女生城山 ④
そんなことで、かん木ヤブを凌がざるを得んようになってしもうた。じゃが北側に、おそらく生城山とおぼしき高峰が見える、あの方向に下りたら何とかなろうと、確信して歩を進めていきます。そして、しばし難儀はしましたが、その思惑どおり前方下に道を発見。そこへ下りてみて、左右を見渡すと、左側が明るい。たぶん、さっきの垰分岐。
念のため、コンパスチェックしてみますが、たぶん、間違いなかろう。そう確信して、右へと折れます。やがて、右上方に覚えのあるゴルフ場のものらしきフェンス。さらに、落竹の散乱する左からの谷と合流。大丈夫、まさにこの道じゃて。そう思いながら歩を進めていくと、南下山口の林道に到達。さぁ、ここからは荒れ気味の遊歩道。
一応、クマ鈴はつけたまま…。気楽に下りていきます。枯れ「金玉水」や、小滝をチェック。上流に、ため池があるせいか、川床は黒っぽくて薄汚れた感じがするのぉ。そんなことを思いつつ、名免羅川砂防堰堤。よし、ここから先は、舗装道。途中にあったコンクリ段差で、靴の中に入っていたゴミを取り除いたり、水分補給したりしての休憩。
時刻は13時30分あたり。さて、次のバスは14時18分発なんじゃ。だいぶ時間があるの。屋内で休憩したいけど、汗びっしょり。全身が濡れとるから、あの古民家カフェとやらへ寄るのは、止めとこ。迷惑になっちゃ、いけん。そこで、炎天下じゃが、いつものように六日市バス停のそばに座って、30分余り待機することに。
アスファルトの黒い縁石に座ると、めちゃくちゃ熱い。長うは、おれんで。そこですぐ外側にあるコンクリの白い縁石。尻と置いてみると、ここなら大丈夫そう。何、それに、ときおり風が吹いてきて、結構涼しいんじゃ。完歩祝いもチビチビしつつ、山歩きデータの書き出しが進みます。やがて、少し遅れてやって来たバスに乗り込んで、八本松駅へ。
♉ :(了)
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