高山 搦手道ルート ③
じゃがこれもやがて、ヤブ入り。それでも下を見ると、道のようなもんが続いとるんじゃ。ネット情報では、「細竹のトンネルを潜る」とか、カッコつけよったが、結局ヤブ漕ぎじゃの。ま、それでも前回と違うのは、「先にルートがあるはず」と確信しとること。何とか、ときどきサルトリイバラのトゲが、腕に突き刺さるヤブを凌ぎます。
すると、広い谷に出てきました。ロープやテープが案内。やや急な勾配を乗りきって、先の尾根すじに乗りあげてみると、どうやら、目的の「西の丸」あたりか。その右にも開けたところ。「どうするかの」、逡巡したけど、行ってみることに。確かに西端のコブ広場じゃが、何の標示もないで。あまりない展望箇所をチェックして、戻ります。
さっきの「西の丸」らしきコブ。ひょっとして、こっちは「太鼓丸」か?。さらに東へ進まむとすると、ロープの張られた急コブの坂。これが2~3ヵ所続きます。やがて最後のロープ坂を乗りきってふり返ると、見覚えのある支柱。おっ、ここか。この先に見えるのは、「高の丸」三角点じゃろ。よし、この新高山眺望所で昼メシにするかと思うたけど…。
岩の座り心地は良うないし、展望もいまひとつじゃの。よし、それなら「イワオ丸」まで行かむ。そう決断して、さっと「高の丸」の高山城標示板を確認して、東へ進みます。「イワオ丸」には、11時37分到着。気温25.6℃、湿度32%。さっきの眺望所での測定じゃが、たいして変わりはすまい。ここでゆったりと本郷の街並みを眺めつつ、オムスビとユデ卵を食べます。
今日は次のJR便まで時間があるから、「ゆっくりしよ」と、イワオの上に横になります。じゃが、しばらくすると、暑うなってきた。
長うはおれんの。さて、下山にかかるか。歩を進めると左にあるコブ。これも何とか言うんじゃろうけど、そもそも城跡探索じゃぁないんじゃ。歩くことに専念。そんなことで、しばらく段差に気をつけながら下ります。
やがて、分岐。今回は非健脚ルートを下ります。じゃが、はじめの斜面通過は細道。ロープの張られたところもあったりで、安楽とは言えんの。その難所をやり過ごしてからは、割と歩きやすい山道に。九十九折れを下りていくと、合流点。ここからすぐなんじゃと思っているうちに、下山口。時刻は、12時16分。
落ち葉を掃き清める、無口な男女ふたり組。「お疲れさま」と声をかけます。昼メシも食わず、熱心じゃの…。それから先、地図をチェックしつつ、本郷小の西側を下りて、本郷駅北口にたどり着いたのが、12時30分。次の便まで30分あまりの余裕。下りてくる途中、思いついて「新高山」の地元での呼び名を聞かむとしたけど、それにふさわしい人には出会わんかったの…。
♓ :(了)
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