つばくろ山+α ③
まだまだ先じゃの。それでも、これを「制覇」することなしには、今日のこれまでの難儀は何のことかということになるで。そう自らをムチ打って上って行きます。途中、右からの上り分岐がふたつあったの。そしてやうやう大岩。今日はちったぁ展望のあるところで昼メシを食いたいもの。この岩場で、良いとこ探しをしてみよう。打ち止めにするつもりじゃから、時間はある。
そう思って、岩場を伝いますが、これが、上れどものぼれども、まともな場所がないんじゃ…。そんなことで結局、山頂までたどり着いてしもうた。よし、ここで次善の策。林の間から少しでも下界の見える岩に座って昼メシに。時刻は、11時19分。気温14.8℃、湿度40%。風はないけど、パーカーを被って、オムスビとユデ卵を食べます。もう今日は、これで終わりじゃ。
さぁ、下山にかかるぞ。東ルートの下り。はじめのうちはユルいんじゃが、地図を見るとその先、等高線の間隔が詰んどるの。やがてそのとおりの急坂に。落ち葉が何層にも溜まっとるから、滑らんように気をつけながら下りていきます。結構な距離のように感じますが、それでもやがて、墓が見えてきました。そこから先はユルんできます。
道はモルタル階段になって、これを下ります。そしてまもなく、道路に下り立ちました。その左側にあった段差に座って、ひと休み。さて、これまで道々考えていたのは、せっかくじゃから、今日行くことにしとった志蕗山への取り付きまで上って、鳴滝からのルートと合流して吉浦駅をめざすコース。よし、大したこたぁないけど、これを行くことにしよう。
そこからの長い下り坂。これは前回歩いたルートなんじゃ。そう思いつつ、傾斜の底あたりに近づいたあたり、左に何らかの登山口案内でもなかろうかと探しながら…。じゃが、何にもないの。そして、ここじゃなかろうかという分岐を過ぎると、すぐに県道。やっぱりさっきのところかと戻ってみます。するとそこにさっきからウロウロしていた、あごヒゲの男性。
そのヒトに、茶臼山か志蕗山か、山へ行くのはこっちですかねと聞いてみます。すると、たまたま年末年始の休みで帰省でもしとったんか、よう分からんが、その山はジョウヤマのことですかねと反問されます。城山じゃのうて、志蕗山なんじゃがと思いつつも、とにかく山への道を聞き返してみますが、よう分からんらしい。これ以上は、埒が開かんので、お礼を言って先へ。
後から調べてみると、野間氏の城があったらしく、地元ではジョウヤマと呼ぶとのこと。そこからは、ちょっとした上り勾配。結構堪えはするけど、ま、それなりのもの。やがて、ときおりクルマの走行音がする広島呉道路の高架を潜ると、その先に上り口のようなもの。何の標示もないの。それに、何やら、工事用道路のようにも見えるけど、これしかあるまぁて。
♐ つづき:つばくろ山+α ④
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