431~水越山縦走 ④
「ま、そのときはそのとき」と、覚悟して下りて行きます。まもなく、勾配が大きくなってきました。カン木をつかんで滑らないように・・・。ところが、やがて目の前に現れたのは、切れ落ち気味の急斜面。これを下りるとしたら、かなり難儀。おかしいの。この前上ったときには、こんなところはなかったはずなんじゃが・・・。
どっかで、分岐を見落としたかの。下りてきた坂を、山頂近くまで上り直し。そして、見過ごしたかもしれん尾根すじと分岐を探しながら、再び滑りやすい道を下ります。じゃが、それらしいもんはないのぉ。とうとう、さっきの急斜面の手前まで下りてきたあたり。すぐ右側に、分岐がありました。目立たない小さなテーピング。これじゃの。
結局、ロスタイムは計測しませんでした。この分岐からの道も、結構な急坂。カン木をつかみながら、下りて行きます。そしてようやく、斜面下りへの曲がり角。「登山道」標示板は雪で真っ白です。さてここからが急坂。そう覚悟して、下りむとしますが、積雪は少なめ。しかも、一応登山ルートにはなっとるんじゃ。
これなら、アイゼンなしでも行けそう。とは言うても、滑らんよう慎重に、歩を進めなければなりません。それでも何とか、レクレーション広場の東端にたどり着くことができました。ここからは、かなりユルくなるんじゃ。広場には、いくつか段があって、前回上ってきたルートとは、異なるところを歩くことになってしまいました。
それでも、有視界「歩行」なので、難なく道路に。そこには、例の東屋。よう見ると、四角ではのうて、六角じゃった。あのジィの言うとった「六角堂」の方が、正解じゃったんじゃ。それからすぐに、「登山口」の標示板をチェック。さらにあのジィが整備しとったのは、「段畑」への階段じゃのうて、「墓」への階段じゃった。
ま、山歩きにはあまり関係ないけど、それにしても、「適当」な、エエ加減な観察じゃったの。事実に基づかん言動は、戒めにゃぁいかん。さて、そこからは運動公園。現在時刻は13時40分なので、上行森バス停14時01分発の便に間に合うかもしれん。14時台には、その後2便あるから、慌てんでもエエんじゃが、早いに越したことはない。
突き出している、白い490ピークを見上げながら、「上らんかったの」と、心の片隅でちょっとばかり残念な気分。そんな気持ちを抱きつつ、上行森バス停に到着したのは、13時51分。まず、時刻表を確認します。ハイキングバージョンを解除して、温湿計をチェック。そして、まもなくやって来たバスに乗り込みました。
♏ :(了)
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