瀬野川流域

2023年8月24日 (木)

高城山 鴨の巣口ピストン ④

 周囲を見渡すと、例のうす案内テープ。おぅ、ここじゃったの。再度それを確認して、右へ下りて行きます。すると、確かなテーピイングDscf5351。左向こうには、この前下りた谷が見えるで。すぐそばじゃったんじゃの。そんなことを思いながら、案内のあるルートをたどります。じゃが、上ってきたときのように荒れルート。下りの方が、ますます歩きにくい。

 道に突き出ている木の根などをつかみながら、滑らんように。それでも、意に反して身体を半回転させたりすることもあったりしつつも、何とか砂防ダムの横の下り道にたどり着くことができました。やっぱり、相当な荒れ道じゃったの。そんなことを考えながら、下山口に下り立ちます。この前下りたとこと、すぐ近く。

 ま、気分によっては、この前達成したことにしてもエかったの。その程度の差。まぁ、エエわい。この尾根からの下りで汚れた手を洗うたDscf5352めに、あの公園の水道蛇口に立ち寄りました。そして、中野東駅に13時21分到着。今日は結局、13時27分発の列車に乗ることに。ちょっと距離が長めじゃったからの。ま、大差なしじゃ。

♋ :(了)

2023年8月23日 (水)

高城山 鴨の巣口ピストン ③

 今日は、竹ボーキの音はなかったの。さて、すぐに山頂広場じゃが、誰もおらん。11時28分。気温27.5℃、湿度53%で風もおだやかDscf5345。陽がさしたり、陰ったり。それでも、木陰の方が安楽かと、ちょっと奥に引っ込んだ、欠け丸太ベンチで昼食にします。前方の安芸アルプスの山々を眺めながら、ゆったりとオムスビとユデ卵を食べること18分間。

 さて、下山にかかるか。ちょっと左脚に違和感があるので、早めにサポーターを巻いておこう。何しろここから、さっき上ってきた、奈落の底に落ちるような下りなんじゃ。滑らんように心して下りていきます。じゃが、どこでじゃったか忘れたけど途中で滑って、左膝が折れて、過屈曲になってしもうた。ま、その手前までくらいか。

 それでか今日は、痛みはあるものの、すぐに動けたから大丈夫じゃろ。そんなこともあったりしつつ、鞍部にたどり着いて、それかDscf5347ら上り坂。途中のコブをやり過ごしてまもなく、水越峠分岐。よし、ここからはユル道じゃ。その稜線を進んでいくと、やがて、491ピーク。さぁ、もうしばらくすると、尾根肩から大下りなんじゃ。

 そう覚悟して、歩を進めていきます。そのとおり、尾根肩の石柱をチェックすると、下り坂に。まぁ、そうは言うても、3点キープするほどのことはない、さっき上ってきたルート。やがて、鞍部に下りて今度は、曲がり尾根すじをたどります。若干上って、427.9三角点に。さぁ、「今日も試練は、ここから」と、自らに言いきかせます。

 すぐ次の分岐標示からの下りルートは、間違いなかったの。ちゃんと、古リボンやテープがあるのを再確認。「鴨の巣登山口」への案Dscf5348内標示も。そして、下り着いた鞍部から石のある尾根すじへの移行。やっぱり、ちょっと分かりにくかったけど、何とかやり過ごして、大岩への急坂を下りて行きます。さらにしばらく、急な下り勾配が続くんじゃ。

 それでもテーピングがあるから、これで間違いないの。大岩をやり過ごしてようやく、待ちにまった「鴨の巣登山口」標示のあるロープ。「これをやり過ごしたら、近いぞ」。そんな希望を抱きながら、何とかこの、滑り落ちそうな斜面ルートを下りきります。そして、右の尾根すじへ。とは言うても、ここからも結構な急下りの坂。

