絵下山系

2021年1月26日 (火)

絵下山 八幡神社~小屋浦 ④

 ここから、新しい道路に下ります。ふり返ってみると、この前上ったのは、奥にあるダムの右側じゃったんじゃのぉ。ひとつ下の041_20210117155801ダムを下りると、その左側にどうも、もひとつ造っとるような気配。そして、道の先には、通行止めのフェンス。年末じゃから良かったんじゃの。平常なら通してもらえんかったかもしれん。

 それに、天地川の護岸工事もしとるようじゃ。当分、こっちのルートはダメじゃの。さてと、さっきの大岩下山口に着いたのは、12時30分。12時51分の列車に間に合うかの。こればかりは、いつもの山歩きのように、判断ができん。とにかく、少し足速に歩くしかないで。そして、天地川沿いに下りて、小屋浦駅へと方向を変えたとき、まだ5分ある。

 ここから、走ります。それでも、まにあうかどうか、分からんが、とにかくじゃ。何とか小屋浦駅に着いて、切符を買わんとしますが、す044_20210117155801ぐ手前から出てきた女性が購入中。ほんの少しの間、それを待って、急いで準備しますが、小銭が財布からすぐに出そうにない。エエィ、乗ってから払う、じゃ。そう、決断。

 跨線橋を駆け上って、駆け下りて。しばらくすると、列車が到着。6両編成じゃったが、ひょっとしたら、ワンマンかーか。いっこうに、車掌が回ってこんで。まぁ、西広島駅で清算しても良かろ。乗車駅の証明云々言われたら、何とでも対応すらぁ。しかし、それにしても今日は、条件は良うなかったけど、楽しい山歩きじゃったの。

♊ :(了)

2021年1月25日 (月)

絵下山 八幡神社~小屋浦 ③

 これ以上、ここにはおれん。そう思うほど寒い。じゃが、ルートを下りていくと、林の中になるからか、風が和らぎます。そして、よ035_20210117155801うやく陽射しも、やってきました。心地よく、下りて行きます。鞍部から、明神山への案内標示がスッキリしていますが、どうも、子の岳ルートが修復しているような感じ。こりゃ、小屋浦ルートも大丈夫かの。

 そんな期待を抱きながら、子の岳への急坂を上ります。ピークでひと息。それから、ユルメの2・3コブを歩いて、砥場遊歩道分岐。ここは相変わらず、「通行止め」のままじゃの。そして、「市光山の手前じゃったんかぁ」。おそらく、この前上ってきたルートの下り口らしきところ。まぁ、今日は二艘木ルートを歩いてみよ。

 それからも、けっこう長い下り坂が続きますが、やがて二艘木。左側口には封鎖テープがあるの。はて前方を見ると、相変わらず封鎖036_20210117155801テープが見えます。ま、いまさら、市光山の向こうまで戻るんは大儀ぃで。このまま、突進じゃ。崩落しているは分っとるから、この前のように、気を張りつめて、慎重に進むこたぁない。ずんずん進みます。

 確か、引き返すのが嫌になるほど、ずいぶん下ったあたりなんじゃ。そう予想をつけたあたりに、崩落個所。おっ、じゃが今回は、上の方に踏み跡のようなものがついとるで。崩落溝へ下りず、これをたどってみよう。ところが、半分ほどは足の置場があるものの、その先2mほどは、何もない直の急斜面。

 そこは、木の根を掴みながら、何とか乗り切ります。とても、「初心者向け」じゃぁないで。何とか「対岸」の山道に乗り上げて、さ040_20210117155801らに進みます。すると、もうひとつの崩落個所。ここには何とか、歩幅が残っとって、行けるんじゃ。じゃが、山側のシダを掴まにゃぁ、こわいところも。ここも、何とか乗りきり。

 後は、荒れとりはするものの、広い山道が続いています。人がめったに通らんからか。前を横切る小柄な、中型犬クラスのイノシシ5~6頭。舌鼓(ぜっこ)を鳴らして、追い払います。知り合いのINE氏に、よう似とるの。そんなことを思いつつ、下山口。見慣れた天地川沿いから抜け出たのは、大岩の手前。

