アストラムライン北

2021年1月29日 (金)

阿武山 別所団地~七軒茶屋 ③

 これを乗りきって、コブに乗り上げます。そして、鞍部へのユル坂。「さて、この次かの」との予測どおり、やがて、粘土質の急坂に016_20210124154101。じゃが、これも、しっかり靴先を踏み込んだら何とかなるで。滑らずに上ることができます。もちろん、ロープや岩角を使っての3点キープは忘れず。使えるものは何でも使う、ジャッキーチェン方式じゃ。

 そして、息を切らしながら上っていくと、上にハイカーの姿。「おっ、山頂か」。その期待に違わず、たどり着きました。さっきから、続いとった大足の靴跡は、どうもこの人のじゃないらしい。北東ルートから歩いてきたというと、驚きの声を上げとったからのぅ。「雪が新しかったから、しっかりと踏めば、さほど滑らんかった」

 そう言うても、称賛の声。まぁ、それはそれ。確かに難儀して、上っては来たんじゃ。山頂広場には、その人も含めて4人の男女パーテ018_20210124154101ィ。11時38分じゃった。彼らが丸太ベンチを占有しとったので、こちらは山頂標示の前に立って、オムスビを食べる。すると、「申し訳ない」との声。ま、積雪のあるときは、座らんことも多いから、どう言うこたぁないんじゃ。

 どうも、彼らはこれから昼飯にするらしい。それにしても、さっきから降り続いとる雪は、止みそうにない。そんなことを話して、下山ルートへと出発。女性ハイカーのひとりが、アイゼンを着けているのが目に入りました。彼らが上ってきたチップルートは南側、その必要もなさそうじゃが、人それぞれじゃ。

 ま、それにしても、アイゼンは無暗につける必要のないことが、この間の経験でよう分かった。だいだい、着脱が面倒なんじゃ。でき019_20210124154101れば、着けずに済ませたいもの。持ってくるのも重たいし・・・。じゃが、必要な場合もあるじゃろうから、致し方ないがの。さてと、チップ道、下りるにしたがって、残雪の量も減ってきました。

 やがて、梅林小下山口。ここまでも、その先も、斜面を蛇行するルート。そして、鳥越峠が近くなったかと思うあたり、「子供」が上ってきました。「ひとり?」と問いかけると、「そうです」との返事。その受け答えで、この人はおとなの女性と判断。「気をつけて」、「ありがとうごいます」と、すれ違います。

 それから、封鎖されたままの西ルート分岐をやり過ごして、ようやく鳥越峠。さてと、これを南へ。されど、記憶にあったほど険しく021_20210124154101はなく、坦々じゃが、長い道程。やがて、広い谷に出て、左に崩落谷を眺めながら、階段を下りて、その沢の対岸へ上ると、砂防ダムへ続くトラバース道。

 ここもまだ、重機が作業中の状態で置かれとるから、工事中なんじゃの。今日は正月2日じゃけぇ、誰もおらんが・・・。適当なルートをたどって、道路へ下ります。そして、今回も、いまひとつ、七軒茶屋駅へのルートは、釈然としませんでしたが、何とかたどり着いたのは、計画より20分余り遅い13時06分。

♋ :(了)

2021年1月28日 (木)

阿武山 別所団地~七軒茶屋 ②

 じゃが、ちょっとばかり、心にできた「空」。そうじゃ、明日予定しとった阿武山に行こう。1日を空けるのは、いまひとつなんじゃ。028_20210124154101まだ6時台。これから、買い出しに行っても、ゆったりと出発時刻。ところがそして、西広島駅に向かわんと、新己斐橋にさしかかったとき、見上げてみると、近くの山々は緑。

 じゃが、ちょっと奥の広島南アルプスあたりは稜線が白い。そして、阿武山あたりには、どうも白い雪雲に覆われているよう。こりゃぁ、止めようて。ここまで来て引き返したことは、今までないけど、「賢者の選択」と行こう。やっぱり、明日でもエかろう。そんなことで、その翌日の今日2日にかけます。こうなったら、よっぽどのことがない限り、後には退かんで。

 そう決意して臨みますが、最悪の場合には、それなりの対応をするつもり。予報では雪も降らず、1日より気温も若干高そう。これなら残雪も溶けるかも。そんな期待を胸に、出かけます。車窓から眺める山々、武田山あたりには、ちょっと木々の枝に白いものがチラホラしてるような気がしますが、大したことはなさそう。

