やまなみコース縦走

2023年6月20日 (火)

広島南アルプスショートコース逆縦走 ④

 そんなことを考えながら上って、やうやう火山ピークに到達。いや、ここも散々、木が生い茂って、展望が効くのは、同じく伝説のDscf4617「紀元2600年」石柱から見える範囲に、限られたことになっとるの。他のピークも含めて、残念なこと…。ひと息つきながら小休止して、さぁ、出発。急坂を下りて、春日野分岐は、さだかに分からんかったで。

 確か、あの小コブじゃったはずなんじゃが、「ルートがよう分からん」気なコメントが案内板に書き込まれとったから、ひょっとしたら、板を撤去でもしたんじゃろうか…。さてと、今日は黒谷山ピークを確実にチェック。そこからの道は長いが、やうやう水越峠。そこから、いよいよ急登なんじゃ。弓場ルートを通って、武田山をめざします。

 上りはじめの側道。だんだん、本道になりつつあるけど、これが結構急なんじゃ。やがて本道に合流して、段差の大きい急勾配を上っDscf4619て行きます。何とか稜線にたどり着いて、弓場から3つほどのコブを乗りこえ、ようやく武田山山頂、14時57分。誰もおらんの。はやスッキリしてきた展望を楽しみつつ、ひと息。さぁ、下山にかかるぞ。

 これから先、あの難路尾根はあるものの、基本的に下りなんじゃ。とはいうものの、展望広場までも、結構な急降。滑らんように気をつけながら、歩を進めます。すると、忍者下りあたりで、上ってくる男性ハイカー。あいさつを交わすといきなり、「久しぶりじゃけぇ、堪えるよ」との泣き。初対面なのに、これか。

 そう感じつつも、「じゃが、今日は涼しいから歩きやすいですね」と、プラスポイントを返しておきます。下り着いた広場で、温湿計Dscf4623チェックなどしていると、ヒラヒラの短パンをはいた生脚の男性。あいさつを交わします。ま、この先、ヤブはないから、マダニは大丈夫じゃろうが、大胆じゃの。

 さて、ヒノキ林を下って、あの尾根へ向かわむと思うて、手に入れた木杖。調子良かったんじゃが、斜面下りの途中で折れてしもうた。エエい、なるようになれ!。崩落沢は、導入路のようなものが造られて、若干下りやすうなとった。そして沢から、残っとる谷ルートへ乗り上げ。突き出しとる倒木を、やり過ごして進みます。

 アレチノヌスビトハギがないことをチェックしながら、花みずき台下山口へ。脚のダメージはかなりのものになっとるが、後少しじゃDscf4628。そう、自らを励まして、日吉神社横の急坂を下りて行きます。そして、県道を、連なるクルマの間を通らせてもらい、さらにisの前を通って、踏切から、古市橋駅にたどり着いたのは、16時15分じゃった。

♌ :(了)

2023年6月19日 (月)

広島南アルプスショートコース逆縦走 ③

 おっと、乗客と間違えられたらいけんの。そう思って、足の向く方向を変え、すぐ階段へ。それでもバスは、しばし止まとったの。乗Dscf4602車の意思表示をしたわけでもないから、エかろ。そんなことを思いつつ、階段を黙々と上って行きます。向かい側のバス停で、待機しとった老夫婦。「元気がエエの」とでも思いながら、こっちの見とるんかの。

 そんな妄想をしながら上って、263段をカウントして乗りきります。上り口に復活しとったサンショウの葉を摘まんで、香りを楽しみながら。ここからもしばし、カウント癖が抜けず…。やがて森を抜け、パノラマルートの急坂に。じゃが、恐れる覚えほどには難儀でもない。やうやうコブに上り着いて、もうひと息じゃ。

 展望岩にたどり着いたのは、11時35分。まぁまぁのペースと思よったが、昨2022年5月25日と比べると、14分遅れじゃった。ま、そDscf4608れは後でチェックしたこと。いつもどおり、ここで昼メシ。オムスビとユデ卵を食べていると、後ろで女性の声。ふり返ると、下りてきたのは、若い細身の女性。リュックが小さい。ひょっとして、ランナーかの?

