東山・鎮ヶ山・鎮海山 ③
とにかく高きへと、上っていきます。あれこれの分岐は、気になりません。やがて、ちょっとした広場から山道へ。ここから、結構な
勾配が続きます。そして、ルート図にない分岐。左手は模木階段になってはいるものの急下りの坂。この道、どこへ通じとるんかの。そんなことを思いながらスルーして、右の坂を上ります。
やがて、尾根の肩。山頂への三角形の標示板。そこからはしばし、ユル尾根。じゃがまもなく、ロープの張られた急坂に。ふり返ると、大乗連山が見えます。もうひと息、踏んばって上ると、東山稜線へ。少し歩いたところに山頂標示。よし、ここで昼メシじゃ。気温19.4℃、湿度44%風も穏やかで快適。じゃが、雨がポツポツしてきたの。
今日は、地面に浮き出ている小さな岩に座って、オムスビとユデ卵。食べていると、正面から飛んできた一匹のハチと目が会います。
どうやらオオスズメバチ。そばまで来て、威嚇音。おりゃ、今日は顔のすぐそばまで来るぞ。鼻にあたるんじゃなかろうかというくらい。ホバリングの風を感じます。ここで払うたりしたら、いけんのじゃ。
そこで、顔を背けたところ、観念して去って行きました。何じゃったんかの。さて、後半コースに出発するか。この東山上りも下りもキツいの。下りルートにも、もちろんロープ。まだよう分からんが、南北に尖った山容なんじゃろな。そんなことを考えながら下りて行くと、やがてユル勾配に。そして、また上り坂。乗り上げた「おおば山展望広場」分岐は、スルー。
縦走路を右へ行くと、ユル尾根が続きます。そして再び上り坂。タケが倒れているところもありましたが、ルートはまとも。乗りあげ
ると、反射板分岐。すぐ向うにその反射板が見えるの。さて、これも右へ、稜線を進みます。しばらくして、高崎地蔵に到達。よし、ここからしばし、往路と同じルート。
三叉分岐を過ぎて、ひょっとして見過ごしたんじゃなかろうかというくらい先に、チェックしておいた「鎮ヶ山南登山入口」。やれ、これからが急勾配なんじゃ。じゃが、標高差100ほど、そう思って上っていきますが、それでも結構な負荷気分。何とかピークにたどり着いて、ひと息つきながら、眺望を楽しみます。
そして、下りルート。はじめはそうでもなかったんじゃが、やっぱり、だんだん急勾配に。そして、「楠谷憩いの広場」へと下り立
ちます。しばしのユル坂。さらにあの尾根肩ベンチには、あの男性がまだ居った。ひょっとしたら、前回見かけたのも、同じ人かもしれん。ここでゆったりするのを、日課にしとるんかの。
♊ つづき:東山・鎮ヶ山・鎮海山 ④
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