 歩き続けて、何とか右に、例の似非下山道。よし、いよいよ下山口に近づいたぞ。そう思いつつ行きますが、それからも結構な距離。Dscf5349何とかこれを乗りきります。そしてやうやう、若干のユル坂を上ると、前方下に、白くて短い丸太が…。何か覚えがあるで。「おっ、そうじゃ。下り口の手前じゃったんじゃ」と、そこで気がつきます。

♋ つづき:高城山 鴨の巣口ピストン ④

2023年8月22日 (火)

高城山 鴨の巣口ピストン ②

 リセットする温湿計を見ると、気温は26℃台。じゃが、体感的には、すでに暑い。鴨の巣団地を上り、左へ折れて登山口へと向かいまDscf5328す。例の資材置き場に近づくと、ゆっくりバックで下りてくる軽トラ。すれ違い際、運転していた人から思いがけぬ、あいさつの声。ちょっと戸惑い気味に、あいさつを返したところで、鴨の巣登山口に到達しました。

 やっぱり、かなりの急坂じゃ。それに荒れ気味。こりゃぁ、下りるときには難儀するかも。そんなことを思いつつ、尾根すじに乗り上げます。そして、あたりの様子をチェック。小さなテープが、いくつか取り巻いてはいるものの、下り口としては、ちょっと印象が薄いの。ま、そう思って眺めてみれば、その様相でもあるか…。

 よし、今日は、ここが一番のポイントなんじゃ。しっかり覚えとこ。ところで、尾根すじを下へ向かう方向を見ると、白くなった短いDscf5329丸太が寄せられとったの。さて、上るぞ。これが、ほとんど急坂で、しかも結構長いんじゃ。真夏にはしんどい。まもなく、この前チェックした左への下り道の前を通りすぎて、しばし。ようやく、例のロープの張られた斜面伝い。

 上りはそうでもないんじゃ。やがて、大岩のある尾根肩を3つ、やり過ごします。ここらで結構、疲れがたまってきました。「何なら、427.9三角点で折り返しても、エエんじゃが…。下り道の1%は、それでも達成できる」。そんな弱気なことを考えつつ、あの難しい尾根鞍部を乗りこえて、縦走路までに最後の急坂を乗り上げます。

 「蓮華寺・高城山」標示板に、突き当り。ここからすぐに、三角点。ここで、水分補給したりしながら、少し長めの休憩。はて、どうDscf5331するか。やっぱり、高城山まで行かむ。そう決意します。ま、そこからしばらくは、ユル道なんじゃ。グネグネ尾根すじを通りすぎるとやがて、大上りの坂。ここらで前回、あの団体とすれ違うたんじゃ。

 そんなことを思い出しながら、坂を上っていきます。ま、さっきほどの急坂じゃないの。じゃがそれでも、堪えるで。じゃが、何とか高城山まで行けそう。やがて、尾根肩に乗り上げて、ユル道を491ピーク。そこからさらに、水越峠分岐。ここらで、往路の5分の3くらいかの。そう思いつつ、やがて下り坂に。

 いったんコブに乗り上げて、再び急下り。それをやり過ごして、鞍部。さてここから、標高差80mほどの上りじゃ。背の高めの集合住Dscf5335宅2棟分くらいか。そんなことを考えながら、歩を進めていきます。ま、確かに急坂には違いないが、恐れを抱いとったほどではなく。やがて、山頂前の分岐点に乗り上げました。

♋ つづき:高城山 鴨の巣口ピストン ③

2023年8月21日 (月)

高城山 鴨の巣口ピストン ①

2023年8月16日
天気:晴れたり曇ったり
気温:26.2~32.1℃
湿度:47~60%
風速:1.5~3.9m/s(広島)

中野東駅9:37-鴨の巣登山口9:46-427.9三角点10:44-491ピーク11:02-水越峠分岐11:10-高城山11:28~11:46(昼食18分間)-水越峠分岐12:05-491ピーク12:14-437.9三角点12:26-鴨の巣下山口13:13-中野東駅13:21