 但し、阿武山は今日も何となく、雪雲に覆われているような感じ。しかし、もうここまで来たら、上るのみじゃ。上八木駅で降りて、別所団地へのルートを、半ば勘に頼って上って行きます。何とかなったで。階段を上って、最後の坂を詰めると、「別所入口」。ところが、その対側には、「工事中のため立入禁止」とかのプレート。

 まぁ、今日はそうは言うても、正月2日、工事の邪魔にはならんじゃろ。そう思って上っていったところ、やっぱり。重機は止まっとっ008_20210124154201て、誰もおらん。この前の取り付きを探しだして、テープを頼りに上って行きます。はじめのうちは、まともな山道ですが、途中から崩落谷。何とか残されたルートを、滑らないように気をつけて進みます。

 やがて、沢渡り。さらに、ロープの垂らされた急斜面を攀じって、山道に乗り上げます。それから、別所団地分岐。しかし、そこからも結構な急勾配が続きます。空が見えたけど、まだ稜線には至らず。そんな思いを、何度かしながら、ようやく、主尾根にある上八木分岐に到達。そのあたりから、山道は真っ白に。

 踏み跡のスジだけが、ほんの少し残っている状況。ま、これからはユル稜線。ゆったりを林の中を歩いていきます。とはいうても、い011_20210124154101つものマイペース。山頂のまでには、急登が2つあるんじゃと、覚悟して歩いていると、まず最初の岩場上り。おっ、こりゃぁ、アイゼンなしでも、しっかり踏み込めば、何とか行けそうじゃ。

♋ つづき:阿武山 別所団地~七軒茶屋 ③

2021年1月27日 (水)

阿武山 別所団地~七軒茶屋 ①

2021年1月2日
天気:曇りのち雪のち晴れ
気温:5.7~17.1℃
湿度:30~46%
風速:0.8~4.1m/s(広島)

上八木駅9:42-別所団地登山口9:53-枯沢渡り10:26-別所団地分岐10:32-上八木分岐11:03-阿武山11:38~11:51(昼食13分間)-鳥越峠12:19-下山口12:41-七軒茶屋駅13:06

 年末・正月の天気は雪が降るとの、ここ数年にない予報。この短い休日の山歩きは、だいぶん制限せざるを得んかの。そう思いつつ、027_20210124154101連休最初の30日、気温は低めじゃが、晴れ間もあるとのことじゃたから、絵下山に挑戦しました。「よし!」、元旦の初陽も、何とかなるかもしれん。ペダル軸にガタが来ていた自転車。

 変速式に買い替えたばかりで、絶好調なんじゃ。まぁ、あの己斐地獄坂を、これで上りきれるかどうかは、実際に試してみんと分からんが・・・。ま、とにかく、そんな思いで元旦の未明を迎えます。NHKデータ放送では、雪の降った情報はなさそう。しかし、外へ出てみると、雪がチラチラ。

 家々の屋根や、公園の緑地には薄いけど積雪も。こりゃぁ、ダメじゃの。確かに道路に雪はないが、三角州の平地と己斐上の坂とは違うはず。ま、行けるとこまで行くという手もあるんじゃが、今回はいまひとつ、その「蛮勇」が湧いてこんで。ま、これまで元旦の朝、雪が降っとったことはなかったんじゃ。「危険遊戯」はそれを理由に諦めむ。

♋ つづき:阿武山 別所団地~七軒茶屋 ②

2020年6月13日 (土)

阿武山 梅林小~別所団地 ⑤

 しかし、谷の右側斜面には、水平に走るラインが見えます。ま、あと少しじゃろ。そう思っ037_20200607112201て、浮石を踏みながら、沢を進むと右上に道のようなもの。これに乗りあげてみよ。すると、そこには、「これより登り⇒」の標識が。

 ということは、少し上にも、まともなルートがあったんかの。その検証は、またそのうちじゃ。そして、乗りあげた道をたどって行くと、新しい砂防ダム。じゃが、このあたりから、テーピングが見当たらんようになってきました。

 わけ分からんが、ダムの左脇へ乗り上げて、とにかく低きをめざします。直下にも階段のよう039_20200607112201なものは見えますが、ちょっと方角が違うような。あたりを見回してみると、もうひとつ南側にあるダムの下を巻いている、道らしきものを発見。

 こっちじゃろと、進んでみます。すると、階段がありました。そして、下り口には、「阿武山入口 ↑ 別所」の標示板。ここで、良かったんじゃ。じゃが、ここから上るとなると、はじめてじゃったら、ルートに乗るまで、悩みそう。

 まぁ、とにかく今日はそのことを深く心配せず、梅林駅をめざそう。地形図で現在位置を確認041_20200607112201しようとしますが、これがなかなか難しい。しばし、沈思黙考。ようやく決断して、上の道路を南へ移動することにしました。

