米山・大応山・姉ヶ山縦走 ③
それに対するルートはどうも尾根を直登しているようじゃから、そうなんかもしれんの。ま、今日は、はじめてじゃけん、斜面を回る安楽道にしておこう。この先も…。しばらく上っていると、右上への分岐。リボンはありますが、何の案内もない。コンパスチェックしてみると、どうも、大応山方向でもなさそう。ここはこのまま、まっすぐ進んでみよう。
するとやがて、大応山方面との分岐に到達。こっちじゃったんじゃの。そこから、南へ。米山をめざします。上っていくと急坂も。そして、市街地と海のよく見える展望所が2カ所。風景を堪能して、ピークへ。ここからの展望がないのは、ネット情報のとおりじゃったの。但し、通津方面への山道は、ちゃんとありました。いつかそのうち、歩いてみるか。
ひと息ついて、大応山をめざします。分岐点まで引き返していると、ホーキで山道の落ち葉を掃く男女ふたり。「ありがとうございます」と、お礼。藤生駅からの登山口でひどい目にあったことを訴えて、米山から通津へ下りれるんですねと聞いてみると、あまり芳しい答えではなかったけど、通れるルートはあるとのこと。
そのことにもお礼を述べて、先へと進みます。彼らの後は歩きやすい。それが結構、先まで続いとったの。途中で出会った細身の男性ハイカー。大岩ルートから上って、米山へ行くとのこと。「ご安全に」との声を残してすれ違う。こちらは、いつものように「気をつけて」と返したけど、「ご安全に」か。確か、荒木栄の三池炭鉱労働者の歌に、そんなセリフがあった覚え。
稜線トラバース道を歩いて行きます。やがて、ちょっとした急坂を下りていたところ、道を開けて止まってくれた、父娘らしきハイカー。上ってくる途中じゃったんかの。あいさつを交わしてすれ違います。そして、狭い道路に交差。ここが桜峠かの。標示はないけど、そこにある案内地図を見ると、どうもそうらしい。
そこからしばらく、米山方面をふり返りつつ九十九坂を上って、稜線に乗り上げます。地図上の位置は判然としませんが、しばらく進むと、小高い休憩所。ここからの展望を楽しみます。さらに歩いていくと、よう分からん3分岐に。はて、大応山方面はどっちになるんかの。「大応山⇐」標示板の方向が、いまひとつハッキリせんの。
その左を見ると、「一ッ葉山山頂5分」とあります。5分なら、まずこっちへ行ってみるか。そう思って、行ってみるとすぐに、一ッ葉山400.3三角点ピークに到達。ならば、あの右方向が大応山ルートに間違いないの。戻って、こっちから見ると、さっきは曖昧に感じた標示板の方向も、そのように見えるで。
♋ つづき:米山・大応山・姉ヶ山縦走 ④
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