広島南アルプスショートコース逆縦走 ③
甑岩をチェックしたりしながら、丸山ピークに到着したのは、12時29分。適度に時刻を気にしながら、火山へ向かうか。石山で展望を楽しんだりしつつ、権現峠から火山への上り。三堀山では、狭いピーク標示板あたりで、真ん中を占拠してランチをとる三世代家族らしき人たち。ちょっとばかりルートを違えそうになりますが、何とかその右側を、声をかけて通りすぎます。
あんな、ギリギリのところでメシを食わんでもよかろうにと、心の片隅でつぶやきながら…。のろし岩あたりでは、何やら話しに入りこんでいる男女ハイカーの背後を通り抜けてしばし、ようやく火山山頂に。周囲を見渡しながら、ひと息。そろそろ、脚がガクガクになってきましたが、もう少しじゃ。そう自らにムチ打って、武田山へ。
いつもながら、この先の長い道程。もはや、そういうことは考えないようにして、淡々と歩を進めていきます。今日は黒谷山ピークでも、ひと息。そして、ラストスパートへ。弓場ルートの急登、これは、気持ちで恐れるほど辛くはないんじゃ。何とか乗り上げて、稜線ルート。小さく上り下りして、武田山には14時45分。誰もおらんの。
だいぶ、視野は鮮明になってきているものの、やっぱり白っぽいで。水分補給して、下山じゃ。「忍者下り」を経て、展望広場。ここで、温湿計をチェックしたり、ハイキングバージョンの調整をしたり…。そして、簡易封鎖されている、ヒノキ林を下りていきます。やがて、長寿サクラから、未整備の尾根を伝うルート。落ち葉の急勾配で、少し滑りやすい。
何とか乗りきって、倒木の重なる七久谷尾根ルートの端緒。それを跨ぐと、その先はしばし、歩きやすいルート。今日は展望広場で済ませたので、いつも休憩する下のベンチは通過。さぁ、いよいよ最後の難所。谷ルートへ向けての、崩落沢渡りじゃ。こここそ、はみ出しルートじゃけん、整備される見通しはなかろう。
前は、砂防ダム整備のためにジュラルミンの小橋が架けられとったんじゃがの。ま、いつものように何とか渡って、谷ルートへ乗り上げます。そこで安心してしもうたのか、ちょっとした高みを越えたところで、足をとられて「背中モチ」をついてしまいました。ここで滑ったのは初めてじゃ。体勢を立て直して、下山口へと進む。
最近はアレチノヌスビトハギの姿が見えんの。まだちょっと早いかの。そんなことを考えつつ、花みずき台下山口。もはやボロボロになっている身体を引きずりながら、日吉神社横の急坂をやり過ごして何とか、古市橋駅に到着。次の便まで少し時間があったので、近くのローソンへ寄ろうと行ってみましたが、何と空き店舗に。
めったに利用せんかったけど、無いと困るの。見わたす限り、それらしきコンビニも見あたらんので、諦めて駅のホームに入って休憩。今日は疲労困憊しているのか、山歩きデータを書き出す気力なし。ずっと、ぼ~っとして、身体を休ませることに。
♎ :(了)
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