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2023年5月 2日 (火)

弥山 大聖院~もみじ谷 ②

 軒に吊るされた行燈の絵は金魚ばかりで単調じゃの。そう思いつつ歩を進めて行きます。やがて、五重塔の丘を右に巻いて、紅葉谷公Dscf4140園への分岐を通過。久しぶりじゃけぇ、記憶が定かではないの。こっちじゃったかのと確かめながら、大聖院ルートへと入って行きます。進むにつれ、こっちで間違いないとの確信に。

 やがて、太鼓のようなものを連打する音が聞こえる大聖院を、川向う右にしながら、砂防ダム。先ほど、こちらを追い越した男性。トリイに手を合わせたり、スマホを眺めたりして、ユルユル歩いてたので、再び先に行かせてもらうことに。その先にいた、アングロ女性も追い越します。それからしばらく、階段を上ってたどり着いた休憩所でひと息、水分補給。

 そして、木の間からずっと、下の方に小さく見える宮島大トリイを背景に、Rの写真。さて、出発せむと足を踏み出したところ、ツルDscf4141っぱのアングロ男性が上って来たので、手をあげて、あいさつを交わします。彼もここで休憩するらしく、その後は追うてこなんだの。下りてくる親子づれ。子どもが先行。「元気ですね」と声をかけます。

 しばし上って行くと、もうひと組、親子づれ。同じように声をかけんじゃが、「(山頂まで)まだ大分ありますよ」との応え。それを聞いた分けじゃないんじゃがのとの思いはあるものの、「そうですか」と返しておきます。さらに階段を上っていると、左下でガサゴソという音。目を向けると、薄暗い谷にシカが一頭。それに気づかぬRにも、伝えます。

 そこからしばらく、左には大きなナメラ岩の上を流れる沢が見えてきました。さっきRが関心を示さんかった、白糸の滝の上流じゃのDscf4145。そこからも、階段をズンズン上って行くと、石積みの大きな砂防ダム。その手前の沢を渡って、対岸に。「白糸川1号砂防堰堤」の石板。この沢は、白糸川と呼んどるんじゃの。

 もう一度、今度は小橋を渡って、右岸。そこからもずっと階段じゃった。天まで続く分けじゃないから、いずれ終わると、Rには言うとったものの、やっぱり長かったの。そんな思いで乗り上げた、峠。今日は駒ヶ林はパスしてすぐに、仁王門側へと向かいます。次に乗り上げたところから、神社への階段がまだあるでと、Rに告げます。

 じゃが、そこに至るまでも、岩階段が延々と続く、結構ハードな上り。それでもやがて、その肩に乗り上げます。そして、しばしの石Dscf4149段を上ることに。ま、そうは言うても、ここは先が見えるんじゃ。「社」の左横のルートあたりから、何人かとすれ違いながら上って行くと、干満岩。今日も岩横の小さな穴には、水が溜まっとるの。

♑ つづき:弥山 大聖院~もみじ谷 ③

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