琴石山・三ヶ岳 反時計回り縦走 ③
戻っていると左の斜面に、「三ヶ嶽⇒」の標示板を発見。「これかぁ」。踏み跡のある急な斜面を乗り上げてみると、尾根すじには山道。これじゃったんかぁ。下の方へも続いとるから、ひょっとして、まともな入口があったんじゃろうかのぉ。じゃが、今さらそれを探求することはせず。すぐに、三ヶ岳へと向かいます。
じゃがこれが、草茫々の急な摸木階段道になるんじゃ。途中で休まんと上れんで…。そんなことで、額に汗して何とか上りきったところには、電波塔のような施設。「三ヶ岳山頂(東岳)501m」と「三ヶ岳495m」と標示板がふたつ。どっちが正解かのぉと思いつつ…。さて、ここでひと休み。展望は良好なんじゃ…。
はて、ここからどっちへ行ったらエエんかの。何の標示もないで。あたりを見回して、山勘を働かせます。この建屋の左側かもしれんの。そう推測して、足を踏みだしてみます。すると、草の下に踏み跡のようなもの…。そして、その下り先にチラっと、ピンクテープ。コンパスで確認してみると、感覚とは違うけど、こっちで良さそう。
そう確信して、下りていきます。だんだん、道がハッキリしてきました。じゃが次のピークへは、急な細道。それでも何とか、中岳483mにたどり着きました。板状節理が、剥きだしになっとるの。さらに、もうひと下り上りして、西岳487mに。北側の風景を眺めながら、相棒に「今から下山するで」と、思いこんだ「安心」メールを打ちます。
そこから、三点キープが求められるほどの急な岩場をやり過ごしつつも、眼下に広がる柳井の風景を眺めながら…。やがて広い尾根の林にさしかかりますが、続くピンクテープを導きの糸として、ルートをたどることに。じゃが、どうも先がカン木ヤブに。こりゃぁ左かのと、そっちの尾根を下りてみます。かなり進んだけど、テープが見あたらんで。
こっちは、まともなルートじゃなさそうじゃ。そこで、上り返してみます。そして、さっきのカン木ヤブ。木々の間を潜って、その先を見通してみると、テープがひとつありました。こっちじゃったんか。そう判断して何とか、カン木をかいくぐっていくと、続くテープ発見。先へ行けるの。そのうち踏み跡も、ハッキリしてきた。
さらにもう一度、テーピングを見失ったりしますが、何とかこれも軌道修正。じゃがその先、進めどもすすめども下りたり上ったりのルート。地図上の位置がよう分からんようになってきたで、「いったいどうなっとるんかの…」。最後には行きつ戻りつすることも…。それでもやうやう、テープが左の谷へ。「やったぁ」と下りていきます。
♒ つづき:琴石山・三ヶ岳 反時計回り縦走 ④
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