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2023年4月19日 (水)

黄金山 時計回り ③

 「あれじゃろぉ」と、そちらの草叢へ足を踏み入れてみます。そして、その尾根すじに乗り上げてみると、山道。これが、下から続いDscf4075とるで。どっか、下の路地のどこかに入口があったんじゃろぉの。またいつかそのうち、探してみるとしよう。今日は、この先へじゃ。そう思いながら、やや急になった坂を、上って行きます。

 ところが上の方は、背が高くて黒い、フェンスのようなものがあって、行き止まりに。じゃが、覚えはあるような…。そこで、左の畑地のような段を周って、歩けそうなところを、たどって行くことにします。高低差のある段のような、急坂を乗り上げると、窪地のあるヤブ。こりゃぁどうも、前に通ったことのあるルートじゃないの。

 さて、どうするか。カッポンを食べながら、右側の何とか歩けそうなところを伝って、さっきのフェンスの内側を半周。さらにその先Dscf4079は、散乱した竹ヤブで歩きにくいこと、この上なし。じゃが、その上にはどうも、道のようなものがありそう。何とかかんとか乗り上げてみると、けっこう広い山道がありました。これが正ルートじゃったんじゃの。

 いったい、どこで間違えたんじゃろうか。いよいよ、逆コースを歩いてみんといけんという気持ちに。そんなことを考えていたら、すぐに見覚えのある峠。西の84ピーク方面をチェックして、東へと向かいます。若干の急坂などを乗りこえると、やがて、山頂下駐車場へ向けての、排水路沿いの急登。雨で濡れた岩がゴツゴツ。

 ここは滑らんように気をつけて、歩を進めて行きます。広場に近づくにつれ、勾配が大きくなってきます。張られているロープを、つDscf4080かみながら…。そしてようやく、コンクリートの模木柵を乗りこえて、到達。さて、山頂までもうひと息じゃ。そこからは、急な階段の折り返しを上って、やうやうたどり着いた展望台。

 おりゃ。ボッケェ解放感。前は確か、小さなビルがあったような覚えが…。まぁエエ。それより、時刻は11時45分。計画どおり、ひとまず、ここで昼食にしよ。ちょっとだけ雨粒が残っているベンチに腰かけて、オムスビとユデ卵を食べます。気温23.6℃、湿度47%、風は穏やかで心地よし。「マツダスタジアムはどこかの」などと思いながら…。

 それにしても確か、ここに白いビルがあったよのぉ。そんな思いで、たまたまやって来た散歩者(?)にたずねてみると、「ここにDscf4084来たのは、今日で2回目。最初からこんな感じ」との返事。そうか、この若い人では分からんの。それから、グルっと回ってみます。文字どおり、360度の展望じゃのと、改めて感心。

♏ つづき:黄金山 時計回り ④

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