 そう思っていると、あいさつを交わしてすぐに、引き返して行きました。いったい、何じゃったんかの。よう分からんの。今日ここまでで、はじめて出会ったヒトじゃったのに…。ま、せうがない。さて、後半ルートに出発。白い雲に隠れとった大峰山が、顔を出してきとったの。その後も、ひょっとしてさっきの女性が、昼メシでも食べとらんか。

 そんなことを思いながら、歩を進めてみましたが、結局誰もおらんかった。やがて、畑峠へ下りて、丸山へと向かいます。よし、ここDscf4611らで先手必勝。痛み止めを飲んでおくか…。じゃが、その後しばらく、左脚の痛みは続いたのぅ。今日は効きが悪い。そんなことを感じながら、三滝山分岐、そして、コシキ岩をチェックして、丸山ピークに。

 ヒサシ付の山頂標示が健在なことに安心して、ひと息。そして、ほんのちょっとだけ、長めの休憩。さぁ、火山へ行くぞ。観音山、石山を経て、権現峠で水分補給。ありゃ、大塚峠の東下り口は、砂防堰堤工事で通行止めか。また新たに進めとるんじゃの。やれ、先へ。急坂を上って、まもなく、小堀山。そして、三田峠。ここの東ルートは大丈夫そう。

 さてと、ここから大原別れまで、いま少しと思うとったけど、結構長かったの。ようやく、その分岐をやり過ごしてしばし。岩場に。Dscf4615今日は右側を登ってみよう。乗り上げた先は、のろし岩じゃった。じゃが、よう考えたら、神武天皇そのものが伝説上の人物。その人を迎えるためか、あるいはその存在を誇示ためか知らんが、烽火を炊いたというのも伝説なんじゃろの。

♌ つづき:広島南アルプスショートコース逆縦走 ④

2023年6月18日 (日)

広島南アルプスショートコース逆縦走 ②

 ところが、新井口駅で降りて、憩いの森登山口へ向かわむと駅舎を出ると、パラパラ。すれ違う通勤女性から、怪訝な眼差し。ま、そDscf4588れは気にせず。なに、大したこたぁなかろうと歩を進めます。じゃがやがて、登山口にたどり着いたあたりから、雨足が少し強くなってきました。早く森に入るべし。山道の岩や模木階段が濡れているので、足元に注意しながら上って行きます。

 さすがに、誰にも会わず東峰ピーク。島々の眺めも白っぽい。東に目をやってみますが、やっぱり石鎚山も見えんの。たぶん見える日は、よっぽど見通しの効くときなんじゃろな。そんな思いで、さて鬼ヶ城山へ向かわむ。東斜面も岩や地面が濡れているので、滑らんように足場に気をつけて下ります。道行地蔵から先の上り坂も、もちろん。

 じゃが、気をつけはしますが、さほどズルズル滑ってしまうということはないの。やがて、鬼ヶ城山。ひと息ついて、パノラマルートDscf4590を下りて行くと、鬼のさんぽ道。モルタル道は極力避けて、その傍を通ります。やがて、竹林。タケノコの皮が、ところどころ散らばっとるの。まぁ、その季節じゃ。雨模様じゃけぇ、誰もおらんかったの。体育会系女史にも会えなんだ。

 草沼道のデジタル温度計は、16℃で点滅。ちょうど消えたときにシャッターを押してしもうたらしく、写真には撮れんかった。そして、捻れ階段。今日も、大茶臼山のジュラルミン階段のことは考えないよう心がけて上りました。どっかでダブったか、213段をカウント。その直後しばらくは、頭の中からカウント癖が抜けんのは、いつものこと。

 やがて、窓ヶ山方面展望尾根。縦走の回を経るごとにだんだん、視界が狭うなってきよるの。そんなことを思いながら、さらに進み、Dscf4593急坂を乗りきって、見越山ピーク。ここも、しかりじゃ。ひと息ついて、次へ向かいます。今日は脚の調子が、割とエエのぉ。いまのところ、まぁ快調。頭ぶつけ木をやり過ごしてまもなく、縦走路。

 柚木城山ルートは、大まかにはトラバースなんじゃが、そうは言うても自然の山。ときおりの上り下りがあるのは避けられぬこと。これが、結構堪えるんじゃがの…。ピークコブはもちろん、それまでの鉄塔乗り上げ。そして次も、そういえば、だいたい鉄塔コブじゃの。そんなことでやうやう、己斐峠への下り道。