♊ つづき:

 

2021年1月24日 (日)

絵下山 八幡神社~小屋浦 ②

 次の3日も、仕事じゃけど朝のみじゃけぇ、休むことができるから、このまま2日は、17km余りの安芸アルプスを歩けるかも知れんで002_20210117155801。暑うはないんじゃけぇ、何とかなろう。その日の予報に注意して、決めようて。さてと、この前より、ひと便早い8時23分発の列車で、西広島駅を出発。直通便なので、坂駅に着いて、出発したのは9時07分。

 勝手知ったるルート。途中にパルクールのジムがありました。ネットにあったのはここなんじゃの。やがて、八幡神社脇の北側の道。この前下りたように、別ルートを進むことはなかろう。途中にあった坂小学校への分岐。たぶん、この前はここを下りたに違いない。この先には、それらしい分岐はなかったからの。

 そして、低いながらも尾根すじに乗りあげると、ややユル坂になります。とはいうても、ときおり続く模木階段。滑らないよう、落ち013_20210117155801葉と砂に注意しながら上ります。やがて、茶臼山の高尾城跡。ここでひと息つきながら、風景を楽しみます。そして、「さぁいよいよ、これから明神山じゃ」と、意を決します。

 ちょっと下りて、しばし、ユル尾根。252.3三角点を巻くときに、現在位置を確認します。よし、次は344ピーク。地形図の等高線からは、ちょっと違うんじゃないかと思えるような、急勾配が続きます。そして、まもなく崩落谷。新造ルートからでも、真上から眺めるとやっぱり、仙骨あたりがゾクゾクします。

 そして、矢野分岐あたりからの急登にかかります。何だかアラレのようなものが、パラパラ落ちてきました。じゃが、西の空は明るい018_20210117155801。そのうち、何とかなるじゃろ。もうすぐじゃと、自らを励まして、明神山に到着。山頂は相変わらず、林の中でしたが、それでもここからは、安楽な稜線。途中の展望を楽しみながらも、歩を緩めず進みます。

 やがて、発喜山分岐。さらに崩落谷を右にチェックして、子の岳分岐。そして、掲示板の傷んだ「動き岩」から、林道へ乗り上げます。そして、石段を上ると、展望東屋に。11時02分。さすがに誰もおらんの。据え付けの温度計は、0℃を指していますが、こちらの温湿計は、気温6.2℃、湿度は45%。

 寒風が吹きつけて、とても心地よいとは言えませんが、ここで昼食。広島の市街地には陽がさしとるで。もうしばらくしたら、こっち031_20210117155801にも来そう。鯛尾あたりまで来ました。じゃがこっちは、指をかじかませながら、オムスビを食べ終え、熱いコーヒーを飲んで、何とか凌ぎます。それでも、14分ほど休んで、11時16分に出発。

♊ つづき:

2021年1月23日 (土)

絵下山 八幡神社~小屋浦 ①

2020年12月30日
天気:曇りのちアラレ
気温:5.0~19.9℃
湿度:32~58%
風速:4.2~9.7m/s

坂駅9:07-八幡神社9:19-稜線乗り上げ9:36-茶臼山9:51-252.3三角点10:07-344ピーク10:18-矢野分岐10:23-明神山10:38-展望東屋11:02~11:16(昼食14分間)-子の岳11:32-砥場遊歩道分岐11:49-市光山下り口11:49-二艘木12:04-天地川下山口12:30-小屋浦駅12:50(推定)

 当初の月間計画では、今日を安芸アルプス鐘ヶ燈籠山から坂山。元旦を丸山初日、そして、2日を絵下山としていました。ところが、010_20210117155801どうも天気予報では、年末年始、寒波が襲来して、雪が降るとのこと。今回は休みが4日間しかないし、無理せず休んで、ブログアップにでも専念するかのと、思っていました。

