岡村島 甲ノ峰 ②
「霜焼けじゃけぇ、大丈夫」との返事。ま、それ以上の話しはせず。まもなく、向洋駅手前で「急停車する」とのアナウンス。さほどひどい停車ではなかったけど、踏切で何かあったらしく、安全確認とか…。それでも、2分遅れほどで再出発。大したこたぁなかったんじゃの。広駅からのバスの乗換えまで、待ち時間が結構あるんじゃ。
バスに乗る直前に始末したんじゃけど、しばらくすると、美しい風景も目に入らんようになってしもうた。そこで、後部座席に移動、準備していたものを使って何とか、やり過ごします。そんなことをしているうちに、初崎バス停に到着。何やかやして、出発したのは10時09分。橋をめざして歩いて行きます。おっ、キレイな橋。平羅橋か。
ちょっと短めじゃの。次の橋は「中の島」との間の橋。地図を見ると「中の瀬戸大橋」というらしい。渡って、グッと南へ回って、最後の岡村大橋。さて、この橋を渡って坂を下ると分岐。これを左へ上って行くと、表示では「農道」になっとるの。予想より、勾配は大きくて起伏もあるけど、何とか普通の「平地並み?」ペースで歩けそう。
右下に「白潟」の桟橋。これが、進んでもすすんでも見えるんじゃ。そんなことを思いながら、ようやく、ネット情報にあった三叉路。これを左へと折れると、まもなく右カーブがあって「擁壁壁面に「ハ」の字型に上がる二つのモノラック道」があるとのこと。峠の「トンネル」の後、それを探してみました。じゃが、それらしきもんは、見あたらんで。
じゃが前方に、ユル尾根が下りていました。あれから上れそうじゃの。そう思って、その尾根端の前後をよく見ると、何とか上れそうなところを発見。「これかの」と、モノラックレールの切れっぱしの残っている、ちょっと急な斜面を攀じって、尾根すじに乗り上げました。じゃがすぐに、ヤブに突き当たってしもうた。
何とか歩けそうな空間を探って、進んで行きます。ときおり、トゲのある草。歩きにくいのぉ。まったくのヤブ漕ぎ状態で難儀をしますが、それでもやがて、稜線に乗り上げ。眺めがエエと、ネット情報で紹介されとった西のコブが見えます。じゃがそこへ行くのもたいへん。まともな山道はありません。
そのピークにたどり着いたものの、眺めは、さしてエエこたぁないの。時刻は、11時59分。東の甲ノ峰ピークに行ってみるかと思いましたが、すぐそばに、ちょっと座り心地の良さそうな大倒木があったので、ここで昼メシにすることに。オムスビと鳥インフルの影響で一個しかないユデ卵を食べます。
♊ つづき:岡村島 甲ノ峰 ③
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