大丸峯 ③
やがて、元の道路に合流すると、正面に「大丸峯」の案内標示。そして、すぐ次の分岐を左へ。そこには「楽山」の標示。何か違うけど、ルート図では、こっちなんじゃ。ま、とりあえず、ここを上ってみよ。やっぱり、ルートどおり。途中に瀟洒な別荘二棟。三角柱を横に寝かせたテントのような形状で、脚柱の上に建てられています。
「縁がないのぉ」と思いつつ、左からの道路と合流。すぐに、右に入る路地に「楽山」の標示。これか。奥にはトイリと祠のようなものが見えます。いったい何じゃろ。ま、きょうは、”It's none of my business."なんじゃ。とにかく、大丸峯登山口。そう考えて進んで行くと、それらしき広場。そして、登山口の案内板。よし!
ここで、チースムシケーキをかじりながら、ひと息。いよいよ、ケモノ避けゲートを通り抜けて、山道へと入ります。幅広の道がフェンスに突き当たる手前、右に抉れ急坂。これを上りきると勾配は緩み、いったん平盤になりますが、再び、少し抉れがちな山道に。それでもまだ、勾配は割とユルい。それが、朽ちた半倒木を境に、だんだん急勾配に。
「水場」標示板あたりから尾根すじに向けての急登になると、山歩き情報にありましたが、すでにこのあたりから…。まもなく、「米軍風防落下地点」の案内板。空から米軍機の風防が落ちてきたんか。100㎏前後あるらしい。危ないの。もし人にでも当たっとったら、おおごとじゃ。おそらくジェット機じゃろうけどその後、風防なしでよう飛べたの。
ま、いずれにしても、人里で訓練するなということじゃ。さて、急坂が続く。少し上から見下ろしてみたけど、やぱり急じゃの。それからも延々じゃが、長々しく感じるほどには、時間は経っとらんはず。キツいからそう感じるんじゃ。結局、尾根すじ乗り上げまで、13分間じゃった。そこで、国土地理院地形図の破線ルートになっとる北方をチェック。
すると、歩けないこともなさそうじゃが、シダヤブっぽい。ま、その先がどうなっとるかも分からんし。今日は、危うきに近寄るまいて。勾配がユルむのは、もうしばらく上ってから。広くて、歩きやすい道になりはしますが、ここからが結構長かった。後からチェックしてみると、山頂までの山歩きルートの半分くらいありそう。
ポイントに設置された「残メートル標示」に、「初心を貫く」、「根性を持とう」とか励ましの言葉が書かれていましたが、100m標 示の「理論より実践」には、ちょっと違和感。理論と実践は、対立させるものじゃのうて、統一するべきものじゃなかろうかという気分。ま、ここでは、「理論」より「理屈」の方が適切では…。
♒ つづき:大丸峯 ④
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