 じゃが、直前まで諦めんのが、千日山行をめざす者の信条。30日の今朝まで雨。平地では最低気温が9℃。6時ころには雨は上がるという予報。そして、気温は日中になると下がるものの晴れ、そして曇り。これなら、山を歩かんという手はあるまい。そう思って、食糧を調達。まぁ、安芸アルプスは止めるとしても、絵下山に挑戦してみよう。

 坂駅から八幡神社登山口を上って、明神山経由。そして、二艘木を通って小屋浦に出てみよう。あの崩落個所がどうなっとるか。今日は、まともに歩いてみようて。そこで、8.54㎞の4時間弱のコースにしました。この調子なら、元旦も行けるかもしれんし、2日はこれから検討してみよう。最高気温が9℃の予報じゃけんの。

♊ つづき:絵下山 八幡神社~小屋浦 ②

2020年2月 5日 (水)

絵下山 小屋浦~八幡神社 ③

 寒くはないんかの。少し離れたところなので、あいさつを交わすこともなく通り過ぎます。さて、明神山じゃ。いったん、急坂を下りて027_20200105170901ユル坂。そして再び、長くてユルい上り坂になります。この山、南北に長い稜線なんじゃな。その方向から見ると、屹立した急峻じゃが。そのことに、改めて気づきます。

 山頂をチェックして、いよいよ下りルートじゃ。滑らんように3点キープ。頼れるものは、何でもつかみます。344ピーク手前で、高尾山方面からゆっくりと上ってくる男性ハイカー、あいさつを交わします。今日出会うはじめてのハイカー。さらに、そこから下りていると、親子と思われる男女ハイカー。

 これから、「矢野城」へ行くとのこと。確か、さっき歩いてきた絵下山直下の分岐から行く、発喜山ルートを通らねばならぬはず。若干、024_20200105170901矢野城の記憶が曖昧じゃったが、そのことを伝えます。男性の方は、2本杖で、足元がちょっとおぼつかないようにも見えますが、こちらが言うまでもなく、準備はしてきているはず。

 「気をつけて」と、すれ違います。後から、「矢野山地図」を見ると間違いなく、矢野城のあるのは発喜山ルートじゃった。ま、山歩きは自己責任。彼らのその先のことは、彼らに任せよう。そんなことを思いつつ、252.3三角点はスルーして、高尾山への上り。ちょっとハードじゃが、何とか乗りきって、ここでひと息。

 さてと、滑っても大事にならぬよう手すりを伝いながら、模木階段を下りて、その後もほぼ下り。しばらくすると、カサカサ音をたてて、004_20200105171101夫婦ウォーカーが上ってきました。女性が「今日は暖かいですね」と、声をかけてきたので、「割と寒くはないですね」と応えておきました。朝はけっこう寒かったんじゃが。

 坂を上っているから、身体が温まったんじゃろ。それからしばらくすると、道は西へと折れます。坂を道なりに進んでいくと、このまま八幡神社に向かうはず。そう思うとったら、墓地のところで、下方にテープ。何か違和感があるけど、今日はこれに従ってみるかと、下りてみます。すると、どうも違う生活道に。

 そこで、斜面沿いに北へ小道をトラバースします。やがて、「八幡神社発祥の地」とかいう書き込みのあるモルタル壁。何のことか、よう033_20200105170901分からんが、その下へ下りて、しばらく進むと神社の下へ出てきました。いつもと違うルートをたどることになってしまいましたが、ま、それはそれ。一応、八幡神社に着いたで。坂駅には、14時21分到着。

〰 :(了)

2020年2月 4日 (火)

絵下山 小屋浦~八幡神社 ②

 二艘木ルートへの取り付きを探しますが、すっかり様子が変わっています。てっきり、そのときは、ダムの向こうにあると思い込んでいた007_20200105171101ので、手前にあった金属階段を上ってみます。すると、テープ発見。ちょっと、手前過ぎるような感じ。ところが、先を見渡してみても、どうも川床の様子が違うような気がします。