 次の調整日は相棒と山行することにしとるので、今日はどこを歩くか。いろいろ試行錯誤したあげく、夏のうちにと思うとった高城山Dscf5353コースの仕上げ。前回失敗して、あと「1%?」だけ残とった、鴨の巣下山口への下りルートの確認。これに挑戦することにしました。西広島駅9時06分という遅い出発にもかかわらず、列車内は立ちん棒がいっぱい。

 乗りこむ車両を変えたりしつつ…、何とか、新白島駅から着席することができました。すぐそばに赤ん坊を抱えた女性が立っとったので、「座らんか」とたずねたら、エエとのことじゃったんで、遠慮なく。ま、彼女らはすぐ次の広島駅で降りて行ったが…。さてと、今日はウェザーニュースでは一日中曇りの予報じゃった。じゃが、日本気象協会のページでは、晴れるとのこと。

 実際には、空を見上げると、厚い綿雲の間から陽がしとるんじゃ。この高城山コースは、このところ3回目なので、ちょっと陳腐さを感じるのは、否めぬところ。いまひとつモチベーションが湧いて来んからか、身体もややだるい感じがします。じゃが、もはや賽は投げとるんじゃ。とにかく、進め。そう考えながら、中野東駅を出発したのは、9時37分。

♋ つづき:高城山 鴨の巣口ピストン ②

2023年8月10日 (木)

高城山 みどり下~鴨の巣 ④

 そんなことを考えながら…。さぁ、駅へ下りるぞ。そこからは迷いなく低きをめざします。そういえば、例の公園に水道蛇口があったことDscf5259を思い出します。さっきの木杖をつかんで、砂だらけになった手を洗わむ。その思いを果たして、中野東駅へ。時刻は13時06分。近所に、体幹を冷やす麦飲料を売っているコンビニがないことをチェックして、改札。

 すると、13時11分発の大野浦行がありました。よし、これに乗らむ。列車内では、乗車時間がそう長くもないこともあって、データ書き出しの気力が起こらんかったので、ゆったりと過ごします。今日も、熱中症アラートが出とるなかでの、ハードな山歩きじゃったしの…。

♉ :(了)

2023年8月 9日 (水)

高城山 みどり下~鴨の巣 ③

 さらに稜線を進んでいくと、おそらく491ピークと推定している、蓮華寺山・高城山の方向標示板のあるコブ。さて、ここからしばらDscf5239く歩くと、大下りがあるんじゃ。その下の方でこの前、「やまぼうしの会」の一行とすれ違うたんじゃが…、うろ覚えながらも、そのポイント木らしきものを確認。それから、鞍部に下り立って、曲がり尾根をたどっていくと、427.9三角点に到達。

 さて、ここからが今日のテーマルートなんじゃ。その三角点から下りてすぐの案内板から、縦走路を左へ折れます。ルートは荒れ気味。ここでエエんかのと思いつつも、広く見渡してテープ発見。下りて行くと、思いがけず早々と、例の迷走した鞍部に。こちらからは分かりやすい。やがて、見覚えのある大岩のひとつ。そして、「鴨の巣登山口⇒」の標示板。

 よし、ここでルートを確認。じゃが、もうひとつ上にも、あったような気がするけど見過ごしたんかの。それから大岩を2つやり過ごDscf5244して下りて行くと、たぶん別の「鴨の巣登山口⇒」の標示板。そこからしばし、斜面伝いのロープ。ここが、下りでは難所じゃった。山道らしきものさえないところもあって、歩きにくいこと、この上なし。

 それでも、ここらから一気に下山口の砂防ダムかと思よったら違うとった。再び尾根すじになって、それを下ることに。このあたりから、右への下り道を探しさがし進むんじゃが、それが、なかなか見あたらん。途中、それらしき坂道があったんじゃが、テーピングがないんじゃ。それでもと思うて下りてみたけど、どうも、向うの尾根まで道が続いとる様子。

