瀬戸田観音山 ④
そういうことで、かなりのところまで調子良かったんじゃ。じゃが、だんだんこのルートもカン木ヤブの斜面になってきてしもうた。ま、上りのヤブより多少ましじゃが、それでも結構なもの。時間は、大丈夫かの。それが、バス発車時刻の12時22分が、いつのまにかすり替わって、2時(14時)22分と勘違いしとったんじゃ。
ま、それでスピードをユルめたりしたつもりはないんじゃが、歩きあるき「何か変なのぉ」とは感じつつも、まだまだ時間はあるでと、気分は余裕気味に。さて、ようやく下に人工物が見えてきたぞ。ケモノ避けフェンス。時刻は、12時36分。良かったもうすぐ下りれるぞ。そう期待は高まるんじゃが、このトタン板の上に有刺鉄線。
フェンス沿いに上ったり下ったりして、抜けられるところを探してみるんじゃが、一向に見つからん。せうがない。頑丈なところで、そばにあった木を伝って、何とか乗りこえます。さらにその下にあった段差のある林道に下りて、歩いていく。これはどうも農業用の作業道らしい。途中でケモノ避けか、封鎖されとるんじゃ。
ここで、そう言やぁバスは12時22分発じゃったんじゃ。2時22分じゃないでと気づき。もはや行ってしもうたの。帰路の料金2850円、損してしもうたが、致し方なしじゃ。こうなったら、18時台のバスか。待てよ。料金は高うなるけど、福山駅経由で帰ろう。それならまだ早い便があろう。さてそれより、こうなったらここで昼メシにしよ。
ちょうど、多々良大橋がよう見える。じゃが、これまでの疲労困憊からか、食欲はいまひとつ。それでも何とか、定番のオムスビ3つとユデ卵2つを、すべて食べ終えます。さぁ、帰るか。ずいぶん西端まで来とるの。大橋のガードを潜って東へと向かいます。結構な暑さ。日差しを受けている両腕がヒリヒリするような感覚。
さて、今度は自動車道のガードを潜って、ようやくパーキングエリアのバス停に乗りあげたのが、13時29分。バスの発車時刻を確認すると、13時47分。ちょっと中途半端な時刻。売店までは少し距離がありそう。買い出しに行くには時間が足りんか。そう納得して、ここでハイキングバージョンを解除したりして、バスを待ちます。
ところが、予定時刻をすぎてしばらくしても来んで。何か勘違いしとりゃぁせんかと、時刻表を詳細にチェックしてみますが、間違いなさそう。10分以上過ぎてバスがやって来ました。「遅くなってすみません」の運転手の声が聞こえてきたので、心は和みます。乗り込んでしばし、景色を眺めつつ、半眠半覚。
本土に乗りあげてから、山歩きデータを書き出し。福山でJRに乗り換えてからも、引き続き。何とか入野あたりで書き終えることができました。それにしても、大失敗じゃったの。何とか観音山は制覇できたけど、ま、「山を舐めたらいかんぜお」じゃ。それにしても今後、帰り便は予約せん方がエエかもしれんの。
♒:(了)
« 瀬戸田観音山 ③ | トップページ | 船越峠~岩滝山 ① »
「県中東部」カテゴリの記事
- 高山 搦手道ルート ③(2023.11.15)
最近のコメント