 とりあえず、ここを上ってみるか。するとすぐにヤブ。そこで、踏み跡のようなものを探ります。あまり左に行き過ぎると、谷に落ち込みそうな感じがするので、その手前の尾根筋を探すことに。その試行錯誤を何度か繰り返していると、道のようなもののある尾根筋に至りました。それからも、しばらく右往左往。

 すると、上方に空が見えてきました、おっ、と思いながら上ります。深いシダヤブと痛いイバラの柱をかき分けて、何とかピーク乗りあげ012_20200105170901に成功。すると、左右に走る山道。これは、天狗城連山最後の小松尾山じゃなかろうかと思いこんでいましたが、ちょっと様子が違うような。振り返ってみると、「深山の滝云々」の曲がった金属看板。

 これでは、判然とせぬと、あまり気に留めず先へと進むと、すぐに封鎖された「砥場遊歩道」の入り口。まてよ。これがあるということは、この道、絵下山の縦走路なんじゃ。何かキツネにでも、摘まれたような気分。こうなったら、道々考えていた、天地川取り付きルート確認の反転行はやめて、予定通りに歩くことにしました。

 それにしても、後からよくよく考えてみるに、二艘木ルートをどうやって越えたんじゃろうか。そうか、あのダムの位置が、すでに取り付013_20200105170901きを越えたところにあったんじゃ。てっきり、まだ奥にあると思い込んで、手前に注意を向けなんだが・・・。しかし、ダムに通じる新しい道路沿いには、それしいものが目に入らんかったの。

 これはまた、いつかそのうち、何らかの方法で対処してみよう。さて、いずれにしても、縦走路にいることが分かったから、絵下山めざして進みます。子の岳と、その手前のコブ。そして絵下山へと、急登がありましたが、何とか乗りきって、展望東屋に到着したのが、12時12分。当初の予定より1時間近くの遅れ。

 やっぱり、ヤブこぎ上りが堪えたか。気温10.8℃、湿度45%で汗をかいた身体には、少し寒い。それでも、広島湾を眺めながら、オムス015_20200105170901ビを食べて、15分間の休み。それにしても後ろの方から、人の話す声がずっと聞こえてきます。近づくでもない。帰り道、そちらに目をやると、丘の上で数人の昼食パーティ。

〰 つづく:絵下山 小屋浦~八幡神社 ③

2020年2月 3日 (月)

絵下山 小屋浦~八幡神社 ①

2020年1月2日
天気:晴れ
気温:8.3~15.5℃
湿度:36~53%
風速:0.~2.5m/s(広島)

小屋浦駅9:07-砂防ダム「登山口」9:35-稜線乗りあげ11:33-砥場遊歩道口通過11:37-子の岳11:57-絵下山東屋12:12~12:27(昼食15分間)-明神山12:53-高尾山13:36-八幡神社14:08-坂駅14:21

 2019年7月に挑んだとき、ダム工事のため、県の許可を得ていない者は通せないと拒絶された天地川登山口。ニュースによると、とりあえ025_20200105170901 ず大きな砂防ダムは完成したらしいのですが、まだ工事は継続しているとのこと。拒絶されたそのときから、今度は、おそらく工事が休みになる正月にと、思っていました。

 その後の進捗状況は、さっぱり分かりませんが、場合によっては拒否されることも覚悟した上で、予定どおり挑戦してみることにします。そして、あの崩落谷は、そのままかもしれません。逆に進むとなると、困難必至じゃが・・・。そんなことを思い起こしながら、小屋浦駅に到着。淡々と、天地川をさかのぼります。

 この前のような川渡りにならぬよう、手前の橋を右岸へ。道は定かではありませんが、何とか歩くことはできます。前方に、巨大な砂防ダムが現れましたが、さすがに正月らしく、監視員はいません。但し、立入禁止のバリケード。これで退くわけには行くまいと乗りこえて、ダムまで歩を進めてみます。

〰 つづき:絵下山 小屋浦~八幡神社 ②

2019年8月 7日 (水)

