石嶽山 時計回りリベンジ ③
ここはその方向、北西へと折れて下ります。そしてまもなく、西展望岩。三石山や絵下山鉄塔など眺めてひと休み。さて下山ルートじゃ。結構な急坂を下り続けて、「そろそろ稜線からの下り分岐かのぉ…」と淡い期待を抱きつつ、歩を進めて行きます。じゃが、この先まだまだあるんじゃ。そして、もう一度急坂。それからも何度も…。
「これじゃろうかのぉ」という錯覚を抱きつつ慎重に…。左側にあるはずの、あの円盤標示を探します。そしてようやく、それを発見。ここじゃったんか。右に山道のようなものを確認。そして、場合によってはスルーするかとも考えとった天狗平。まぁ、チェックしとこ。そう思って進む、稜線。下って、ちょっと上って。そのときに、結構なカン木ヤブ。このあたりじゃったんじゃの。
枝をかき分けて、到達した小さな展望広場に。チラッと、西の山々を眺めて、さらに、よう見回してみるとここに、「天狗平」のカスレ標示板があるのを発見。そして、すぐに引き返します。一度チェックしてきたルートとは言え、結構な道程。それでもようやく、あの円盤のところへたどり着きました。左の斜面を見ると、ちゃんとしたルートがあります。
「これじゃの!」。そう思いつつ下りていくと、はじめのうちしばらくは急坂なんじゃが、やがてユルんできました。そしてまもなく、両側に墓地の広がる下山口に。適当な置き場所が見あたらんので、せうがない。その脇にストックを置いておきます。そこからすぐに、給水タンク。時刻は、12時38分。12台のバスは、53分発。
間に合うかどうか分からんけど、とにかく急げ。今日は12時53分という時刻がハッキリ分かっとるけん、「それを目標に行くぞ!」。バス路線の県道が見えてきたら、そのときの時刻によっては走ろう。そう心に決めて、速足を進めます。そうこうしているうちに、頻繁にクルマの行き来する道路が見えてきました。「まだ、行けるで !!」。
そう判断して、左膝の違和感を押して走ります。その気になれば、何とか行けるもの。多少の距離はありましたが、道路に出ました。そして、熊野保育所前バス停にたどり着いたのは、12時52分とギリギリ。ひょっとしたら、すでに通り過ぎとるということもあるかもしれんが、それでもしばし、待機することにします。
たぶん、10分近く遅れてやって来たバス。これに乗り込んで、本通りバス停へと向かいます。それにしても、今日は大して疲れとりはせんと思うんじゃが、いまひとつ、山歩きデータを書き出す気力が出てこんまま…。ひょっとしたら、ラストスパートが堪えたかの。ま、それならばそれで良し。ゆっくり、心も身体も休めるべし。
♎ :(了)
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