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2024年5月27日 (月)

大将軍山・銭壷山 ②

 何やら作業している男性の姿…。近づいたので、あいさつを交わします。クルマの前に目をやると、草刈り機。「山道整備ですか」とたDscf7228ずねると、うなづいて、その後、介護ボランティァで数件訪問するとか。「ご苦労さまです」と、声をかけます。「こちらは、大将軍山から銭壷山へと山歩き」と伝えると、たいそうな感嘆の声。

 「いや、それほどでもありません」と心底から恐縮して返しますが、それでも、相当感心したような様子。「それにしても、今日は海の景色がちょっとカスミ気味ですね」と話題を変えると、「これはこれで、良いんですよ」との返事。「まぁ、そうかもしれんですね」と話を切り上げて、先へと進みます。やがて、最後の集落。ここでひと休み。

 この先の分岐から山道のはず。そう覚悟して、歩を進めて行くと、ちょっと分かりにくかったけど、左への上り坂分岐を発見。ここにはDscf7238、「大将軍山」への標示板あり。さて、ここから草っぽぅなってきたで。そして、さらに鬱蒼とした森に入ったけど、そこを抜けると、開けた尾根すじに…。赤リボンを頼りに進んでいくと、だんだん勾配が大きくなってきました。

 やがて、竹林道を進んでいくと、二連灯篭。これをやり過ごしていくと、寄付者名の刻まれた石板。金額は数円とあるから、かなり昔のものか…。そこからまもなく、大将軍の鳥居。これをくぐって、アラカシ(ブナ科)の樹木標示を見ながら、急な石段を上っていくと、いったんユル道になります。次の小さな鳥居を過ぎると、古い石段。

 これを上ると今度は、長くて急な石段に。その真ん中にある手すりを伝って上っていくと、いよいよ大将軍霧峯神社。この「大将軍」とDscf7244は、大島を占拠していた伊予河野軍を打ち破るために、守護の大内軍が祈念した八将神のひとつらしい。よう知らんけど、何やら陰陽道の神とのこと。ここからの展望は良好。瀬戸内の景色を眺めていると、ちょっと腹が減ってきた。

 10時43分か。ここで、オムスビを一個だけ食べようて。10分ほどの休憩。さぁ、行くぞ。じゃが、どっちへ行ったらエエんかの。ひょっとして社の裏側じゃろうかと、回ってみむとしますが、どうもルートらしきものは見当たらんで。じゃが、下に道のようなものが見えるの。よし、さっきの階段を下りてみむ。

 長階段の起点まで下りたけど、それらしい道はないで。おかしいのぉ。そういやぁ、あの高さなら、途中に段があったんかもと、上り返Dscf7247してみることに。ここで、いらん時間を食うてしもうたの。じゃが、「今さら、せうがない」と、覚悟をしつつ戻ってみると、そこには何の標示もないけど、先へ進む道のようなもの。ここかも…。ま、とにかくこっちへ行ってみむ。

♋ つづき:大将軍山・銭壷山 ③

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