 県営住宅の途切れたところを、下へ向かいます。だいたいこのあたりで、現在位置と地形図が一致。ちょっと、現実の道路の塩梅と違うけど、何とか寺などを目印にしつつ、見当をつけて歩きます。果たして、逆走したとき、まともに来られるかなと疑念をいだきながら。

 何とか、ほぼ予定通りのルートを伝って、梅林駅に到達することができました。ここで、しば043_20200607112201しゆったりと完歩祝いなどしながら、ひと休み。そして、自転車で帰途に着きます。高歌放吟しながら。それにしても、この別所団地ルート、かなりの自然派じゃったのぉ。

♌ :(了)

2020年6月12日 (金)

阿武山 梅林小~別所団地 ④

 もともと「お母さんたち」が上ってくるのに30分というのが、テェゲェな話。さらに、1㎞の021_20200607112001山道を30分で往復できるんかとも思いながら、他者の自分は、それに口をはさまず、聞き入るのみ。どうやら、それは諦めたらしく、祠のすぐそばにある小屋で待つらしい。

 じゃが、あれは森の中の薄暗いところ。ダニは大丈夫なんじゃろうかの。まぁ、それも自己判断じゃ。他者がとやかく言うことでもなかろ。それでも、ひょっとしたら、こちらへ戻ってくるかもしれん。場所を空けとこ、と早々に食べおえて、後半ルートに出発。

 それにしても、阿武山山頂標柱、根元が朽ちて、奥の木にもたせ掛けられとる。西ルート024_20200607112001は、切った枝で塞がれてはおらんけど、依然として、「あぶない」の標示板があるのぉ・・・。さてと、北東ルートを下りてゆくぞ。この急坂、はじめて来たとき、積雪と落ち葉で悩まされたんじゃ。

 これまで、何度か急降の試練を経てきたためか、この勾配も、さほど奇異には感じなくなっています。いったん下りて、もうひとつ急降、そして鞍部から次のコブへ。これもけっこうな上り。そして、次の下りはそうでもありませんでした。

 そこからは、かなりのユル坂。ユルユルとコブに上って、下りたところで上八木分岐。標示板029_20200607112201が傾いていますが、別所団地も同じ方向。たぶんこれが、今日下山することにしているとところに違いない。地形図では、等高線が詰んでいますが、出はじめの勾配は、割とユルやか。

 とはいうものの、だんだん急になってきました。途中に崩落斜面の上を横切るところも。そして、「別所団地公園へ」の分岐。斜面トラバース道を進んでいくと、崩落谷に突き当たります。こりゃルートはどうなっとるんかいの。

 そう思いつつ、近づいてみると、谷沿いにペンキ矢印やテープがあったので、それをたどり035_20200607112201ます。崩落沢の向こうに乗りあげて、しばし進みます。すると、再び崩れ沢に。矢印が途切れてしまいます。はりゃ、どうしたもんかの。

♌ つづき:阿武山 梅林小~別所団地 ⑤

2020年6月11日 (木)

阿武山 梅林小~別所団地 ③

 キツネにつままれたように感じることは、山ではときどきあるけど、今回もその類か。ま、こ012_20200607112001の先のルートだけはスッキリしてるようなので、未だに半信半疑の気分はあるものの、上へと歩いていくことに。なにしろこのルート、そう頻繁に、歩いているわけではありません。

 ま、とにかく、「高きへ」じゃ。まさか、あれで尾根すじをたがえることはなかろう。途中、若干のユル坂はあるものの、基本的に急登。息を切らせてようやく、稜線チップ道に乗りあげました。やっぱりこのルートで、間違いなかったんじゃ。

 全体的に急勾配じゃったけど、下の方がキツかったのぉ。さてと、このチップ道合流点、よじ登015_20200607112001 って歩いていると、リュックに付けたアルミ食器のようなものをガシャガシャいわせて、走り下りてくる若人。あいさつを交わして、すれ違いますが、すぐ下の方で、誰かと話している様子。

 それからの上り、稜線とはいえ、さほど安楽ではありません。けっこう勾配の大きなところも。とは言うても、これまでの、梅林小ルートほどではない。じゃが、脚には追い打ち。それでも、何とか祠のあるところに。そうそう、「貴船神社」じゃったの。

 そして、もうひとつ北の、阿武山585.9三角点ピークへ到着したのが、11時49分。推定の11025_20200607112201時19分より大遅れじゃが、昼飯には、ちょうど良い時刻。ベンチは少ないけど、誰もおらんし、真ん中に座ってメシにしよ。

