広島南アルプスロングコース順縦走 北半分 ③
その女性に、「ランニングですか」とたずねてみると、そのとおり。「すごいなぁ、どこから走ってきたのですか」との問いには、「鈴ヶ峰から」とのこと。3時間くらいで来たのですかと重ねて聞くと、「そんなに速くはないですよ」と謙遜。それにしてもすごい。「気をつけて」と激励して、すれ違います。
さてと、火山ピークに到着したのは、12時17分。よし、計画どおりここで昼メシじゃ。今日は、在郷軍人会の石碑の前にある岩に座って、この広場で唯一ある林の間からの展望を楽しみながら、オムスビとユデ卵を食べます。気温11.8℃、湿度41%で、若干涼しめなので、パーカーを被って…。それにしても、昼メシタイムなのに、誰も上がってこんかったの。
次へ向かわむ。これからは比較的安楽コースなんじゃが、そうは言うても、小堀山、観音山とその間にも、いくつかの急な起伏。これが、結構堪えるんじゃ。じゃが、泣き言は言うとれんで。ま、丸山から先は、比較的トラバースに近うなるから、気持ちを楽にして、こしき岩をチェックしたりしつつも、心もちやや速足で歩を進めていきます。
どうも、膝の悪い左の足が、地面の落ち葉を擦っているような感じがします。ちゃんと上がっとらんのかもしれんの。それにしても、今日はあまり調子がエエことないんか。段差を下りていると、脚の力が抜けることも…。ま、それはそれと、歩き続けていきます。そうするうちに、畑垰に…。やれ、もう少しじゃ。ここから大茶臼山へは、一気に行くぞ。
そう、心を引きしめて、ずんずん坂を上っていきます。覚悟していた急坂を乗りきって、鉄塔ビル裏にある大茶臼山ピーク標識柱。ここは時刻チェックだけして、展望岩へと急ぎます。すぐ手前の五月ヶ丘分岐で、下りてきた男性とあいさつを交わしてすれ違い。そして、やうやう展望岩にたどり着いたのは、14時44分。おっ、無限工事の重機音が聞こえるで。
そんなことを思いながら、この「天空の展望岩」で三方を眺めながら、ひと休み。さぁ、いよいよ下山にかかるぞ。これから、パノラマルートの難路。じゃが今回は、段差の大きなところには、砂嚢が置かれたり、木を渡したりの補修が…。ちっと、歩きやすうなっとるで。ボランティアの作業か。それとも行政?。ま、いずれにしても、ありがたいこと。
下りも、ズンズン。そしてようやく、勾配のユルむ道に。下山口に近くなったあたり、上ってきた男性ハイカー。あいさつを交わしてすれ違います。さらに進んで、ジュラルミン階段間近に迫ったところで、出会った男性ハイカー。コセンダングサのヒッツキ種が付かんかったか、聞いてみます。すると、その人、まったく意識になかった様子。
♋ つづき:広島南アルプスロングコース順縦走 北半分 ④
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