絵下山 小屋浦~天狗岩・天地峠~八幡神社 ④

 少し立ち止まって、痛みが和らいだところで、再び上りだします。やがてまもなく、痛みは解消。そういえば、前にも確か広島南アルプス縦033_20190803171501走のときにも、こんなことがあったの。さてと、茶臼山(高尾山)展望櫓でもひと息。今日はゆっくりじゃ。あとは下りにかかります。モルタル山道。表面に苔が生えていて滑りやすいところも。

 そんなところは手すりを持って下りて行く、長々し道。やがて、見覚えのある左曲がり。そこからしばらくすると、荒れてきます。そして、ヤブっぽい細道に。とにかく低きへと進んでいくと、やがて、八幡神社らしき社。その手前を下りていくと、記憶に新しい側道から境内横の坂。ようやく着いたか、14時55分。

 ま、帰りは、「快速」も停まる坂駅じゃから、大丈夫じゃ。列車で山歩きデータの書き出しにかかります。今日は、予定していたより、大歩きすることになってしもうた。それにしても、小屋浦からの縦走ルートは当分歩けそうにないの。じゃが、いつかそのうち、工事が休みのときを見計らって、チャレンジしてみるか。

☔ :(了)

補足
 当初の小屋浦二艘木ルートなら8.9㎞の予定。天地峠を通ったが故に、12.6㎞になりました。+3.7km。西谷ルートは何年か前の真夏、砥場ルートから回って、脱水症で難儀したところなんじゃ。
 猛暑の中でのルート変更、あまりに簡単に考えすぎじゃったかのぅ。ま、今回は早めはやめに休憩をとったのが、効を奏したようじゃ。

2019年8月 6日 (火)

絵下山 小屋浦~天狗岩・天地峠~八幡神社 ③

 そこから、摸木階段が延々と続きます。こりゃ、この前の京羅木山・北ルートの摸木階段より、長いで。そうか、このくらいは、これまで016_20190803171401経験済みじゃったんじゃの。それにしてもこの坂、ちょっと疲れてきたの。若干、脱水気味になったてきたで。こりゃぁこのまま、頭部ルートへ切り替えるか。ま、天狗岩まで行って、判断しよ。

 稜線に乗り上げてからは若干、休憩を長くとりながら進みます。ようやく、天狗岩。岩陰のベンチに寝転んで休むことに。脈拍が落ち着いて、汗が引くまで。すると、かなり回復した気分。その先の天地峠分岐まで歩いたところ、大丈夫でした。これなら行けそう。しかし、このルートも久しぶり。思いとは違う。

 天地峠まで、一気に下りては行きませんでした。はじめの急降の後、いくつかのコブ。なかなかたどり着かん。長いのぉ。それでも、よう019_20190803171401やく峠の標示に到達。左右は、直ちに崩落箇所というわけではありませんでした。さてと、ここからは覚えのある急勾配の坂。そして、若干のコブ。ときおり見える青空が、錯覚させます。

 そして、道らしからぬ急登を上りきって、砥場遊歩道との合流。ここからは、かなりユル坂に。歩きつつも、身体を休ませることができます。そして、すぐに稜線。合流点近くの岩で少し休みます。そこから、子の岳の急坂までは、やや安楽な道。それでも、上りきった子の岳のベンチでもまた、休憩をとります。

 ムリをせず、絵下山東屋までの最後の力を蓄えます。今日は持ってきた水が2本で、ちょっと少ないんじゃ。西谷南口から天地峠を経由する020_20190803171401ルートは、結構ハードじゃったのぉ。何とか踏ん張ってたどり着いた無人の東屋。ふり返ると、いつもながら広島湾のエエ景色が。少しモヤっぽいけど・・・。

 右にはこれから下る明神山が、屹立しています。オムスビは3つすべて食べる終えることができたので、脱水症には至っとらんようじゃ。それにしても、このタイルは冷たい。ベンチに寝転がって、しばし休憩。ひょっとして、コンパスや地図を、未だ出会ったことのない、サルのような獣が持ち去りはせんか。