 ここがまた、かなりの急降なんじゃ。滑り落ちんように足の踏み場に注意。そしてやうやう、己斐峠への道路に下り立ちます。上下行Dscf4598するクルマのスキをついて道路を渡り、ジュラルミン階段。ちょっとここで、ボンバスの時刻の塩梅をチェックしてみるかと、バス停に行かむとすると、そこへバスがやって来ました。

♌ つづき:広島南アルプスショートコース逆縦走 ③

2023年6月17日 (土)

広島南アルプスショートコース逆縦走 ①

2023年5月31日
天気:雨のち曇り
気温:17.4~23.9℃
湿度:55~78%
風速:0.8~3.8m/s(広島)

新井口駅7:34-憩いの森登山口7:53-東峰8:23-鬼ヶ城山9:09-見越山10:10-柚木城山10:34-展望岩11:35~11:54(昼食19分間)-大茶臼山12:00-丸山12:43-火山13:57-武田山14:57-花みずき台下山口15:56-古市橋駅16:15

 月間計画では、ここ数年の経験にならって、本来6月初旬の広島南アルプス縦走を入梅前の5月末にすることにしていました。ところDscf4629が。「29日ごろに梅雨入りしたとみられ」るという、広島地方気象台の発表。そうなると、あまりこだわることもないかという思いはあるものの、長いながい縦走は早めに切り上げておきたいという気分も…。

 今日の天気予報は、朝まで雨じゃが、昼前から曇りのち晴れとのこと。それなら、山行せぬという手はなかろう。じゃが、もうひとつ難題があったんじゃ。今週は、集合住宅のエレベーターが止まることになっとる。縦走でダメージを被った脚で、まともに階段を上ることができるかのという不安。じゃが、ここ2・3日上ってみると、確かに息は切れるけど、何とかなりそうな感じ。

 そんなことで、今日は思い切って、ショートコース逆縦走を決行することにしました。朝早くは、パラ雨。カッパなど着ずに、買い出しに往復。ここで階段を下り上りしてみましたが、大丈夫じゃの。そんなことを考えながら準備を整えて、出発したときには、雨はほとんど止んどったんじゃ。もうこれで終わりかのと思いながら、西広島駅へ。

♌ つづき:広島南アルプスショートコース逆縦走 ②

2023年5月15日 (月)

広島南アルプスショートコース順縦走 ⑥

 こちらは、一旦左に折れてヘアピンで右。そして、団地の横をまっすぐ下りて行く定番ルート。さらに、陸橋から新井口駅へ。少し帰り仕Dscf4275度をして、ホームに下りると、さっきの男性ハイカー。話を聞いてみると、彼も大町駅からカガラ山を経由して、縦走してきたらしい。おりよく空いていたイスに座って、今日は、出会った縦走者が数人いたことを伝えます。

 それから、縦走の難儀話に花を咲かせます。やがて、やって来た列車に乗って、西広島駅での降り際に彼の肩を軽くたたいて、分れを告げました。駅のコンビニで、まぁ、エかろうと一杯。それにしても今日、何とか無事に済んで良かった。昨年5月より22分遅いけど、11月よりは26分早かったんじゃ。まだ、大丈夫じゃの。

♓ :(了)

2023年5月14日 (日)

広島南アルプスショートコース順縦走 ⑤

 そんなことを思いながら、歩を進めていきます。道行地蔵から先へと向かいますが、どうもその気配はありません。面倒くさいけど、Dscf4265これが刺激になるんじゃ。後半にかけてシンドくなる東尾根、さらに東斜面を上りきって、ようやく東峰。数人のハイカーが、休憩中。いつものごとく、島々と窓ヶ山方面をカメラに収めます。

 そして、ひと息ついていると、例の弁当ハイカーらしき人が上がってきましたが、もはや他のハイカーも次々やってきて、わけ分からん状態に。個別にあいさつを交わすこともなし。こちらが座っていた小ベンチのそばにやってきた、ワンストックの男性ハイカー。どこから上ってきたんかとたずねられたので、武田山から縦走してきたと答えます。