 さっきすれ違った若者、先走りで場所を確保したような話をしているのが聞こえましたが、シートなどを敷いているわけでもないし、エかろう。そんなことを考えつつ、中央の丸太組みに座ってオムスビを食べていると、ハイカーが上がってきました。

 さっきの若者が含まれているのかどうか判然とはしませんが、父子3人組。耳に入ってくる彼027_20200607112201らの話しでは、さらに、お母さんたちとやらが上ってくるらしい。「後30分くらいかかるかもしれんから、『北阿武』まで行ってみるか。1kmほどじゃろ」。

♌ つづき:阿武山 梅林小~別所団地 ④

2020年6月10日 (水)

阿武山 梅林小~別所団地 ②

 すると、少し後(北)へ戻ったところとの答え。言われたとおりに、自転車を走らせてみま005_20200607112001すが、ちょっと違う。あっ、そうじゃ。可部線が見当たらんで。もうひとつ向こうの道路じゃったんじゃ。それに気づいて、北西へ。ようやく線路のある見慣れた風景。

 確か、あっちの方じゃったの、と少し西へ向かって、梅林駅に到着。自転車を置いて、梅林小ルート登山口へと、さらに西へと歩きます。何とか覚えのある路地を右へ。しばらくすると、大規模な道路工事。ルートが遮られています。はてと、見渡してみると、左側に巻き道。

 大きく迂回して、さらに上って行くと、右への分岐。これじゃの。左に水路を見ながら進み006_20200607112001ます。それにしても、急勾配。前方には新しい砂防ダム。そして、けもの避けフェンスをくぐり、元に戻して、山へと入って行きます。

 ダムのそばを、右へ上って、やがて山道。地図をみると、稜線ルートまで標高差400m余、等高線が詰まっています。こりゃぁ、ずっと急坂なんじゃの。そう、改めて覚悟を固めながら上ります。それでも、若干のユル尾根も。やがて347ピークらしき肩。

 さらに、おそらく古墳跡と思われる岩祠が2か所続きます。それから、しばらく上っていく017_20200607112001 と、「見晴岩」と記されたテープ。これか。「またそのうちじゃの」と通りすぎむとしましたが、待てよ。「いつかそのうち」は、今回がそれかもしれんで。

 そう思い直します。ま、あまり遠くなかったら行ってみよう。どうかの。そんな懸念を抱きつつ進みます。少しばかり危ない細道もありましたが、割と早めに大岩に。なるほど、展望は抜群じゃ。風景を堪能して、来た道を戻ります。

 そして、そのまま梅林小ルートに戻ったはず。ところが、「見晴し岩」の案内テープが違う022_20200607112001。ありゃ、どうなっとるんかの。さっき上ってきた鞍部の様子もちょっと違うような感じも。あたりを探してみますが、やっぱり、何となく違和感。

♌ つづき:阿武山 梅林小~別所団地 ③

2020年6月 9日 (火)

阿武山 梅林小~別所団地 ①

2020年5月23日
天気:快晴
気温:22.6~29.5℃
湿度:30~52%
風速:0.8~4.5m/s(広島)

公園9:00=梅林駅10:23-梅林小ルート登山口10:23-古墳11:13-見晴台11:18~11:23(5分間)-縦走路乗り上げ11:38-阿武山11:49~12:03(昼食14分間)-上八木ルート分岐12:34-別所団地分岐12:58-別所団地下山口13:31-梅林駅14:01=公園15:20

 さてと、新型コロナ対策サイクリング山行第8弾と行きたいところじゃが、5月21日で広島020_20200607112001県の外出自粛要請は終わってしもうた。これからは、遠慮会釈なしに自由に外出できるんじゃ。しかしそれでも、まあ今日あたりは用心して、自転車行をキープしておこう。

 今回は阿武山。できるだけ登山口と下山口を近づけようと、梅林から上って上八木へと下りることにしました。梅林駅へは、高瀬橋を渡らず西へ進めば何とかなるはず。そう思って、ウェブマップなどをチェックしていたつもり。

 ところが、橋の西端から道路に出て、駅めざして南へ進みますが、ちょっと様子が違う。たまたま通りかかった、ベビーカーを押す若い女性。他に人を見かけないので仕方ない。この人に、梅林駅はどこにあるのか、その所在をたずねてみます。

♌ つづき:阿武山 梅林小~別所団地 ②

2020年4月30日 (木)

荒谷山 長楽寺~あさひが丘 ④

 どうやら、長楽寺ルートをピストンするらしい。見送って、こちらは昼食。11時56分。この024_20200424090601前の鎌倉寺山での「教訓」を肝に銘じて、腐木丸太の上には座らず、ケツが痛いけど、三角点の石の上に。昆布ムスビを食べようとしたところ、ご飯が半分落下。

