広島南アルプスショートコース順縦走 ③
そんなことでようやく8時54分。無人の武田山ピークに到達。風景を見渡しつつ、ひと息入れて、さぁ、火山めざすぞ。弓場ルートの急降。さらに、水越峠から黒谷山へのところどころにある急坂上り。木杖が役に立ちます。ここから先が長いんじゃ。それでも何とか、行けそうじゃの…。そんなことで、やうやう9時58分、火山ピークに到達。
休んでいたふたりの女性ハイカー。彼女らからの「今日は暑いですね」の声に、半ば共感。「どちらから」と聞かれたので、「武田山から」と答えます。すると、「すごい!」の反応。どうも、地元の人らしい。あまりに感心するので、「これから鈴ヶ峰まで歩くから、ここらでシンドイとか言うとられんのですよ」と、クギを刺してひと休み。
やがて、彼女らが南へ先発。途中で追いつくかもしれんと告げておきます。さてこちらも、サツマイモムシパンをカジって出発せむ。すると、南方面から上がって来たワンストックの男性。あいさつを交わすと、「去年上ってきたときより、シンドかった」と泣き。それは適当に聞き流す。すると、「武田山からここまで、どのくらい」との質問。
「確か、古市場駅出発が7時30ころじゃったから、2時間半ほどかな」と答えると、うまく伝わらんかったのか、「2時間か」との反応。「まぁ、ここからは大半下りじゃけぇ、そんなもんかな」と応じつつも、「武田山への上りは結構ハード」と、つけ加えておきます。その疲労困憊ハイカーが行くかどうか分からんが、後は自己責任。
「お先に」と断って、丸山へと足を踏み出します。「春日野団地は、ほぼ完売じゃの」と眺めつつ、のろし岩にさしかかると、さっきの女性、ふたり。展望を楽しんでいる後姿に、「気をつけて」と声をかけて、岩場を下りて行きます。何とか行けるの。大原分岐を過ぎて三田峠。そこから上って、ユルい小堀山。まもなく、そうめん滝分岐。
これをやり過ごすと、権現峠に。さて、ここから石山じゃ。いつものように岩場を乗り越えて、ピークに乗り上げます。ここからは、稜線をたどって、やうやう丸山。山頂標示板は無事じゃった。ここで、ひと息つきます。時刻は、11時09分。まぁ、適当なところじゃが、気を抜かずに先へ進もうて。
これからは、割とユルやかな歩きやすいルートが続くんじゃが、多少、この夏の長雨で抉れがヒドうなっとるようなところも…そんなこと思いつつ、三滝山分岐を過ぎて、畑峠。行き交う複数のバイクをやり過ごして臨む取付きから、若干の急上りをやり過ごして、大茶臼山ピーク。ここはサッと通り過ぎて、展望岩に12時00分到着。
♐ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ④
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