広島南アルプスロングコース順縦走 ②
ひと息つきながら、風景に見入っていると、平たい鈴の音が聞こえてきました。じゃが、ハイカーらしき姿を見かけることもなく、弓場ルートに。急降を制して、まさに水越峠というあたりで、さっきとは違う鈴の音が響いてきました。左の斜面ルートから現れたのは男性ハイカー。たずねてみると、火山をめざしているとのこと。
そして、前方からも男性ハイカーが。この人には改めて聞かなんだが、武田山行じゃろ。さて、合流ポイントには、火山ハイカーより、こちらがほんの少し先着していたので、先に行かせてもらいます。越さば越せとい気持ちで。ただ、後追者ができると、気持ちが前に押されるので、少しばかりじゃが、足を速ませることができそう。
じゃが、すぐの音はすぐに聞こえんようになったで。それからも時折り、ふり返ってみたけど、火山ハイカーの姿は見えず。のんびり歩いとるかの。さてと、難儀で長いルートを乗りきって、火山山頂にたどり着いたのは10時21分。ここで+1分に。さっき武田山手前の展望広場で、早々にかじったタマゴムシパンの残りを、半分ほど食べてエネルギー補充。
ここにあるアストラムライン側中心のルート案内板、こんな活字版じゃったかの。ここに記されている未踏ルートは、また、縦走休みの夏場にでも歩いてみるか。じゃが、真夏は結構しんどいんじゃ。そんなことを思いながら、丸山へ向かいます。伴峠に近づいたころ、女性の声が耳に入ってきました。はて、こっちへ来るんか、それとも向うへ進んどるんか。
まもなく、伴峠(三田峠)に下り立ってみると、男性ひとりを含む女性4~5人のグループ。あいさつを交わしたところ、「どこまで?」と聞かれたので、「鈴ヶ峰の向こうまで」と。さらに「何時間くらいかかりますか」との問いには、「あと6時間くらいかね」と答えます。すると、感嘆の声がもれてきました。
帰りのバスに間に合うよう、タイムキーピングをしていることを伝えると、「ここで話をしている場合じゃないね」と送り出してくれました。まぁ、多少のふれあいは、おりこみ済みのつもりなんじゃが…。じゃが結局、彼女らの山歩きについては、話を聞く余裕がなかったの…。さてと、丸山をめざして小堀山、石山、観音山。
そして、丸山ピークには11時24分の到着で+2分。+2分は気に入らんけど、一応ペースはキープしとるの。さて、ここからは多少の上り下りはあるものの、ほぼトラバースなルート。いつもここはペースを上げて歩くから、ちょっとやそっとのことじゃぁ、時間短縮できんのじゃ。このロングコースは、文字どおり「自分との闘い」。
♐ つづき:広島南アルプスロングコース順縦走 ③
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