白木山 椿谷・滝~正面コース ②
効果が出るまでには、時が必要じゃけんの。そんなことを即座に済ませて、登山口へと向かいます。確か、上の道じゃったよのと、確かめながら…。ま、これに乗り上げたら、大丈夫。まもなく、背後に男性ハイカー。「越さばこせ」じゃが、しばらくついて来る様子。女性ハイカー2人は、ゆったりと出発したよう。
やがて、御木戸登山口。ここは通過とふり返ると、男性ハイカーと女性ハイカー2人は、どうもここから入山するらしい。それはそれで、好都合じゃの。そんなことを思いながら、進んでいると、ケモノ避けフェンス。チューブフックを外して、入ります。もちろん、その後すぐに、復旧。さてと、ここを歩くのは、久しぶり。山道が整備されて、歩きやすうなっとるような感じ。
やがて、下りてきた男性ハイカー。あいさつを交わして、どのコースを通ってきたんか、たずねてみます。すると、正面コースから上って、バリェーションコースを下りてきたとのこと。落ち葉が取り払われて、歩きやすかったらしい。そこで、こちらは、椿谷・谷ルートに挑戦するつもりと話します。じゃが、滝ルートをそのものを、よう知らんようじゃ。まぁ、そんなもんか…。
さて、問題はそこからじゃった。沢は、土日に降った雨で結構な水量。しばらく進んで行くと、山道は上下に分岐。ここは上じゃろ、そう思いこんで辿ってみましたが、道は先細り。行く先が曖昧になってきた。この右上の尾根に上がるようなルートも見あたりません。少し引き返してみたけど、未だ進路が判然とせんで。よし、「賢者の選択」。大返しをしてみよう。
「いまひとつ、よう分からんの」と思いつつ、さっきの上下分岐まで戻ってきました。こうなったら、下の道を進んでみるか。するとルートが続いとるで。こっちじゃったんじゃの。そう安心して、歩を進めていきます。じゃがそこから、沢渡りあり、段差の小滝の横を上る急坂ありで、ひょっとして、もう滝ルートに入っとんじゃなかろうかという錯覚。
しばしの試練を乗り越えて、たどり着いた「椿 ケンカ別れ 広場」。ここが、「ひのき尾根」、「バリェーション」、「椿谷」各コースの分岐点になっとるようじゃ。いったん、少しだけ戻って、椿谷ルートへ。やがてこれも、よう分からんルートに…。ときおりあるテープをチェックしつつ、沢の岩場などをたどって行きます。
こここそ、もう滝ルートに入っとるんじゃなかろうか。そんなことを思いながらも上って行くと、ようやく、例の「滝ルート」の標示板。これか。ここからが、まさに本格的な、滝ルートなんじゃの。じゃがこの先、このまま沢の右側か、それとも渡って左側か。どちらにも「道のようなもの」が見えるけど、テーピングはいずれにも見あたらんで。
♈ つづき:白木山 椿谷・滝~正面コース ③
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