広島南アルプスロングコース逆縦走 ②
そこへ、ツーストックでリュックを背負った男性が上ってきました。追いつかれたということは、彼の方が速いんかのと思いつつ、そのスタイルから推し量って、「縦走ですか」とたずねてみます。すると、「五月ヶ丘へ下りるつもり」、「大儀かったら、途中で古江へ下りるかもしれん」とのこと。そして、前にストックを立てて、上半身前屈の休憩ポーズに入る。
こりゃ、先に行った方がエエの。そう判断、声をかけて出発します。コブを下りていると、ラジオの音声と鈴の音。鞍部には立ち止まっている年輩の男性ハイカーがひとり。彼もツーストック。あいさつして、通りすぎます。さて、いつでも追い越される覚悟をして、歩を進めます。再び暑くなってきたので、服装調整に若干の手間。
すると、背後に人の気配。ふり返ってみると、ちょっと下の方に、年配ハイカーらしき人影が…。大儀ぃハイカーじゃなさそうじゃが、結構速いの。それで、気持ちだけペースアップ。急坂を上って、西峰に着いたのが8時59分。ジャスト基準時。ひと息ついても、誰も上がってこんの。さて、次は東峰じゃ。淡々と歩を進めます。
若干の下り上り。そして、東峰ピークへのブルーシート階段。これを乗りあげると、マスクをして話を交わしている男女3人。あいさつして、ルートを塞いでいる彼らの間を、通り抜けます。時刻チェックして、さらに島々を眺めむとしていると、彼らが動き出す気配を見せたので、こちらもひと息つく暇もなく、すぐに出発。
しばし、背後に気を向けながら進んでみましたが、どうも彼らの選択は東尾根ルートではなさそう。さて、急斜面から尾根すじを経て、鉄塔鞍部、そして道行地蔵。上りは急坂を2カ所上り、やがて鬼ヶ城山には、9時47分。ついに+2分に。まぁ、誤差範囲。水分補給しながら、これから向かう大茶臼山など、周囲の風景を見渡します。
下りじゃけぇ、パノラマルート。すると、上ってくるハイカーがふたり。ひとりは、何か見たことがあるような印象的な顔つき。何じゃったかのぉ…。そうじゃ、「〇瓦」じゃった。そんな不届きなことを考えながら、落ち葉の払われた遊歩道を進んで竹林へ。それにしても今日は、体育会系女史には出会わんかったの。
年に1回、会えるか会えんかじゃけぇ、まるで「七夕」のごとある。そんなことを考えながら、草沼道の横断歩道を渡ります。歩きあるきチェックした、デジタル温度計は8℃。身体を動かしとるからじゃろう、さほど寒くは感じんもの。そして、捻れ階段。上りなので、ほぼ正確にカウント、211段。
♓ つづき:広島南アルプスロングコース逆縦走 ③
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