« 十方山 瀬戸の滝口からピストン ① | トップページ | 十方山 瀬戸の滝口からピストン ③ »

2023年11月 7日 (火)

十方山 瀬戸の滝口からピストン ②

 結局、駄荷バス停からの往復がなくなって、しかも今回、瀬戸の滝をスルーすることにしたから、総距離10㎞弱に。そして、登山口のDscf5760標高は540mほど。山頂1328mまでの標高差は、800m弱。これなら、白木山駅から白木山へ上るほどじゃの。大丈夫じゃ。脚の調子もこのところ、まぁまぁじゃし、何とかなるで。そう楽観。

 さて、吉和インターから、その「駄荷」あたりを過ぎると、急に道幅が狭うなってきた。まるで、「ポツンと一軒家」へ向かうような山深い一本道。クルマ一台分じゃの。ときおり離合場所が設けられとるものの、対向車に出会うたら難儀そう。気をつけながら、進みます。何とか無事、目的の「瀬戸の滝」駐車場たどり着く。先着車が3~4台。まだ余裕はありそう。

 クルマを降りて、さぁ、出発。地図を見ると、出だしの標高差300mくらいは、等高線が詰んどる。相棒に、「しばらく急坂で」と告Dscf5768げます。滝の音を聞きながらやがて、尾根すじに乗り上げて進んでいくと、ややユルみはしますが、今度は谷すじを左に見ながら、斜面を縫うルート。道幅の狭いところや、進路を塞ぐ倒木などもあって、若干危ない。

 それでもしばらく上っていると、次の尾根すじに乗り上げ。ややユルくなって、気分は楽になりますが。それでも、ときおり急勾配。何とか乗りきって、やうやう、待ちにまった5合目標示。標高は1021mとのこと。山頂までの標高差は300m弱じゃが、距離は後2.65㎞。そこから若干、足場の悪い急下りが…。「それで、『5合目』にしとるんかも」と、相棒と共感。

 その後はいくつか、急な上り坂。下りてくる先行者2組とすれ違い。こちらは、クマよけに鈴を着けとるんじゃが、先の男女ペアはしDscf5769とらんかったな。後の男性ふたりからは鈴の音。県西部の山には、クマがよう出るらしいけん。用心に越したことはなかろう。そんなことを話しながら、上っていくと、等高線が大きくユルむあたり。標高1200を越えたかの…。

 高い針葉樹などが見あたらんようになって、開けたクマ笹の原。空も青うて、気分がエエのぉ。やがて、目じるしにしとった、遭難碑を左に入ったところに、チェック。さらに進んで、十方山(1313.8m)山頂に到着じゃ。時刻は11時34分。4~5人の先着ハイカー。あいさつを交わして、「滝口から上ってきたんですか」と問うと、是の返事。

 「これで、駐車場にあった先着車の乗員はすべてかの」。さて、もうひと踏ん張りして、北の1328ピークへ行かむ。右の方を眺めるDscf5770と、小高いピークが見えるけど、何となく、ちょっと遠いような感じ。じゃが、あれじゃろと、ピークで楽しそうに過ごしているグループを後にして、山頂標示柱のすぐ後ろにあった山道をたどることに。

♒ つづき:十方山 瀬戸の滝口からピストン ③

« 十方山 瀬戸の滝口からピストン ① | トップページ | 十方山 瀬戸の滝口からピストン ③ »

西部」カテゴリの記事