二神山・ががら山・鏡山縦走 ③
そこは耕作放棄畑じゃろうか。それとも冬じゃからか、荒れています。その畔跡のような、とにかく歩けそうなところを東へ。するとまもなく、山側に小さな祠。その横に道のようなものが見えます。そこへ向かってみると、やっぱり北へ向かう山道。これを北へ進むと、予定どおりに矢が谷池にたどりつきました。
さっき、祠の西を見たところ、側溝沿いに山道のようなもの。廃畑を通らんでも、あの手前をヤブの奥まで進んだら、通れたかの。ま、もはや如何せんじゃ。矢が谷池まで来れば、この先は、前回のぼってきた道。勝手は承知。このままユル道を歩いて、道路の歩道に下り立ちます。道路の右側には歩道がないので、このまま左側をキープ。
そのとき、後をふり返ると、左右に頭を降りながら上ってくる自転車が見えたので、ジャマにならんよう歩道の右端に寄って歩きます。すると、近づいてきた男性サイクラー、「山に上ってきたんですか」と聞くので、「二神山に、いま上ってきたところ」と返します。「(ハイカーは)いっぱいおったかね」と、さらなる問い。
「いや、自分ひとりじゃった。今日は寒いからね。雪が積もっとるかと思よったけど、何ものうてよかった」と答えます。「気をつけて」の声を残して、彼は走り抜けていきました。もちろん、自転車で。さてと、交差点を渡って、バス停をチェック。すると、「二神山」になっていました。ここでバスを降りりぁ良かったんじゃの。
じゃが、今度降りるか、あるいは乗るのは、いつになるじゃろうか。当分その機会を思いつかんの。さて、これから県道を南へ。広大西口バス停から先、アカシア通り交差点までの間、歩道がないんじゃ。結構クルマが通るから、ちょっと歩きにくいの。それでも、100mほどか。何とか歩きぬけると、大学の構内を通る静かで広い道。
淡々と歩いて、東のタテ道路の交差点を渡ると、「ががらみち」の標示板。なるほど、やっぱり「ががら」は、正式名称なんじゃな。そんなことを考えながら、取付きを探しさがし、坂を上っていきます。確か、ガードレールがあったんじゃが・・・。まもなく、到達。いったん道路から下りて、急な上り。しばらく、けっこうな上り勾配が続きます。
それでも、やがてコブ。何やら、「基準点」とかの埋め込みがあります。このあたりから、若干ユルめに。それから、左への分岐が2カ所ありました。地形図上は1本なんじゃがの。そんなことを思いつつも、山頂に乗り上げて330.8三角点。ここは、三分岐になっています。時刻は、計画より4分早い11時37分。
♈ つづき:二神山・ががら山・鏡山縦走 ④
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