 すると、自分も以前に試みたことがあったけど、大茶臼山の取付きに迷って、途中で諦めたとのこと。はぁ、そこは・・・と、説明しDscf4266て、また挑戦したらと勧めましたが、もう年じゃから、8時間も歩き続けることはできんとの応え。いくつですかとは聞かんかったけど…。そして、彼から「ここから、石鎚山が見えるのを知っとるか」との問い。

 「いや、見たことがない」と答えると、「眺めが良い日には、見えることがあるんじゃ」と、彼が撮った写真をくれました。すると、休山の向こうに瓶ヶ森と並んで、その山影が写とった。なるほど。今まで、見えとっても、気がついてなかったんかもしれんの。新しい発見じゃ。丁重にお礼を述べて、下山にかかります。

 同時に下りかけた別の男性に先を譲り、その後に続きます。その人、こちらの進行を妨げることなく、足早に下りて行きました。途中Dscf4267、両腕を後ろ手にして上ってくる男性ハイカー。その姿勢には意味があるのか、たずねてみます。すると、腰の調子が良くないので、こうすると姿勢が良くなるとのこと。ふ~ん。

 その後、ふり返ってみると、ハイカーが迫ってきているのが視野に入ってきたので、彼を少しばかり意識して下りて行きます。もちろん、マイペースなんじゃが、それ以上接近してはこなんだ。砂防ダムはスルー、その先の大きな説明板のところで、ハイキングバージョンを解除していると、そのハイカーが下りてきました。あいさつを交わして、先に行ってもらいます。

 やるべきことを済ませて、下りて行くと、憩いの森下山口の向こうでスマホをチェックしている、その男性。こちらが追いつく直前にDscf4272、移動しました。これが結構速いんじゃ。何で、山道では追いついてこんかったんかの。そんなことを思いつつ、団地の手前に。彼は、右の長坂を下りて行きました。

♓ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ⑥

2023年5月13日 (土)

広島南アルプスショートコース順縦走 ④

 元二重鉄塔丘を過ぎてやうやう、柚木城山。ここの上りが急なんじゃ。何とか山頂広場に、たどり着きました。相変わらず、無展望Dscf4254じゃの。そんなことを思いながら、ひと息ついて先へ。捻じれ幹をチェックしながら、急降。下り立って、縦走路を進みます。やがて、見越山315Pへの上り口分岐。まぁ、こんなもんじゃと上っていきます。

 頭ぶつけ木はマークして、無事通過。見越山山頂で水分補給していると、上ってきた男性ハイカー。おりゃ、大茶臼山で弁当を食べとった人じゃないか。そのことを伝えると、共感。縦走者じゃった。追いついてきたということは、こっちより速いんじゃの。「先に行きますか」と勧めると、「いや、ここでひと息つくから、お先に」との返事。

 「それなら、いつでも遠慮なく追い越して」と言い残して、先行します。そこからは、マイペースを保ちながらも、気持ちばかり速足Dscf4258に…。やっぱり、こういった刺激があると、エエんじゃと思いつつ、下りて行きます。スピードを意識し過ぎたせいか、窓ヶ山展望尾根を通りすぎてしもうた。ま、エかろ。せうがないの。

 その後、鈴ヶ峰展望箇所をチェックして、まもなく捻れ階段。少しばかり脚の痛みを感じつつも、何とか素早く下りきって、草沼道交差点。デジタル温度計は21℃。歩行者ボタンを押しますが、信号が変わるまで、しばらく。まだ、弁当ハイカーは下りてこんの。それをチェックしつつ、鬼ヶ城山登山口へ。

 ここは、はじめのうち、段差が大きいんじゃ。そして、竹林を縫う上り坂に。下りてくる数人の男女ハイカーと、すれ違い。おりゃ、Dscf4260今日は山道にタケノコがあちこち顔を出しとるの。この分なら抜き取っても、とやかく言われんかもしれんで。そうは思いながらも、余計なことをしとるヒマはないでと、先へと急ぎます。

 順コースなので、近道急登を乗りきって、鬼ヶ城山山頂。よし、ここらでサポーターを着けるかと、リュックの中を探しますが、すぐに出てきません。奥や手前をさぐって、ようやく発見。着けむとしていると、弁当ハイカーが早くも上がってきました。そう言やぁ、先着者の2人。さっき、大茶臼山におったハイカーに似とるの。

