« 佐木島アルペンルート 順コース ② | トップページ | 佐木島アルペンルート 順コース ④ »

2024年3月23日 (土)

佐木島アルペンルート 順コース ③

 そんなことをもありつつ食事を終え、後半ルートにかからむとします。「どれがウサギの島ですかね」とたずねるスカートハイカーに、Dscf6899ついさっき、相棒と地形図をみながら同定しあった高根島をはじめとする周辺の島々のことを伝えます。そして、どちらが先に下りるか。譲り合いますが、結局、こちらが先行させてもらうことに。

 「追いついたらいつでも、越してください」と付け加えて…。それにしても、ここは急降じゃの。ときおり、ロープもあります。それにもかかわらず、足を滑らせたりしながら何とか下りて、ユルい馬の背稜線にたどり着きました。しばし安楽道じゃったが、それも束の間。やがて、大平山への急上りがはじまります。

 これも、結構な勾配なんじゃ。息を切らせつつも、あと少しあと少しと休まず、何とか乗り切って、大平山山頂。時刻は12時58分。急Dscf6900いだにもかかわらず、前回より4分遅れに。ベンチには家族らしき人々、5~6人じゃったかの。こちらからのあいさつの声かけには、こちらに目を向けた小学生ひとり以外、素知らぬふり。

 それならそれ。それ以上返事を追求したりせず。広場の西、東へ行って、景色を眺めむ。さて、その家族がフェリーに間に合うようにとか言いながら、帰り支度を始めたので、彼らが動き出す前にと、歩を進めます。はじめのうちはトラバース気味の山頂稜線で、歩きやすかったけど、まもなく。上ってきた傾斜より若干ユルメではあるかもしれんけど、結構な勾配に。

 足を滑らせんよう、特に気を配って歩きます。この滑りで起こる過屈曲が、膝関節には良うないから…。この坂が、想定どおり結構長Dscf6901いんじゃ。それでもやうやう、二本松分岐にたどりつきました。表示板の示す方向を確認せむとしていると、後ろから男性ハイカー。おりゃ、この人、これまでその姿を見たことないで。追いついてきたということは、相当速いんじゃの。

 そう思いつつも、この分岐で進路を決めかねているのか、立ち止まっているので、こちらは向田港へ向けて歩を速めます。ここからは、かなりのユル坂なので、足が進む。どうも彼は、追ってはこんようじゃ。若干、進路に不安があったけど、やがて見覚えのある柑橘畑のフェンスが現れたので、これで良かったんじゃと安心します。

 曲がり角から下へと、まさに、ときおりある標示板を頼りに進んでいきますが、やっぱり分かりにくい。ちょっと不安になったところでDscf6903、上の方を見ると、あのスカートハイカーの姿が…。相棒は、あの人に聞かむと言うが、いや、とにかく低きへ向かわむと振り切って下りていきます。するとやがて、見覚えのある通路に。

♒ つづき:佐木島アルペンルート 順コース ④

« 佐木島アルペンルート 順コース ② | トップページ | 佐木島アルペンルート 順コース ④ »

県中東部」カテゴリの記事