水越山・北山縦走するも森山に至らず ②
そして、可部に入ると、やっぱりこっちも、山々が霧をかぶっとったんじゃ。下草やかん木の葉に雨粒が残っとるじゃろの。そんなこ とを思いながら、運動公園を歩きます。途中でタマゴムシパンをかじって、エネルギー補給。ちょうどそのとき、通りかかった女性ウォーカーと目が合い、あいさつの声をかけてきたので、返します。
じゃが、ここは町バージョンのようで、他の散歩者は「我関せず」という雰囲気を漂わせて、無言に通りすぎます。さてと、登山口標示板をすぎて、まもなく六角東屋。そこで休憩していた女性散歩者ふたり。ここでも目が合ったので、あいさつを交わします。すると、「山へ上るんか」と聞かれたので、「そう」と応えます。
すると、「わたしらぁ、とてもよう行かん」との泣き。「今日は、西の森山へ回って、急坂に挑戦するつもり」と話します。「それはオニギリ山のことじゃろ」と言うので、「そかもしれん」と応えておきましたが、よう考えてみると、そうたとえられるのは、490ピーク北山のことかもしれんの。それは歩きながら、後から思いついたこと。
ま、彼女らにとっては、どっちでもエかろうが…。そのときは、「気をつけて」の声に送られて、足を踏み出します。さて、上りではルートをたがえることなく、林の入口へ。さて、ここからしばらく進んだら急登がはじまるでと、覚悟します。果たして、その予想どおりの踏み跡たどりの急坂が続きます。途中でふり返ってみると、相当な勾配じゃの。
森山の西斜面は、これよりキツいんかの。そんなことを思いながら、一歩いっぽ踏みしめながら歩くこと20分ほど、ようやく主尾根に。じゃがまだしばらく、これほどまでではないものの急坂が…。そして、前回の下りで彷徨ったコーナーをチェック。そして、あといま少しの急勾配。これを何とか乗りきって、ようやく稜線。
そしてすぐに、水越山525.7三角点山頂。11時00分、計画の10時43分より17分遅れか。急登じゃったからの。ひと息だけついて、すぐに490ピークをめざします。そのまま、トラバース稜線を進んで行くと、右にテーピング。ここじゃ。見下ろすと急坂。カン木をつかみながら、下りて行きます。葉から雨粒が落ちてくるので、慎重さが必要。
勾配は、「急緩急」と続きます。ようやく鞍部。右の急斜面の幹にテーピング。こっちにもルートがあるんかの。さて、今度は80mほどの上りじゃ。こっちのルートは、ここまでの下り以上に不明瞭、難儀なことこの上ない。それでもピークに近くなると、ややユルんできて、テープが、にぎやかになってきます。
♋ つづき:水越山・北山縦走するも森山に至らず ③
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