仙酔島 小・中・大弥山縦走 ③
すぐに乗り込みます。室内になっとるところは、ドアが前も後ろも開いとるんじゃが、暑いで…。外のベンチには何人かの先着者。ちょっと、居所が落ち着かんのと、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしつつ…。そうこうしとるうち、あっというまに仙酔島桟橋。「オカ」に乗りあげて、しばし。よし、これからはまず、西端の御前山をめざさむ。
地図をチェックしつつ、右への上り坂をたどります。乗り上げると、その御前山。高校生の頃、わがオヤジの仕事の便にと連れてきてもらったとき、これが仙酔島じゃろうと錯覚しとった「弁天島」を眼下に眺めながら、ピークを東へ折れていきます。じゃがどうも、ルートがスッキリせんようになってきたで。このまま下りたら、大ごとになりそう。
そこで、ちょっと上の方に目をやると、山道らしきもの。「ああ、こっちじゃろ」と、そちらの方へ乗り上げてみると、まともなルート。これをたどって行くと、確か、はじめの分かれ道らしきものに行き当たりました。これを右に折れていくと、その先は浜。これでエエんかのと思いつつも、ひとまず下りてみます。
すると「落石のため」ということで、通行止めのフェンスのある遊歩道。何とか行けそうなので、これを回って進みます。それからまもなく、上っていくと、予定どおりの山歩きルートへの上り坂。これかぁ…。そこに佇む親子3人とあいさつを交わしつつ、やり過ごして右へ歩を進めていきます。結構な勾配じゃの。しばらくすると、左向きの「小弥山」への矢印。
こりゃぁ、行かにゃぁなるまいと上ってみましたが、ピークは無展望な林の中。「こりゃぁ、ダメじゃの」と思うた瞬間に、女性がひとり上ってきたので、そのことを伝えつつ引き返します。そしてさっきの分岐に戻ってみると、女性ふたり。さっきの人の連れですかなどと話しかけつつ、こちらは、その右から上る中弥山をめざします。
直登というわけではありませんが、結構な急坂が続きます。折り返しが、シンドイで。そう思いつつたどり着いた中弥山。じゃがここも、展望はないの。それにしても、さっき出会うた女性3人組。どうも、追うてくる気配は見当たらんの。服装からしても、山歩きじゃなかったんかもしれんの。ま、それはそれ。好きにせぇじゃ。
さてと、やがて鞍部。そこから先はどうも、急坂の気配。おっと、こりゃぁ結構なもんじゃの。じゃが、大きく九十九折れになっとるで。額に汗しながら上りきったところで、三角点。鞆方面に向かう東屋。時刻は12時16分、気温30.5℃、湿度51%で、風は穏やか。ベンチには無人、無虫。よし、ここで昼メシにしよ。
♑ つづき:仙酔島 小・中・大弥山縦走 ④
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