 じゃが、もっと若かったような覚えが…。ところが、小八畳岩から上り返してきたその仲間は、記憶にある奇抜な柄の服。そうか、やDscf4261っぱりあの3人組じゃ。じゃが、すでに弁当ハイカーが来ているので、彼らとふれあう余裕はない。早々に、東峰へと足を踏み出すことに。順コースは、「鬼のさんぽ道」を通るから、ひょっとしたら、先行されるかもしれんの…。

♓ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ⑤

2023年5月12日 (金)

広島南アルプスショートコース順縦走 ③

 「まだ始まったばかりですぜ」「何とかなるじゃろ。頑張って」と激励。気分を和らげるために、終着点となる八幡東小バス停前のポDscf4248ルシェ店の中古車の価格がメチャクチャ高いことなど話して、先行します。しかれども、彼が追ってくるようにして、小堀山ピークに着いたけど、ここでは休憩せんのかの。そんなことを思って下っていると、落ち葉に滑って軽く転倒。

 大したこたぁないんじゃが、後ろから「大丈夫ですか」の声。ふり返ることなく「大丈夫」と返して、その後もマイペースで下りて行きます。その後、彼の姿は見んかったの。そのままゆっくり歩いたか。それとも、春日野あたりで…。そんなことを考えつつ、権現峠。祠で休憩する男女ハイカーの姿を横目に見て、上って行きます。

 石山、観音山を通りすぎて、いよいよ丸山。ヒサシ着き山頂標示は無事じゃの。それを確認して、大茶臼山へと歩を進めていきます。Dscf4249こしき岩をチェックして、先へ。ここらは毎度「全力疾走」なんじゃ。気をユルめるわけにはいかんで。そうこうするうちに、畑峠。こちらに向かって、あいさつするバイク乗り。顔見知りじゃないがと思いながらも、返しておきます。

 さぁ、大茶臼山への上り。大したこたぁないんじゃけど、歩くと結構な坂道なんじゃ。それでもやがて、山頂標示板。ここはいつも通り、通過点。さてと、「ガードレール越え」を下りて、展望岩へ。おっ、そこには3人の男性ハイカー。定岩、副定岩に立っとるで。鬼ヶ城山が何とか言うのが聞こえる。ま、せうがないの。ひとつ下の岩場に下りて昼食じゃ。

 オムスビを食べはじめると、そのハイカーたちが下りだした。もはや今さら、定岩に戻る気持ちはなし。派手な服を着た先頭ハイカーDscf4251はあいさつして下りたけど、その次に続くハイカー2人は、こちらを無視するかのように下りて行きました。ま、あいさつを返すのも面倒くさいけぇ、それでも一向に構わんのじゃが…。ちょっとばかり、気抜けの気分。

 さて、ユデ卵も含めて食べ終えて、西に見える大峰山をチェック。よし、後半ルートにかかるか…。そのとき、後ろを見上げると弁当を食べる男性。あいさつして、定番パノラマルートを下りて行きます。脚は大丈夫そう。とはいえ、難儀な急坂を下ってやうやう、ユル坂に。あの、谷分岐は、見逃してしもうたの。それでも、代替ルート分岐は、たがうことなし。

 終盤の急坂をやり過ごして、霊苑への坂を上ります。いつものように、アレチノヌスビトハギのあるルートは敬遠して、道路を下りてDscf4253行きます。やがて、道路を渡って、柚木城山取付き。「今日は誰にも会わんの…」そんなことを考えつつ、急坂を汗して…。そしてやうやう、稜線にたどり着きました。ここからはしばし、ユル道じゃ。

♓ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ④

2023年5月11日 (木)

広島南アルプスショートコース順縦走 ②

 さて、七久谷尾根ルートへの沢渡り。慎重に足の置場を選んで、乗りきります。さらに、難儀な斜面上りも…。切株のところへ乗り上Dscf4240げて、山道を進みます。やがて、目印の倒木。尾根すじには、割とハッキリした道のようなものが続いているように見えますが、そこからは、崩落谷へと下ります。ここも歩けそうなところを探しさがし。