 こりゃぁ違おうと引き返して、元の尾根すじに戻って歩を進めていくと、その先にはテーピングが続いとる。それがいつまでも続くんDscf5252じゃ。それでも何とか、それらしきところに。前方をよう見ると、鉄塔とその下に建屋がありました。地図をチェックしてみると、尾根の先に送電線が通っとるから、ここから右じゃの。この前上ったときには、この鉄塔に気がつかんかったが…。

 そう思いつつ下りて行きますが、どうも、まともなルートじゃないで。下の方には、何やら資材置き場ほうようなもの。ダムじゃないの。とにかく下りてみよう。手近にあった砂まぶれの細倒木をつかんで、杖にして、急なところを進みます。そして何とか、右の広場に下り立ったんじゃ。はて、ここはどこじゃろうかと、見渡してみます。

 すると、その奥にはあの砂防ダム。横には、鴨の巣登山口の坂道。おりゃ、ここか。あの尾根すじのも少し手前に下り口があったんDscf5258じゃの。分からんかったで。99%まで行ったのに、最後の1%で迷走してしもうた。よし、また今度、挑戦じゃ。ここからの上りを再確認するために、鴨の巣口から高城山を往復する手もあるの。

♉ つづき:高城山 みどり下~鴨の巣 ④

2023年8月 8日 (火)

高城山 みどり下~鴨の巣 ②

 歩を進めていくと、左にようやく登山口の標示板。さて、ここから343ピーク手前までが急勾配じゃったんじゃと、覚悟して上っていDscf5222きます。若干の強弱はあるものの、やっぱり予想どおりのキツさじゃの。汗しながら上っていると、ヒトの声。よく通る女性の声は、何やら聞き覚えのあるようなないような・・・。

 そんなことを思いながら上っていくと、チェンソ―のようなもので木を切って、山道を整備している男女3人組。あいさつを交わすと、女性から「今日は、こっちからですか」との問い。おっ、やっぱりこの前、高城山山頂で出会った人。お互いに、再会したことを確認。今日は難関、鴨の巣ルートを下りてみようと思うと告げます。

 すると、「分かりにくいところは、周囲を見渡せばルートが見えるから大丈夫」との助言をもらう。山道整備に感謝して、先へ進みまDscf5223す。そのすぐ上が、いったん緩んだので、ここが343ラインかと思うたら、そこからまた急坂が始まりました。これが結構なもの。それでもやうやう、尾根すじに乗り上げて進んでいくと、343らしきピーク。

 そこから進んでいくと、みどり上・下ルートへの分岐点。さっきの3人組のものと思われるデポジット・リュックが、木に吊り下げられていました。さて、高城山まであと、1㎞くらいかの。そう思いながら上っていきます。先ほどまでのようなことはないけど、それでも結構な上り勾配。熱中症予防のために、「のどが渇く前に、水分補給を」。

 そう言われているけど、山行では水量が限られているから、汗が噴き出したら、その塩梅に応じて、水分補給することにしよ。そう決Dscf5228めて、歩を進めていきます。2~3度、取付く尾根先の青空に期待しますが、上ってみると、まだその先に上り坂が続いとるんじゃ。思いを新たにして、歩き続けることを繰り返します。

 それでもようやく、山頂前分岐点に乗り上げました。そこから荒れた道をたどって、無人の高城山山頂広場に到着。今日は日陰の丸太に腰を下ろして、昼メシに。10時59分、気温30.9℃、湿度43%、そよ風が吹いて心地よし。ゆったりとオムスビとユデ卵を食べます。足元を大小のアリが走り回りますが気にせず、11時22分。

 さぁ、下山にかかるぞ。まず、西斜面の急坂を下っていきます。平地まで行ってしまうんじゃないかと、心配になるほどの勾配。山道Dscf5234は何とか、鞍部に踏みとどまって、上りに。等高線の間隔は広めになっとるから、比較的緩いけどときおり、結構な上りもあるんじゃ。それでもやがて、水越峠分岐。それをチェックして稜線を進む。

♉ つづき:高城山 みどり下~鴨の巣 ③

2023年8月 7日 (月)

