広島南アルプスロングコース順縦走 ②
ま、誤差範囲ではあるけど、ガガラ山へも気を緩めないよう心しながら上って行きます。今日はときおりある急坂が、さほど苦にならんの。途中で、衣服調整をしますが、これはいつものこと。そう思いつつも、ピークには8時39分着で、-15分に縮む。じゃが、まだまだ大丈夫、気にすることはないという思いと、これ以上マイナスが縮まらんようにしたいという思い。
対立する思いをより合わせつつ…。「吹通し」に下りて、武田山への急登にかかります。八幡山里道へのルートは、未だ通行止めになっとるで。5月のショートコース順縦走までの修復は見込めんかの。そんなことを考えながら、乗り上げた展望広場でひと息。ふたつ買ったムシパンのうち、アンノウイモケーキをかじります。
さて、まだまだこれからじゃ。無人の武田山ピークには、9時19分。-12分になっとる。このままズルズルと後退させるわけにはいかん。何とかマイナスを取り戻したいという思いが、強くなってきました。一生懸命歩きます。難所、弓場ルートを下りて、水越峠から火山へと向かう。今日は気が向いたので、黒谷山ピークでひと息。
ムシケーキの残りをかじって、この先の長い上りに備えます。まもなく、ニセ水越峠じゃと考えながら歩いたのに、その分岐を見過ごしてしもうた。その次の、春日野分岐は確かにチェック。さて、いったんユル下りの後、これからじゃ。そう気を引き締めて、上ったつもりじゃったが、息を切らしながら火山に着いたのは、10時13分。
なんと、-8分になっとる。それにしても、武田山への上り、そして、この火山への急登部分では、苦痛に顔が歪むことしばし。臀筋がパンパンになるのはいつものことじゃが、今日は顔の筋肉を意識してしもうたの。さてと、ひと息ついて丸山へ向けて、ピークアウトせむとしたところ、何やらヒトの声。
ルートに目をやると、男女のハイカーガこちらに向ってきています。「今日はじめて出会うハイカーじゃの」と思いつつも、こちらが待っているにもかかわらず、ソゾロ歩き。ま、別に待たんでも良かったし、人それぞれ、気分や体調があるわけで、別に文句を言う筋合いではありませんが、ちょっとだけイラついた気分。
彼らが広場にたどり着くや否や、あいさつだけ交わしてすれ違うことに。女性が連れてきた小犬が、ここまで上ってきたことを称賛しとったの。どうも、話っぷりでは夫婦じゃなさそう。ま、そんなこたぁ、どうでもエエことなんじゃが。さてと、それからしばらく、誰にも出会わず。伴(三田)峠、小堀山、権現峠、石山へと歩きます。
♌ つづき:広島南アルプスロングコース順縦走 ③
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