 そういう危惧を抱きながらも、ゆったり目を瞑ります。気温26.6℃、湿度62%で23分間。今日は、休憩がプラスになるわぃ。疲れを回復さ028_20190803171401せて、下山路につきます。これからは、ほぼ下りじゃが、明神山からの急降には、畏怖の念がぬぐえません。ま、ここからも、歩きにくい急勾配ですが、ずんずん下ります。

 やがて、明神山への小上り。しばらく稜線を進んで山頂から、急降に。畏怖していたほどではありませんでしたが、それでも・・・。そして、茶臼山へ。たしかこのあたりじゃったか、上っていると、右脚内側の筋肉に痛み。ちょうど5㎝幅くらいのテープ状に、膝上から股まで。内転筋じゃろか。

☔ つづき:絵下山 小屋浦~天狗岩・天地峠~八幡神社 ④

2019年8月 5日 (月)

絵下山 小屋浦~天狗岩・天地峠~八幡神社 ②

 そのため、「おりよく」かどうかは分りませんが、予定していた土曜日、日曜日とも雨がパラつくので中止。ここはそのまま、半日ずつ、身005_20190803171201
体を休めることにしました。そんなことで、かれこれ二週間の沈静。別に、山を歩きたくてウズウズといった感じにはなりませんが、梅雨の晴れ間のまずますの天気。今日は、歩かにゃぁなるまい。

 それから、他候補も検討しましたが、迷った挙句結局、絵下山小屋浦ルートに挑戦することに。ネットをチェックしてみましたが、昨年12月にこちがら投稿して以降、そのようなデータがみあたりませんでした。もちろん、ネットなど無関係なハイカーも、たぶん多いでしょうから、何とも言えません。

 実際に行ってみるより、他はなさそう。但し、この7月はじめに、小屋浦ルート入口で、工事関係者から追い返されたので、西谷登山口か010_20190803171201ら天地峠を回って絵下山に上ったという記事が、ヤマレコにありました。そういうことなら、いざというときは、その代替ルートを歩くことも念頭において、チャレンジしてみることに。

 小屋浦駅で降りて、天地川沿いに上ります。途中、家屋の取り壊しらしき工事。重機が車道を占めています。作業員に、あいさつして通過。やがて、谷の奥にさしかかりますが、いつのまにか道は、東の対岸。ずっと西岸を歩いてきたので、そのまま進みますが、こちら側は、巨大土嚢で封鎖されていました。

 それを越え、小川を渡って東岸に乗り上げます。しばらく歩くと、見張り人らしき若者。あいさつを交わして、「山道を調査するため、こ013_20190803171301の奥から山へ入りたい」と告げます。すると、上司に照会している様子。しばらくすると、クルマが上流から下りてきました。「調査」を強調しましたが、「県の許可がないと通せない」。

 少しばかり、押してみましたが、その一点張り。「ま、そういうことなら、工事中の忙しいところで、問答してもせうがない」と思い、引き下がることにしました。さてと、こうなったら西谷ルートか。いざというときは、そのつもりにはなっていました。ところが、分かりきっているはずと思っていた、取次ぎまでのルートが曖昧。

 そういえば、当分歩いとらんかったのぉ。高架の左側を進んでみますが、どうも違うような・・・。ひとつ山側の通りへ。バイクで出よう014_20190803171301としていた男性に、このあたりから山へ上れるか聞いてみます。すると、「入れん」とのこと。それでも、もう少し進んでみますが、どうも記憶にある道じゃないの。

 そこで、地図をよくよくチェックしてみると、高架の右側に山道のような実線。ひょっとしたら、これじゃったかの。引き返すことに。分岐に戻って、坂道を上っていきます。おっ、これこれ。この入り組んだ坂じゃ。思い出した。そして、左の丘には公園。その右側を進んだところに西谷ルート登山口。ここじゃ。

☔ つづき: 絵下山 小屋浦~天狗岩・天地峠~八幡神社 ③

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