 すぐに落ち葉まみれに。これはとてもじゃぁないが、食べるわけにはいかんの。虫のエサにでもなれと、ヤブの向こうに投げておきます。ま、こちらは期せずして、摂取エネルギーのセーブになって、エエわィ。そうプラス思考。

 このところ、朝の「重労働」をしとらんけぇの。さてと、後半ルートに臨むか。あさひが丘まで、一本道なんじゃ。山頂の近くに、大岩のそばをすり抜けるようなところがあったような覚えがあるんじゃが、毎回、それが裏切られるの。

 もともと、別の山との勘違いなんじゃろうか。それとも、今回も見過ごしてしもうたんかの025_20200424090601。東へ向かっていたルートは北へ。山道の左側には、相変わらず、ヨレヨレになった薄汚いリボンが続きます。萩原峠からのルートの合流点を探します。

 それらしきところに、ちょっとにぎやかなテーピングなど。多分ここじゃろ。しかし、斜面を見下ろしても、まともな道のようなものは見えんの。今日はスルーじゃ。そこからは、緩急はあるものの、比較的穏やかで長い下り坂。

 やがて、あさひが丘下山口に。左に鉄塔。そして右の斜面に、荒れた模木階段が下りています。ここから道路。今日はグーグルマップで見つけた近道を歩いてみます。地形図では判然としていませんでしたが、ちゃんとした道。

 県道へ出て、安佐動物公園までのユル上り。そうか、コロナ休園になっとるんか。萩原峠か029_20200424090601らは、若干判断に迷ったものの、予定どおり下道を通ることに決めます。ときおりクルマ。そして、これを道なりに下りていくと、少しばかり遠回り。

 そこで以前、歩いたことのある高取へ抜けるルート。これを行こう。尾根ではなく、安楽な沢ルートの方にしよう。住宅街に出てからの彷徨いが心配じゃったが、何とかなるもの。高取駅への直通ルートに合流。

 そして、自転車に乗り換え。前輪ブレーキを使わにゃぁいけんような局面を極力抑えて、無事帰還しました。さっそく、4月にしてはキツイ寒風にさらされながらも、ブレーキワイヤーとシューの交換を完了。調子は良好です。

♎ :(了)

 

2020年4月29日 (水)

荒谷山 長楽寺~あさひが丘 ③

 さてと、いま少しで不動院。その手前に水場。ホースで水が引かれ、コップも置かれていたの014_20200424090601 で、ひと口、飲んでみます。少し癒される。あの子供たちも、飲めたらエエなぁ。不動院からの展望を済ませて、さてと、ここからが、荒谷山の上り本ルートなんじゃ。

 そう、気を引き締めて上る急勾配。標高差200mほど。等高線がキッチリ詰んでいますが、何とかなろう。岩場からの展望を楽しんでしばらく、上から人の声。今度は父子二人組。あいさつを交わします。「この上りはキツかった。この前上った二ヶ城山より厳しい」。

 そう泣きを入れる父さんに、北峰まで行ってきたのかとたずねてみます。すると、その山頂の018_20200424090601先がまた急降になっていたので、諦めて下りてきたとのこと。確か、北峰の向こうはさほど勾配は大きくはないはずじゃから、たぶん、南峰で折り返してきたんじゃの。

 南峰から先でも、そうたいした高低差はないんじゃがのぉ。それでも、これまでの悪戦苦闘に、それが加わるとなると、気分的にシンドイか。ま、人それぞれ。その体力と精神力に合った歩き方で、山歩きを楽しめばエエんじゃ。

 南峰571m。まさしくここは通過点。東尾根ルートをチェックして、北の鞍部へと向かいま019_20200424090601す。西谷ルートをチェックせむとしますが、直近の谷ではなく、かなり進んだところにありました。もうひとつ北側の谷すじじゃった。

 さぁ、あと少しで北峰じゃ。もうひと踏ん張りと思って、上っていると、段になった木の根。ここから爪先を上げきれずに、転倒してしまいます。負傷はしませんでしたが、どこじゃったか忘れたけど、すぐに立てない痛み。

 それで、ほんのひとときの休憩を兼ねて、ゆっくり体勢を立て直します。やがてまもなく、北020_20200424090601峰山頂630.9mへたどり着きました。そこには夫婦ハイカー。いままでコケとったのに、スリーブレス姿で判断したのか、「元気がエエねぇ」と男性の言。

♎ つづき:荒谷山 長楽寺~あさひが丘 ④

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