高城山 みどり下~鴨の巣 ①

2023年8月2日
天気:晴れ
気温:26.9~35.5℃
湿度:41~62%
風速:1.3~4.2m/s(広島)

瀬野駅9:42-みどり下登山口10:02-343ピーク10:30-高城山10:59~11:22(昼食23分間)-水越峠分岐11:41-491ピーク11:49-427.9三角点12:02-「鴨の巣口⇒」12:13-ロープ斜面12:30-資材置き場下山12:55-堰堤下山口12:59-中野東駅13:06

 今日も、日中の最高気温は36℃以上の猛暑日の予報。はて、こんな日に、山を歩くべきか歩かざるべきか。ちょっと考えはするもののDscf5233、晴れとる以上行かにゃぁなるまい。そこで、盛夏に予定しとった高城山。今回は、みどり下登山口から鴨の巣下山口への順コースを歩いてみることにします。427.9三角点から鴨の巣口へ、正ルートでたどり着くのがテーマ。

 西広島駅を9時06分に出発した列車。通勤通学の時間帯は過ぎたじゃろうとの予想に反して、結構乗客が多い。リュックを前抱きで乗りこみましたが、確か新白島で、早々に座ることができました。乗り換えなしの直通で到着した瀬野駅から歩を進めて西へ、高城山登山口へと向かいます。この間2度下りてきた道じゃが、上るのは久しぶり。曲がり角に気をつけて入って行きます。

 ま、しっかりした案内板があるので安心。「すでに暑いの」と思いながら坂をのぼっていると、女性とすれ違います。あいさつの声をかけると、思いがけず「ご苦労さま」の応え。それに少し励まされて、褐色の川床を見ながら歩を進めます。やがて、山への分岐。そこを入って行きますが、しばらく、堪える階段。いったん左に下りて、すぐその傍を上って再び、小川沿いに。

♉ つづき:高城山 みどり下~鴨の巣 ②

2023年7月24日 (月)

高城山リベンジ 鴨の巣~みどり下 ④

 さて、さっきからシャベりっぱなし男性ハイカーズに、鉾取山の左に見える山は何じゃろうかとたずねてみましたが、「ありゃぁ、熊Dscf5117野方面の山じゃろ」くらいしか分からんかった。ひょっとしたら、小田山かのと思いつつじゃったんじゃが…。それにしてもその後、さっきの女性との会話では、白木山よりこっちの方がエエでという、井の中のカワズ話。

 別に、優劣をつけんでもエかろうにのと思いつつ、耳に入ってくる言葉を聞き流します。さて、下山にかかるかと、立ち上がると、上ってきた男性ハイカー。あいさつを交わして分岐に戻り、東へと進みます。さて、これから途中の、急降を覚悟しとったけど、ま、さほどのものじゃぁなかったの。じゃが、これからが長いんじゃと覚悟。ようやく、345らしきコブ。

 見下ろすとここらから、これまで以上の急降ルート。何とか乗りきって、やうやう下山口に着いたのは12時46分。帰りの列車は、13時Dscf511837分の予定。おそらく、じゅうぶん間に合うの、そう思いつつ今日は階段を下りて、左の林道を進んでみます。右にあるモルタルの川床は、何でか知らんが、黄色いの。そんなことを思いながら、県道に下り立つ。

 そして、この前と同じくファミマで、体幹を冷やす麦飲料を購入。瀬野駅の方を見ると、広島方面への列車が出ようとしとる。ま、それはそれと、思いつつ駅にたどり着いたのは13時09分。時刻表を見ると、大野浦行き13時07分というのがあったらしい。次を見ると、13時23分発の岩国行。よし、これに乗ろうと、改札をチェックしてホームに。

 ベンチで待っていると、女性が座ってきたので、「暑いですね」とふれあい。じゃが、風があるのでまだ過ごしやすいと、31.8℃の温Dscf5123湿計を示すと、「38℃のところとか、やれんじゃろうね」との応えに、相槌を打つ。すると、山に上ってきたんかとの問い。これに「是」と答えます。すると、彼女も70歳から3年ほど、四国遍路を歩いたのこと。