 昨年11月以来、地形に変化はなさそう。じゃが今回は、もっと歩きやすそうなところをさぐってみました。そして、例の幅狭の斜面トラバース「道」。これは数メートルじゃ。まもなく、鉄塔ルートの合流点。さて、ここから直登ルートと、改めて気持ちを引き締めます。それにしても、落ち葉の多い急勾配。滑りすべり上ります。

 それでも何とか、稜線ルートへ乗り上げ。ここまで来れば、後は大丈夫。急な上り下りはあるものの、まともに道があります。それにDscf4242、このあたりから、脚の痛みをさほど感じんように。こりゃぁ、行けそうじゃ。やがて、武田山山頂広場。岩陰で、ペッパーミルならぬコーヒーミルを回す男性。コーヒーですかと声かけると、「気分が良いので」との返事。

 相槌を打って、ピークの岩場へ乗り上げます。するとそこには、山に似合わぬ色白でスラリとした女性。スマホで撮影でもしとるんか。すぐそばには男性も。どうも、耳に入ってくる話しっぷりでは、親子かも…。そんなことはどうでもエエんじゃが、あいさつを交わして、ひと息。そして、早々に、岩の上に立っている彼らの邪魔にならぬよう、説明板の右を巻いて、火山へ。

 しばらく稜線を歩いていると、子どもの声が聞こえます。弓場で遊ぶ、これもおそらく親子連れ。あいさつを交わすには遠いので、そDscf4244こは通りすぎて、急坂を下ります。脚の調子は、エエの。やがて、水越峠から、しばしの急坂を経て、黒谷山。今日はここで、ムシパンタイム。さて、行くぞ。ここからが結構長いんじゃ。

 黒谷分岐、春日野分岐を過ぎて、いよいよ長いながい急登。火山山頂に乗り上げみると、2組3人のハイカー。何やら古株が、山道に張られとるロープのことで、新参者に講釈を垂れとる様子。と言うと失礼か…。いずれにしても、それにはかかわらず、ムシパンの残り半分を食べて、丸山へと向かいます。

 さてと、三田峠から上っていると、止まって待ってくれている男性ハイカー。あいさつを交わしてお礼。そして、「上りは堪えますねDscf4247」と言うと、「今日は五日市まで縦走するつもりじゃったけど、やっぱり、選択を間違えたかも…」「とても最後まで歩けそうにない。途中でリタイヤするかも」「次で休憩したい」と泣き言。

♓ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ③

2023年5月10日 (水)

広島南アルプスショートコース順縦走 ①

2023年5月3日
天気:晴れたり曇ったり
気温:18.8~32.4℃
湿度:31~45%
風速:0.6~4.6m/s(広島)

古市橋駅7:40-花みずき台登山口8:01-武田山9:09-火山10:06-丸山11:10-大茶臼山11:50-展望岩11:55~12:13(昼食18分間)-柚木城山13:10-見越山13:31-鬼ヶ城山14:25-東峰15:03-憩いの森下山口15:35-新井口駅15:51

 ここ数日、ときおり左脚に違和感あり。それも痛みに近いレベルのときも。今朝も、相変わらずの状態が続いています。じゃが、今日Dscf4257歩いたら、あと数日は休めるんじゃ。トレーニングも昼からの仕事もない、半日休みが4日間ほど。この機を逃すわけには、いかんで。まぁ、最悪、途中リタイアということになるかもしれんが…。

 それでも、いつもの脚テーピングはもちろん、早めに痛み止めも飲んで、さらにサポーターも用意して、「万全の準備」で挑戦することに。ということで、西広島駅7時19分発の列車に乗りこみます。水曜日じゃけど、憲法記念日なので、乗客は少なめです。可部線でも同様。横川駅から座ることができました。

 やがて、到着した古市橋駅で下車。若干のハイキング準備をして、7時40分に出発。県道もクルマが少ないので、渡りやすい。天皇崇拝の日吉神社横の急坂を上って、やがて、花みずき台登山口。標示柱は、ずっと前からないけど、アレチノヌスビトハギはキレイになくなっとるままじゃの。そうそう、新鮮なカッポンがあったので、1本だけ頂きました。

♓ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ②

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