金輪富士 ④
そう思うとったら、すぐそばの老人ホームで清掃作業をしとった若者発見。広島市街地方面へ向かうバス停はどこにあるのか、たずねてみます。するとその人、親切にも一緒に来てくれて、ひとつ向こうの交差点に入ったところにあることを教えてくれました。ありがたい。たどり着いて時刻表をチェックしてみると、次の便は14時40分発。
まだちょっと時間があるの。どっか、脚の麻酔剤は売っとらんじゃろうかとあたりを探してみますが、それらしい店はないの。すると先に、宇品港のビルが見えました。よし、そこまで行かむと心変わり。さっきの青年に申し訳ないのと思いつつも、何、あそこからならバスセンター行のバスもあろう。そう楽観して行ってみます。
じゃがそこには、コンビニはなく、酒の販売店はあったけど、ちょっと高いんじゃ。止めとこ。諦めてバス乗り場へ。ところが時刻表を見ると、どうもさっきのバス停から、広島バスの同じバスが来るらしい。しばし待つことになりましたが、やがてやって来たバスに乗りこんで、山歩きデータを書き出しつつ、紙屋町バス停へ。
♎:(了)
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