道を進みます。岩場の急降を過ぎて、さらに若干の急降急登。それをやり過ごすと、鉄塔ピーク。ここから、白木山をふり返ります。いつもながら、ずいぶん遠いの。やがて、707ピークを左に巻く道。要の分岐にあった板標示が、無うなっとる。

♒ つづき:白木連山 上三田~中島 ⑤

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