龍頭山 反時計回り ②
さて、広島バスセンター7番乗り場から、8時53分発「琴谷車庫」行のバスに乗り込みます。ときおり車窓からの景色を眺めつつ、Rとポツリポツリ話をしながら…。快適なんじゃが、長いながい道程。それでもようやく、龍頭山登山口バス停に到着します。Rが現金で支払った後、こちらもパスピィでと、ポケットを探ります。
ありゃ、定ポケットにないで。探すこちらに、運転手は、「リュックごとセンサーにかざしてみるように」言うので、そうしてみたけど、反応なし。「おかしいの」、そう言いながら、短パンのポケットを探しまくったところ、何と、いつもは入れたことのない左ポケットの奥にあった。運転手に、ひと言詫びてバスを下ります。
ま、「こういうことも、あろう」と気をとり直して、対側のバス停にある待合小屋へ行って、Rとともにハイキングバージョンに切り替え。さぁ、行くぞ。細い県道を、北へと歩きます。すると、後ろからやってきたクルマがすぐそばに停まって、運転していた女性から、確か「ドゥドゥ?カフェはどこにあるんですか」の問い。何のこっちゃ。
「広島市からの来たものなんで、分かりません」と、返しておきます。都会者の山歩きスタイルには見えんかったんかの。ま、どうでもエエんじゃけど、他に歩いとる人間が見あたらんかったから、せうがないか。さて、記憶をたどりたどり歩を進めて、遊歩道入口に。駐車場にはクルマが5台ほど。さすが日曜日、結構、先行者がおるんじゃの。
入口にある「龍頭観音六丁」の標示からカウントしながら、勾配が大きめの林道を上っていきます。別荘用地じゃけど、ほとんど山林状態じゃの。そして、五丁を過ぎて、四丁から山道に入ります。案内板には、「熊に注意」の絵付き標示。「やっぱり、おるんじゃ。気をつけようで」と、Rと危機感を共有しておきます。
歩を進めていると、平スズを鳴らしながらおりてくる男女ハイカー。あいさつを交わして、すれ違います。さらにしばらくして、男性ハイカー。「クマは、おらんかったですか」と、たずねてみます。「大丈夫」との返事を聞いて、心の片隅でほんの少し安心。さて、この先に滝があるんじゃと、Rに話しながら上りますが、まだまだ。甘うはないの…。
額に汗して、息を切らしながら行くと、やうやう「駒ヶ滝」への分岐。Rは最近、テニス部へ入ったそうで、相当体力が着いたんかな、平気の平左で、いまにも、こちらを追い抜かむという勢い。それでも、岩階段を上ってたどり着いた滝を眺めながら、ひと休み。上から、シブキのように水が落ちてくる、涼しさ。熱くなった身体には、心地よし。
♍ つづき:龍頭山 反時計回り ③
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