高城山 みどり上~鴨の巣 ②
待機していたロープウェイ型の無人車に、乗り込みます。たまたま前に座った男性にたずねてみると、廃止は来年4月ころらしい。こ の人、写真を撮りに来たとのこと。カメラでも入とるんか、大きな包みを抱えとるの。そして、「ローレル賞を受けとるのにもったいない」との話し。なるほど、車両ドアの近くに、1999年受賞のプレートが貼られとる。
何のことかよう分からんけど、ありがたいことなんじゃろなぁ。その男性に、「こっちはこれから山歩き」と、車窓の向こうに見える高城山あたりの稜線を指します。すると、「今日も昼は結構暑うなるでしょ」と言ってきたので、「何、そうはいうても、盛夏のころほどじゃ、ありやせんですぜ」と返すと、「なるほど」との応答。
さぁ、終点の「みどり中央」駅を下りて、西へ下りて行きます。北へまっすぐ向かった方が、余分な下り上りをせんでもエエかと思いはしましたが、登山口がこの住宅地の西端の途中にあることも考えられるので、あえてそうすることに。通りの底には、大きな飼い犬。それを回避して、今度はさらに、西へと上っていきます。
その角下に、池があることになっとるので、位置確認のためチェックしようとしますが、フェンスとそれを取り巻く草で、よう見えん。虫が接触するのは厭わしいけど、それでも近づいてみます。すると、池そのものはさだかに見えませんでしたが、調整池らしきものがある雰囲気。ここじゃの。そう判断して、やや急な坂を先へと進みます。
やがて、ほぼ西北の先端、曲がり角近くへ乗り上げたところ、「高城山登山口」標示板を発見。「これか!」。ここからは、しばし階段道。電波塔のある尾根へ乗り上げると、ひとつ西側からの道が上っとったの。「こっちからも、来れるんじゃ」。やがて、進路にはテーピング。さらにロープも張られとる、結構な勾配。
それでもようやく、「みどり上」、「みどり下」のルート分岐に到達。そこからちょっと下りて、地図にある瀬野川中へのルート?を探してみます。すると、カン木の斜面にあるテーピングを発見。まともなルートかどうかは、歩いてみんとわからんの。そんなことを考えながら、今日のところはとりあえず、このまま高城山ピークをめざします。
ここからも結構長いんじゃと、覚悟を決めて上っていきますが、いくつか、山頂分岐点と見まがうコブ。それにいちいちアヘンドを打っとる場合じゃないの。そう思いながらも、ちょっとした残念感を味わいつつ…。そしてやうやう、正真正銘の山頂分岐点。時刻は11時02分。登山口から47分間か。まだまだ、序の口じゃの。
♑ つづき:高城山 みどり上~鴨の巣 ③
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