高山・新高山縦走 ③
そこからは、岩場がむき出しになった新高山がよう見える。足下には新幹線も…。さて、下りるぞ。途中、上りルートで危うく乗り上げそうになった尾根すじへの上り口をチェック。地籍調査のピンクテープが目立ちます。ここは下りでもスルーして、さらに急坂。そしてやうやう、あの三分岐に。今度は、これを右へ、折れてみよう。
斜面沿いの道から、やや急な下り坂を経ると、勾配がユルみだします。そして、あの緑色の標示板のある下の分岐点で合流。上りと下りとでは感じ方が違うじゃろうけど、どっちも結構キツイの。さて、ここからは比較的ユル坂。そして、草茫々の下山口に。住宅地から墓地を抜けて、例の道路に下り立ちます。さぁ、今度は新高山。
暑いけど、沼田川に出ると、吹く風が気持ちいい。よし、今日は、川沿いの道を進んでみよう。クルマも通らんし、風があって、いくぶんかでも涼しかろ。それでもやがて、道は左に折れて川沿いを離れ、橘神社の前から北へ。そしてまもなく、「新高山城跡大手道入口」の案内板。ここから、山へ入っていきます。
さっきから、ときおり目にしていた新高山の山容。尖っているので、相当な難路を覚悟して、歩を進めていきます。じゃが、はじめのうちは、割と歩きやすい道。そして、「鐘の段」分岐。ここは行ってみようて。計画ルートに入れとったんじゃ。少しばかり距離はあるものの、ほぼトラバース。それでもやがて、沼田川を展望できる小高い丘に乗り上げます。
さて、分岐点に引き返して、勾配が増した坂を先へと進んでいると、下りてくる無口な男性ハイカー。あいさつを交わして、すれ違います。そして、匡真寺跡。さらに上っていくと、広いところ。本丸跡の案内板があります。はて、ここが山頂なんじゃろうかと、あたりを見渡してみると、右の方に小高いところ。地図をみると、東端へのルートが。よし、行ってみよう。
すると、突き出した岩場。気温32.5℃、湿度45%で、やや風強し。木陰はないけど、木製ベンチに座って昼食タイム。三原の街並みがよく見えます。ちょうど手前に「音声説明機」とやらがあったので、ボタンを押して説明を聞きながら、オムスビとユデ卵を食べます。なるほど、毛利元就の息子隆景が竹原小早川の養子に入って、その後、三原本家の当主になったんか。
毛利は、武田を滅ぼした宿敵なんじゃ。ま、自分が安芸武田氏とつながりがあるんかどうか、定かには分からんし、500年も前のこと。敵愾心を燃やしても、せうがないの。そんなことを思いつつ、何とか全部食べることができたで。脱水症にはなっとらんの。そう確信してふり返ってみると、両側に磨崖仏。ちょっと、険しい表情。
♊ つづき:高山・新高山縦走 ④
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