向島・高見山 時計回りリベンジ ④
いや、あれは幸崎の今治造船じゃろと指摘すると、なるほど「イマゾウですか」と頷く。そうこうしつつこちらは、オムスビとユデ卵を食べます。気温は32.2℃じゃけど、湿度28%、風も穏やかなので心地よし。やがて、彼の妻子らしき人たちが上がってきました。子は、ようよう生まれてきたばかりの様子。それを言うと、この前、外に連れて出たら、真っ赤になったとのこと。
日焼けしたんじゃろうかなどと、思いをはせます。そのうち彼らが先に下りて、こちらもぼちぼちと切り上げて、展望台から下りていると。彼らのらしき黒いバンのエンジン始動音。おっ、これから下りるんじゃの。今日は建物周回の危ないルートは通らず、まともに道路を下りていこう。そう思って歩を進めていると、左横を徐行する黒いクルマ。彼らに手をあげて、さようならの合図。
それにしても、今日は脚が痛いのぅ。そんなことで、ときおり休みやすみ、進みます。じゃがそれにしても結構、クルマが上ったり下りたりするの。安楽に展望を楽しまむとするんじゃの。そう言やぁ、あの横浜から来た男性。海の見えるところまで10分とか言うとったのは、クルマでの話じゃったんじゃろと、このとき思いつきます。もはや、時すでに遅しじゃ。
さてそれにしても、下り坂ながら脚が痛い。頻度は少ないながらもときおり、休みながら…。駆け上ってくる赤シャツのランナーとあいさつを交わしたり、電動自転車で上り途中で休憩している、幼子を抱えた夫婦とふれあい。大阪からきたらしい。尾道駅からのレンタサイクルで、坂道は、なかなか進まんと嘆きながらも、声をかけてくれてありがとうとの返事。
やがて、たぶんここじゃろと思われる「高見山舗装道路入口」合流点。これを右にやり過ごして、上って下りていくと左に「尾道しまなみゲストハウス」。さらに三差路を右に折れます。たぶんこれが、幸谷垰。時刻は12時11分。計画では、13時16分じゃけん。65分早いで。この調子じゃったら、13時前にはゴールの高見山登山口バス停に着けるかもしれん。
そう、期待が高まります。ちょっと早すぎじゃの。待てよ。それなら、12時台のバスに乗れるかもしれん。どのバス停も、あまり早い時刻はチェックしとらんの。近い川尻池下バス停は、止まらんこともあるんじゃ。よしそれなら、ちょっと遠くはなるけど、向島バスストップの安全パイで試してみよう。どうなるかは、分からんけど…。
昼どきのバス便がなければ、それはその時と、覚悟して行ってみます。遠いのとは思いつつ…大回りして、やうやうたどり着きました。時刻は、12時46分。バス停の時刻表をチェックしてみると、12時54分発の便がありました。よし、これならなお良しと、この待合所でバスを待ちます。そして、若干遅れてやってきたバスに、無事乗り込みました。
♈ :(了)
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