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2023年1月16日 (月)

与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ③

 はて、どっちじゃろうか。さっき位置確認した地図で考えると、右なんじゃが…。左分岐は坂になっていて、すぐ上ったところに祠とDscf3332石碑のようなもんがあるんじゃ。それに、その進行方向が西方向になっとるかどうか確認するために。ちょっと行ってみよう。石碑には「畜魂碑」と刻まれていました。このあたりに、屠畜場でもあったんかの。

 さらに、祠の北側にあった説明板。「十八原穀神社」というらしい。「牛の神としても崇敬されていた」とのこと。なるほどね。それにしてもさっきから、ヒトらしき気配を感じるんじゃが、どうも、その姿は見あたらんで。気のせいかの。そんなことを思いつつ下りて、右の分岐を進みます。すると突然、機械の音。ふり返ってみると、木を切る男性が…。

 もはや、結構離れているので、このまま進みます。そこからは、若干勾配の大きめの下り坂道。道のそばに並ぶ、いくつかのため池。Dscf3337やがて、はるか前方に、ゴルフ場と大規模な太陽光パネル群が見えてきました。このあたりは、さっきの神社名にもあった、十八原(とよはら)というところらしい。こちらにも、大きな百姓家が点在しています。

 但し、あくまで相対的にですが、ちょっと小さめの家も。地主だけではなく、水呑百姓や小作人もおったはずなんじゃが…。もはや、ずっと前から、時代は変わっとるじゃろうの。小梨もそうじゃったんかの。そんなことに思いをはせながら、坂道をどんどん下りていきます。やがて、ゴルフ場が眼下に見えるようになりました。何やら、話し声が聞こえてきます。ゴルフに興じる人たち。

 この寒いのに、1月2日からようやるのぉと思いつつ、さて、ここからめいっぱい西へ回って、ジグザグカーブを経たところで、与茂九Dscf3344郎池へのルート分岐があるはずなんじゃ。これまでず~と、道路歩きじゃったから、この道もそうに違いないという、もはや固定した先入観。そんな気持ちで、歩いて行きますが、それにしては、なかなか到達せんの。

 ところが、道路が谷で右に湾曲したところ。その谷のすぐ向こうに民家の屋根。確か地図では、民家の前あたりから入ることになっとったで。そう思って、右の奥を見ると、何やら山道の入口らしきもの。何の案内もテープもありませんが、この両側の尾根の間を縫う谷と沢すじの塩梅を見ると、ここかもしれんで。

 ま、行けるところまで行ってみよう。ちょっと荒れ気味じゃが、何とか道すじはありそう。すぐに小さな沢渡り。これは乗りこえて、Dscf3348進んで行きます。すると、横に張られたヒモ。こりゃぁ、「通れません」ということなんかの。じゃが道らしきものは続いとるので、とにかく進んでみます。じゃが、だんだんヤブっぽさが深まってきました。

♎ つづき:与茂九郎池 竹原小~小早川神社 ④

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