龍頭山 反時計回り ③
説明板を読むと、源義仲と源義経との両軍による「宇治川の戦い」の先陣を切った二頭の馬が、この龍頭山を駆けめぐり育ったとの伝説から、「駒ヶ滝」と名付けられたとのこと。そこからの岩階段の下りには、足を滑らせぬよう特に気をつけて進みます。そして、やや勾配が増してくくるのか、「権現坂」と銘うってあるルート。
摸木階段は、一段一歩で進まむとするも、Rがすぐ脇から、今にも追い抜きそうな感じのする無言のチェック。鬱陶しいのぉ…。そこへ下りてきた、こちらと同年配らしき男女ハイカー。彼らがRに、「何年生?」と問います。その応えに対して、「頑張って」の激励。ここは、黙って見送ります。さらに、摸木階段を詰めたところで、ようやく尾根すじ展望地。
ここから、「どんぐり村」などを眺めながら水分補給しつつ、ひと休み。「だいぶ、脚が楽になってきたのぉ」と、その感じを、Rと共有して、「さぁ」と上らむとすると、何やらヒトの声。下からかのと思っていると、それは上から下りてきた女性ハイカー4人組の話し声。挨拶を交わしながらも、しばし待機してやり過ごすます。
さて、そこからの摸木階段を上るとすぐに、「前龍頭」。そのまま若干の上り坂を進んで、「中龍頭」に。「よし、もう少しじゃ」、Rにそう言いなが行き先を見ると、屹立した山。「あれかぁ~。相当な上りじゃのぉ。よう覚悟して行かむ」と、Rにも声をかけて歩を進めます。いったん鞍部に下りて、それから上り摸木階段。
これが、かなりの長さなんじゃと、心を戒めて歩を進めます。やがて、ちょっとしたユルみに。そこから上方に見えてきた東屋を、心のよりどころにして、最後の踏んばり…。やうやう、龍頭山ピークに到達したのは、12時12分。計画より12分早う着いたで。東屋は先着男女3人ほどが占拠しているので、南側の草地に座って昼メシ。
気温24.0℃、湿度50%、そよ風が吹いて心地よし。じゃが、空気が乾いとるからじゃろ、ときおり日が陰ると若干の寒さ。早う下りても、帰りのバスは14時49分発。ゆっくりしようでと、Rと打ち合わせながら、オムスビとユデ卵を食べていると、年配の夫婦らしき男女が登頂してきました。ハイキングスタイルとは言い難い服装。
こりゃぁ、山頂近くまでクルマで来たクチかの。もはや、あいさつを交わすタイミングは過ぎてしもうとる。さてと、周辺を展望して、下山にかかるか。来る前からの東屋「先」拠者はまだ、おしゃべりが止まらんようじゃ。ま、どうでもエエわ。さぁ、下りるぞ。若干の急坂を過ぎると、しばらくユル道に…。
♍ つづき:龍頭山 反時計回り ④
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