石嶽山 時計回り ②
とういうことで、1時間遅れの出発。計画時刻を計算しなおすと、登山開始もそれくらいの時刻になりそうじゃが、どういうこたぁなかろう。そう判断して、ゆったり出発することに。バスセンターでいつものように、昔なじみのYRZ氏に声をかけます。しばらくしてやってきた熊野萩原車庫行に乗って、直通。熊野保育所前バス停で降車。
天気は、昨日までのひと足早いナタネ梅雨とはうってかわって、快晴。さて、この通りじゃったのと、歩を踏み出します。適当なところで所要を済ませて、さぁ行くぞ。脚がまだ、歩きはじめは本調子にならん。ときおり座れそうなところを見つけては、何度かなだめながら…。しばらくするとやがて、それらしき三差路。
これを左じゃったと思うんじゃがと、恐るおそる足を向けると、前の方に熊野東中学校。間違いなか。そう確信しつつ歩を進めて行くと、何やら資材置き場のような門扉が開いたところ。下りたときは、まったく気にとまらんかったの。ま、こっちじゃろと、右へ進んでいきます。間違いなく山へと進む道。やがて、前方に砂防ダム。これじゃの。
おっと、ここに、いくつかの木杖やストック。今日は太めの木杖を手にします。適当と思うとったけど、歩くにつれてちょっと重すぎるかのという感じ…。ここを右に上るあたりから、本格的な山道になってきます。しばらくすると、古い埋まった砂防堰堤。標示はちょっと分かりにくいけど、これを左に渡るんじゃの。
このあたりから、勾配が多少増してくるかの。確か、沢渡りまでは比較的緩いはずなんじゃが…。そう思っていると、まもなくその沢。昨日まで降った雨のせいか、若干水量が多いのぉ。それでも、難なく渡って、ここから本格的な急坂じゃて。覚悟して進みます。若干ヤブっぽさも出てきたで。そう思いつつ上っていくと、結構なシダ藪に…。ま、こげなところもあろう。
じゃがそれにしても、道が怪しうなってきたの。「どうも違うような気がする」とは思いつつ、岩の段差をよじ登ります。すると、前に岩壁が立ちはだかります。足元は真っ暗なシダ藪じゃ。「こげなところあったかの」と思いつつも、とにかく上へ。じゃが、シダをかき分けて岩にたどりつくも、とてもその先へは進めそうにない。
やっぱりこりゃ、まともなルートじゃないの。いったん戻るしかないで。そう思い返して後退。じゃが足元は、ヤブの闇。どこを通ってきたんじゃったかの。わけ分らんようになってきました。それでも、シダをつかみながら、足の置けるところをたどって下りていく。おっ、だんだん思い出してきたような気はするものの、じゃがそれにしても未だ、よう分からん状態…。
♓ つづき:石嶽山 時計回り ③
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