 いま何歳かは聞かんかったけど、そう言えば、亡き母も「アラシックス」あたりで四国遍路をしたとか聞いたことがあるの、と思い出しました。まだ、若かったんじゃの…。さらに彼女はそれから、極楽寺山に何度か上ったことがあるとのこと。「なるほどのぉ」と思いつつ、やがて列車が入ってきたので、話はそれっきりに。

 それから、西広島駅までの短い時間。山歩きデータを書き出していると、いつのまにか到着。今日はこの前のような、大幅遅れはなかDscf5124ったで。ま、帰ってからもすぐには、データの書き出しをする余力はなかったが…。さてと、いつかそのうち、この逆コースを歩いてみよ。迷いそうじゃが、短いコースじゃけぇ、この盛夏のうちかの。

♓ :(了)

2023年7月23日 (日)

高城山リベンジ 鴨の巣~みどり下 ③

 そんなことを思いながら、縦走路を右へ折れていきます。ここからは、比較的ユルいんじゃ。とはいえ自然の山、ある程度の起伏は覚Dscf5107悟せにゃぁならんのは、当然。そしてやうやう、427.9三角点にたどり着いたのが、11時00分。計画の10時41分より19分遅れ。ま、上りじゃったけぇ、こげなもんじゃろ。さぁ、これから先のユル道で取り返すぞ…。

 それからは、樹林の緑が美しい稜線縦走路。それでもそれからいくつかあった急坂のひとつを上らむとしとると、団体が下りてきました。「おっ、こりゃぁ」との思い。先頭の女性に「労山の方ですか」とたずねてみます。じゃがどうも、ピンとした反応はなく。「やまぼうしの会」と言うので、「それそれ」と返して、ホームページで見たことを伝えます。

 「今日会えるかもと、期待しとったんじゃ」というと、大喜び。こちらのことを聞かれたので、姓と「アルキニスト一平」のブログ名Dscf5110を伝えました。それにしても、大人数。総勢30名のグループとのことで、老若男女が次々と下りてきます。中には、「今日、はじめて登山者に出会った」とか、「涼しそうな格好をしとるの」とか、こちらを揶揄する者も。

 彼らをやり過ごしながら、体調を整えておきます。最後尾と、すれ違いに上って行きます。それからも結構な道程は、覚悟の上。やうやう、水越峠分岐。それからしばらくすると、高城山への上り。これが、結構な急坂なんじゃ。標高差80mほどか。上っていると、何やら、シャァシャァと竹ぼうきで掃く音。おっ、誰か山道を掃除しとるんかの。

 そう思いながら乗り上げてみると、半パン半袖の女性。山道を整備してくれとることには、とにかく、「ありがとうございます」のDscf5111お礼が先。そして、「ホーキを持って上がるのは、たいへんでは」と声をかけると、山頂広場に「置いとるから、大丈夫」とこと。「なるほど」と返して、高城山ピークに乗り上げます。

 そこには、男性ハイカーがふたり。あいさつを交わして、残っていた陽の当たるベンチに腰掛けます。先着者優先は、当たり前。11時39分。計画の11時23分より、16分遅れか。ちょっと回復してきたの。ま、帰りは山陽本線。多少の遅れはどういうこたぁない。ま、それでもこの先、計画どおりに行くように心がけよう。

 そう思いつつユッタリと、オムスビとユデ卵を食べます。すると、さっきの女性が帰ってきました。その前に、先着者の男性ハイカーDscf5115とも、若干のヤマ話。中野東駅から上ってきたことなどを伝えます。彼女は、これから水越峠を下りて、水ヶ丸あたりを通って帰るらしい。結構な健脚ハイカーじゃの。このあたりの、ルート整備をしているかのような雰囲気。

♓ つづき:高城山リベンジ 鴨の巣~みどり下 ④

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