岡村島 甲ノ峰 ⑤
もし、途中で気を抜かんかったら、14時29分発のバスに間に合うとったかの。11分か。気を抜かんかったとしても、微妙なところじゃったかの。ま、あまり早う着いて、長い時間待つもの…という気分はあったのは間違いないが。いずれにしても、時刻をまるまる1時間、勘違いしとったようじゃ。いけん。今後気をつけよう。
さて、次の便は15時13分じゃろうと思よったけど、バス停の時刻表をみると、15時16分になっとるで。おかしげな気はするか、バス停の時刻表の方が正しいんじゃろ。というわけで、さらに待って、ほぼ時刻どおりにやって来たバスに乗りこみます。確か、次に止まったのが久比。小学生が10ほど乗り込んできました。先生が運転手にあいさつ。
運転手がそれに呼応して、バスが出発します。生徒たちは、どこでまで帰るんかの。そんなことを頭の片隅で考えていたら、三々五々。そして最後の数人は、豊島の山崎まで。どういうことになっとるんか知らんが、結構広い範囲の通学圏なんじゃの。そんなことを考えながら、うつらうつら…。それでも、ときおり覚醒して、美しい瀬戸内海の島々をながめつつ。
後で、知り合いのここの出身者に聞いたら、子どもが少なくなったため、小中学校は相互乗り入れ状態になっているらしい。安芸灘大橋からようやく、本土に乗り上げ。そして、広駅前でバスを降りて、駅に向かい、広島方面行の時刻を確認。まだ時間はあるの。駅のコンビニで、膝の麻酔飲料を購入。早めに入って待機する列車に乗りこんで、山歩きデータを書き出します。
♊ :(了)
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