石岳山 反時計回り ③
ま、だんだん体温が上がってくるせいか、あまり脚の痛みが気にならんようになってきました。はじめのうちは、荒れ林道のような広くて緩やかな山道。但し、ところどころに倒木。中には、抱きついて越えなければならいような太い幹も。さらには、ヤブっぽいカン木林も何箇所か…。前回、補修隊員と一緒に下りたことを思いだしながら、進みます。
やがて、垰のようなところから、本格的な山道に。結構急な坂が続きますが、ルートは分かりやすい。そして、稜線への乗り上げを錯覚させるコブ々々…。2~3回の上り下りをのりきって、稜線合流点にたどり着いたのが、12時32分。勾配は緩みはしますが、それからも続く上り坂。ようやく、反射板が見えたのは12時37分。
あたりを見渡すと、昼メシ定位置には先着の男性ハイカーが、弁当を食べています。よし、これから石岳山ピークへ向かうぞ。戻ってくることには、状況も変わっとろぉ。そう思いつつ、先へと進みます。例の二重倒木を乗り越えて、林の中の山頂三角点。それをチェックして、引き返します。そしてやうやう、反射板まで戻ってきました。
まだ、おるで。そこで、すぐ西側にあった細い倒木に座らむ。ところが、腰を下ろしてみると、グズグズと崩れてしまいました。ま、地面に直に座るよりましじゃろうと、そこへ落ち着いたところで、隣の男性に、「どこから上って来たんですか」と問うてみると、「ため池のあるルートから」と、印象に基づいた答え。
「おっ、そりゃ、道上からのルートですね」と、返します。さてと、気温は17.7℃、湿度は35%と心地よし。オムスビと、今日は豆腐バーを食べます。その最中も、隣の男性ハイカーは話を続けます。何やら現役のときは、矢野あたりからじゃったか、わざわざ山を越えて通勤しとったとのこと。2時間くらいかかるらしい。
「元気がエエのぉ」、そう思いながら聞きます。そして、最近は仕事を辞めて、このあたりの山々を頻繁に散策しとるとのこと。じゃが、昨年終わりごろから左膝が痛うなって、思うように歩けんらしい。それでも、山歩きは活力の元と、膝に溜まった水をときどき抜いてもらいながら、続けとるとのこと。大いに共感するところ。
さらにこのところ、睡眠障害に悩まされとるとの訴えがあったので、こちらの経験を伝えておきました。そんなことで昼食タイムは、ちょっと長めの22分間。出発が13時07分じゃけぇ、計画より37分遅れか。ま、とにかく急いで下りよう。これからは基本的に、ほぼ下りじゃけぇ、若干、時間稼ぎができるはず。そう思いつつ、足速に進みます。
♎ つづき:石岳山 反時計回り ④
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