郡山 時計回り ②
そんなことをバスに揺られて考えながら、やがて到着した安芸高田市役所前バス停で降車。何やら見なれぬ「クリスタルアルージョ」とかいうカタカナ名の建物で所要を済ませて、足を踏み出します。交差点を渡って、右に郵便局。左に大きな商業施設を見ながら、歴史民俗博物館とやらの手前を折れて、山の方へと向かいます。
するとまもなく、貸し杖置き場。上る標高はいくらもないから、いらんかもしれんけど、このところ杖づいとるので、一応借りておきます。ま、ないよりあった方が歩きやすいことは、確か。しかもこの杖、腰くらいの高さじゃけど、竹を組んで巻いた、しゃれたつくり。大事に使わせてもらおう。ずっと、広い道が続きます。
それでもやがて、若干勾配が増してはくるものの、丸太階段のある参道。途中左へ折れる分岐があったけど、左の尾根へ通じているよう。これは違うじゃろぉ。そう判断して、尾根すじを右へと進みます。「本丸へ」の案内標示があるから、やっぱりこっちじゃの。先に、結構な高みが見えます。あれが、郡山かの。
これまでずっと、安楽道じゃったが、さすがに大詰めの山頂上りは、結構急な荒れ小道。それを乗り上げて、二の丸。さらに本丸。郡山402mの山頂標示をチェック。「ひろしま北里山キングパート 3」とあります。「パート 3」とは、何のことかの。いずれそのうち、この暗号を解き明かしてみたい。これは後から、写真をチェックしたことなんじゃ…。
それにしても、ここは林の中で薄暗い。木々の間から、下界の様子はチラチラ見えはするけど、どうなっとるんやら、サッパリ分からんの。はて、どこで昼メシにするか。ま、ムリして、このあたりで食べんでも。この近くに展望箇所があるとか、ネット情報にはあったで。それを探すことにせむ。そんなことを思っていると、何やらさっきから、平スズの音。
おっ、誰か近づいてくるで。そのヒトに聞いてみるか。じゃがなかなか、その姿が見えんの。そう思いつつ、東へ下りていくと、道はちょっと危なそうな感じ。尾根すじにルートのようなものは続いとるけど、こっちは違うの。そう自らを引き止めて、下山ルートを確認しながら下りていると、スズの音が、より大きく聞こえてきました。
どうも、上の方。見上げると、何やら、オバさんのように見えるハイカーが本丸あたりを歩いているよう。もはや、結構な距離感。ま、エエわい。下りとりゃぁ、何とかなろう。そう思って、標示をチェックしながら進んでいくと、確か、「展望箇所」?の案内。「こっちか」と、その尾根すじをたどって行きます。
♏ つづき:郡山 時計回り ③
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