広島南アルプスショートコース逆縦走 南半分 ②
鈴ヶ峰ピークにたどり着いたのは、9時55分。乗りあげ際にヒトの声がすると思うとったら、窓ヶ山の方を向いてヤマ談義にハマっている5人の女性ハイカー。春になると、どこやらでタケノコが取れるとかの話で、盛り上がっています。そのうち2人ほどとあいさつを交わしたものの、それ以上突っ込まず、先へと向かいます。
東の尾根を進んでいると、すれ違う4人組ハイカー。「この先が長いですね」と声をかけると、こちらのスリーブレスを指して、「ベテランですね」とか言うので、「下りでは、ちょっと寒い」と返しておきます。そこから鞍部。こちらが下りる手前で、待機してくれとる人を発見。お礼を言わむとすると、おっ、あの織姫女史じゃなかろうか。
そう感じて、声をかけると、やっぱり。今日は出発を遅めにしたけん、とても出会うことはないじゃろうと思うとったんじゃ。会えた喜びを伝えて、今年は年初から膝痛で難儀したことを話します。この広島南アルプス縦走がその一因かもと言うと彼女は、「それしかないでしょ」と断言。それからしばし、この間の山行談義。再開を誓ってすれ違います。
さて、低コブから道行地蔵。もちろん今日は、安楽ルートを登っていきます。鬼の散歩道にさしかかると、地面にスズメバチ注意の文書。急カーブの角には、そのスズメバチが、地面すれすれに低く飛んどるじゃないか。もちろん、過剰に意識したりせず、さっさと通りすぎます。やがて、山道への合流点あたり、杖をついた高齢者と、それより少し若そうな男女。
すれ違いざまに話をしている様子。男性の方は何やら、そのあたりにユリの種を巻いているらしい。そのつぶやきが耳に入ってきました。あいさつを交わし、その間を通って先へと向かう結構長い道程。八畳岩から、ベンチが撤去されている展望所を過ぎて、やうやう鬼ヶ城山ピークに10時46分。ここでひと息。よし、次へ向かわむ。
もちろん、パノラマルート下り口には、あの酒飲み鬼の小さな像。そして、遊歩道に入ると、左に「シャトルレディース」とか「山ガール」と書かれた木札。何のことじゃろうようわからんかったんじゃが、後から写真をチェックしてみると、どうやら、新しい道の案内ではなく、「植樹」をした証らしい。この樹は、サクラのような感じ。
さてその後も、数組のハイカーとすれ違いながら歩を進めて、やがて竹林の下山道へ。最後に男性ハイカーとあいさつを交わして、草沼道下山口。竹杖を抱えて歩く横断歩道から見える電子表示板の気温は、19℃。渡りきってしばし、今度は捻じれ階段。これを210段カウントしてやうやう、見越山への尾根すじへ。
♓ つづき:広島南アルプスショートコース逆縦走 南半分 ③
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