生城山 反時計回り ②
やがて、バスは出発。アメリカ軍の「弾薬庫」バス停を通りすぎて、北へと向かいます。12分ほどの距離なんじゃが、それまでの間、停留所が結構あるんじゃ…。「長いのぉ」と思いつつも、ようやく六日市バス停に到着しました。そして、足を踏みだしたのが、10時42分。一度歩いた勝手知ったる道を、光源寺まで進みます。
もはや、シバザクラの季節は終わっとるの。寺の門前でハイキングバージョンに切り替えて、右にある東ルート登山口へと向かいます。モルタル階段の前には軽トラ。そのそばを通り抜けて上っていくと、平らなところ。ここで、さっき忘れとったサポーターを、両膝に巻いておきます。歩を進めて行くと、生城山登山口の標示板。
さて、ここからじゃと思いつつも、はじめのうちは、割と歩きやすいユル坂が続きます。ところが、ロープの張られた斜面を右へと伝うあたりから、勾配が増してきましてきました。汗しながら、しばらく上っていくと、前上方の森の上に空が見えてきます。すわ、山頂近しか…。この手の錯覚が、何度か。じゃが、まだまだ先なんじゃ。
そのことに、いちいち落胆することなく、歩を進めて行きます。すると一旦、ユル鞍部に下って、それから覚えのある急坂に。これまでよりキツイで。ま、これは覚悟しとったところ。とはいうても、長うは続かんのじゃ…。さて、コブに乗り上げたけど、まだこれはピークじゃないの。ちょっと進路が分かりにくいので、ルートファインディング。
右側奥の坂。これをロープを伝って乗り上げるとやうやう、山頂広場にたどり着きました。おっ、この前より草がスッキリしとるで。地元の「光源寺仏教壮年会」の人たちでも、ボランティア作業をしてくれたんかの…。今日は、北西側にあるベンチに腰かけて昼食をとります。気温24.2℃、湿度36%、結構な日差しはあるけど、ときおり吹く風が涼しい。
オムスビとユデ卵をゆったり食べて、19分間。帰りのバス便まで、かなり時間があるので、このピークで若干の昼寝をせむ。とは言うても、20分ほど。風が止まると、暑さを感じるんじゃ。適当に切りあげて、周囲の山々を同定せむとしますが、あまり見慣れぬ山々、エエ具合にいかんの。そんなことで、出発は12時23分。
じゃが、はて、下り口はどこじゃったかいの。ようよう探してみると、左側にあったロープの張られた薄暗い道。これじゃの。そのロープを伝いながら、湿った落ち葉の溜まった急坂を、滑らんように踏みしめて下りていきます。それがしばらく続きますが、やがて、勾配がややユルんで、ロープなしの道に。
♌ つづき:
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