431~水越山縦走 ③
時刻は、11時29分。予定より早いけど、ここで昼飯にしよ。さすがにここは、ちょっと雪っぽい。そのため、立食にするかと思っていましたが、ちょうど良い塩梅で斜めになっている木の幹。その雪を払って、座ります。気温3.6℃、湿度47%。寒いので長居はできません。後からタイムチェックしてみると、10分間じゃった。
到着時刻は、ほぼ計画どおりじゃけぇ、焦ることもなかったんじゃが、この先、アイゼンを着けたりしたら、ペースダウンする感応性が大きい。その余裕を、創っておく必要があるんじゃ。そう心の片隅で思いながら、後半ルート。とはいうても、これからの方が、たいへんかも。それが、いったん坂を下りると、分岐があったんじゃ。
ここまでのルートの流れから、これをまっすぐ進んでしもうた。そのまま下っていくと、先がなくなってきました。「おかしいの!」。水越山の西尾根すじに続くはずなんじゃが・・・。地図をチェックしてみると、どうも、南側の枝尾根ルートに入りこんでしもうたよう。すぐに引き返します。小上りの坂。予定外と思うと、少しばかりクソッタレ気分に。
さっきの分岐に戻って、よくよく方角をチェックしてみます。すると、やっぱり進路は左に曲がる方じゃったんじゃの。そして、もう一度右(東)方向へ折れて、西尾根ルートに。こっちは結構雪が積もっとるで。じゃが、アイゼンを着けるまではないか。覚えのある岩群の突き出たところを経て、490ピーク方面への枝分岐を探しさがし歩きます。
ひとつはこの前歩いた破れルート、こっちは尾根すじにあったはずの赤テープが分からんかったの。そしていまひとつ、地形図上に記載されている短いルート。これも目印らしきものは見あたらんかった。そんなことで、いきなり、稜線からの490分岐に出くわすことになってしもうたんじゃ。時刻は12時30分。
計画では12時17分に、北山に到着することにしとったから、大遅れというわけでもありません。しかしこの急降・急登、アイゼン必須じゃろ。予定外の積雪でもあるし、今日はこの490ピークは止めとこ。そう、自らを甘やかす判断をしてしまいます。じゃが、「畜生!」という自責の念は、あまり湧いてこんの。
それよりも、「これは英断なんじゃ」という気分で、前に進みます。これから先は、しばしトラバース。やがて、水越山ピーク525.7三角点に到着しました。ひと息ついて、さぁ、ここからが下り。しばらくはユル坂が続きます。じゃがいずれ、針葉樹林の急坂が待ち受けとるんじゃ。今度こそ、アイゼンがいるかの。
♏ つづき:431~水越山縦走 ④
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